甘えるということ
私は人に自分の気持ちを伝えることが苦手だ。年上の人、慣れない環境ならなおさら言えない。今日はバイト先であったことを書こうと思う。
あれは2月くらいのことだったかな。私は朝からの勤務で12時で終わるはずだった。でも午後の勤務の子が熱を出して、急だったから代わりもいなくて社員の方にわたしは声をかけられた。
『18時まで残れる?』
うわ、きた。と思った。内心ね。でも笑顔で『大丈夫です。』と言った。泣きそうだった。いい天気の日曜日。帰って何しようかと考えていたのに。
気分も落ちて、18時までの勤務を終えケータイを開くと1件のLINEが来ていた。同じバイト先の先輩からだった。
『来たかったらうち来ていいからね。』
そのLINEを見た瞬間涙が出た。急いで着替えて彼の家に行った。部屋に入った途端涙が止まらなかった。彼は頑張ったね、俺が代わればよかったね、と慰めてくれた。わたしは引き受けてしまった自分が悔しくて、こんなになるまでなにも言えない自分に腹が立ってすごく泣いた。
わたしがやれば丸く収まる。誰にも迷惑がかからないずっとそう思って生きてきたけれど、わたしの心は限界だったらしい。
辛い時は辛いって言わなきゃ。
彼が言ってくれた言葉だ。そう言われてもまだわたしは全部頑張ってしまう。これから少しずつ、人に甘えて生きていけるようになれたらいいな。上手に上手に生きていくんだ。頑張るぞ!