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パーソナルカラー診断に行ってきた


パーソナルカラー診断に行ってきました。

・診断を受けるまで

去年から興味はあったものの、私は自分ルール大好き芸人なので、自分に似合う色の正解が出てしまうとそれ以外のものを買えなくなってしまう懸念があり、行かない方がいいような気がしていました。

していたものの、この社会人になってからの1年少しで一通り自分が好きな色の化粧品も服も買って、縛りなく選ぶ楽しさは知ったのであとはもう少し絞っていきたいということで意を決し、ボーナス握りしめ予約を…

試みたものの、世は大パーソナルカラー時代、そう簡単には予約は取れず

私は百貨店や化粧品メーカーではなく、カラーリストさんが個人でしていらっしゃるサロンを選びました。
金額は約2万円。相場が1万5千円〜3万円だと思います。

選んだ理由としては、

①立地が良かった
②しっかり資格を持っていることがわかる方に診断してもらえる
③口コミが良かった
④4シーズン+ベストカラーを診断してくれる

という感じです。
なかなかの金額を出す上、診断を受けてもそれが正解かどうか確かめられるものでもないので、この時点で「ここで受ければ納得感が得られるな」と思えるところを選ぶのが重要だと思います。気持ちの部分大きいので。

6月中旬に予約しようと思ったときにはもう7月分が全て埋まっていて、7月1日から8月の予約がスタートするとのこと。

オタクとして育ってきたので7月1日0:00に予約希望のメッセージを送りましたが、チケットよしも○とかではないのでそこまでする必要もなかったみたいです。

無事8月の早い日にちで予約できました。当日までにすることはアンケートに答える程度です。

・診断当日の流れ

診断数日前にマンションの場所を教えてもらい、到着数分前にマンションの部屋番号を教えてもらうという、諜報員のような経験もできました。

暗殺される可能性もふまえてマンションに行きましたが、お姉さんが快く迎え入れてくださったので一安心。

手洗い消毒を終え、デカい鏡の前に座り、お姉さんとお話し。
なぜパーソナルカラー診断を受けようと思ったのか?何に活かしたいのか?など。
堅苦しい感じではなく、雑談の延長という感じです。

その後、パーソナルカラーとは何ぞやという説明を受けます。

簡潔にまとめると、パーソナルカラーとは主観ではなく客観で見たときに似合う色のこと。ここでの「似合う色」とは「顔映りがよく見える色」というわけです。

よく「自己診断は当てにならない」と言いますが「客観で見たときに」という要素が重要だからなのかなぁとか思いました。これは私が考えたことですが。


まずイエローベースかブルーベースか。
そこからイエベ春、イエベ秋、ブルベ夏、ブルベ冬と4種類に分けられます。


それぞれどのような色が該当するか、わかりやすい説明があるのでよければご一読ください。

自分の好きな色と似合う色は違うこともあるのでご了承くださいね、ということで診断スタート。

ちなみにこの日は完全なるすっぴんで行かなければなりません。あと特に指定はなかったですが、髪の毛もくくっていった方がいいかと思います。

鏡の前で様々な色のドレープ(布※めちゃくちゃ高そう)をあてます。
例えばピンクにも春夏秋冬4種類の色があるので、4種類のピンクを順番にあてて顔映りを見ます。
ピンク、黄色、青、緑、赤、白、ですかね。

明らかに似合わない色をあてたときに顔色悪くなるのは自分でもわかるんですが、些細な変化は全然わからないです。
お姉さんは「ほら、ここにツヤが出ましたよね!」とか「顔色が均一になって馴染んでますね!」とか言ってくださるんですが、正直「確かに!(…????)」という感じでした。
プロに頼んでよかったです。

あと「この色着て会社行ったら体調悪いの?って言われちゃいますね。笑」とか結構サバサバ言ってくださるのが面白かったです。
その色着て会社行ったときを回想しました。

ひととおりドレープをあてまして、結果は…

「イエベ秋」

ということになりました。
秋と春、秋と夏で若干迷うときはあったものの、基本的にはゴリゴリの秋でした。
自分では最近鮮やかな色も選ぶようになって、春の可能性もあるのでは?とか思っていましたが、結論秋でしたね。

2ndを決めるサロンではないですが、お話ししていた中では夏かな?という感じです。
その理由はこの後ベストカラーを選ぶときに判明しますのでしばしお待ちを。

苦手な色は冬の色。
ハッキリした派手な原色系が苦手みたいです。
言われてみると全然選ばない色ですね。

アクセサリーは何が似合うかということでギラギラの布もあてました。
当然シルバーよりゴールドで、より濃いゴールドでも負けないと言ってくださって近年で最も自己肯定感が上がりました。

シーズンがわかったところで、次はベストカラー、すなわち秋の中でも最も似合う色を選んでいきます。
これがなかなかワクワクします。

ドレープはまだまだあり、ひたすら秋の色を集めてくださります。その間私は頂いた紅茶とか飲んでます。

まずベーシックカラーをあてていきます。
ここはベストカラーとかではなく、基本的な色で似合うものの紹介という感じです。


大好きな色ばっかりで興奮しました。
ここらへんの色を選んでおけば間違いないらしいです。濃い色も結構いけるみたいです。

ベストカラーは最初のように分けてあてていくわけではなく、ピンク系もオレンジ系も緑系も青系も、とにかく全てバーっとあてていって、お姉さんが特に似合うと思ったものをピックアップしていく方式。

賞レースさながらの熾烈な争いを勝ち抜いたのがこちら…と写真を載せたいんですが、iPhoneで撮影するとかなり彩度が上がってしまって、目で見る色とかなり変わってしまっているのでやめておきます。

こういう感じの色が決勝まで残ってました。

優勝3組も写真が微妙なので素材で。

本当は緑が「サバンナ」と色になってたんですが探せども探せども猛獣がいる風景しか出てこないので近い色を探しました。

おわかりかと思いますが私はどうやらくすみに強いみたいです。くすめばくすむほど良いと。
あと濃い色も似合わないわけではないですが、少し明るめの方がより顔が明るくなるらしいです。

16診断ではないですが、イエベ秋の「シック」にあたると教えてもらいました。
他の診断だと「ミューテッド」や「ソフト」に該当すると思います。
ちなみに、より深い色だと「ウォーム」、より鮮やかな色だと「ストロング」や「リッチ」に分けられます。

先程4シーズンのときに秋の次を選ぶとしたら夏になると言われたのは、夏にもくすんだ色があるからですね。

基本的にイエローベースは黄味が入っている色、ブルーベースは青味が入っている色になりますが、似合う色が全てそれで分けられるわけではないんだな、ということで「色、おもろ〜!」となりました。

私は「くすみに強い」のでこういう結果になりましたが、例えば鮮やかな色に強い人だったり暗い色に強い人だったり、色んな人がいるわけで、この世の全ての人間のPC診断に立ち合いたいと思いました。

それは完全に言い過ぎましたが、ベストカラーが決まった後は化粧品を見てもらいました。

アイシャドウが好きなので緊張しつつヘビロテ組をお披露目しましたが、大体得意な色になっているとのことで安心しました。
最も高価なTFボディヒートだけ少し微妙な感じでした。サスピションにすべきでしたね…

リップもオレンジ系が圧倒的に多いのですがどれもいい感じだそうで、ここはひとまず自分のセンスを褒めたいと思います。
何度かピンク系を買って大失敗してるので、やっぱり診断受ける前に失敗を経験しておくと結果にも納得感が得られると思います。

ブランドで言うとSUQQU、Celvoke、THREEが似合うとのこと。オシャレデパコス三銃士が私の味方についたなんて夢のようです。早く高島屋を走り回りたいです。

すっぴんでまた野に放たれるのは嫌だなと思っていたところに「お化粧して帰られますか?」と言ってくださり、少し緊張しながら化粧してお金を払って終了です。

余談ですが、日本人はブルベ夏が1番多いらしいです。その次にイエベ春。
自分がイエベなのでなんとなくイエベが多いのかと短絡的に考えてましたが、案外少ないイエベ秋。


・診断を受けてみて

さて、ここからは診断を受けてみての感想を書きます。

結果自体はおおよそ予想通りだったこともあり、納得しています。

世間のイエベ秋向けのコスメはもちろん深めの色が多く、似合わなかったときのごまかしが効かないような気がしてなかなか購入に踏み切れないところがありました。

これからはある程度思い切って買えるというのはかなりありがたいことです。

あとオレンジ、赤は好きでよく選びますが、緑はあまり選ばない色なので今回ベストカラーに選出されたことでかなり幅が広がる気がします。


あともう一つ、なぜみんなが診断を受けたがるのか、少しわかりました。

「私はイエベ秋だ」という看板を掲げられるのがなんとなく嬉しいんですよね。

今の時代、カテゴライズすることで自分の個性とかアイデンティティを表現していると思います。
だからこそ、今まではぼんやりとしていた性格とか体型、性的嗜好等、どんどん名前が付いていきますよね。

「私は○○だ」というラベルが欲しいのだと思います。それが他者からの理解に繋がるのか、他の人とは違うという特別感・優越感になるのか、ただの自己満足なのか、それはわかりませんが、自分の個性に名前がつくと「なんとなく嬉しい」です。
普通に生きていると無個性で量産型の人間だと思ってしまいがちなんですかね。そこらへんはまだ私にはわかりません。


最後に、ストレートに「2万出してよかったか」を考えます。
結局受けるか受けないかってここですよね。

実際受けてみると自分では全くわからない変化まで拾ってくださるので、プロの技に支払うと考えると妥当かと思います。

あと、リピーターがいないと考えると、これくらいの値段は仕方ないのかもしれません。
診断後のオプション等はありますが、基本的に診断をしてもそのあと何かで儲けられるかというとそうではなく、一度きりで終わってしまいます。

また不思議なことに、私は例えばこれが5,000円だったら診断結果に自信を持てないかもしれません。

先述の通り、このサロンであれば納得できるなと思えるところを慎重に選んだ上で、この金額を出すからこそ、結果を信じられるのではないでしょうか。深く考えると難しい話になりますが。

受けるきっかけは様々ですが、例えばオーダーのスーツやドレスなど、大きめの買い物をする前など役立ちそうだなと思います。

自分の好きな色がドンピシャで似合うということもなかなかないと思いますし、好きだけど似合わない色をどのように取り入れるかを相談してみるのも良いです。

私の場合は淡い色を着るときは化粧を濃いめにするといいというアドバイスを頂きました。


今回書いたのは自分の結果の備忘録と、気になっているけど実態がわからない方の手助けとなれば、という目的です。
サロンからの依頼もありませんし、あまり強く推奨するつもりはないです。

ただ、メイクや服が好きな方は選ぶときにかなり楽になると思いますし、営業、接客業など人に会って良い印象を与えないといけない仕事の方にも良いと思います。

診断後は無限の物欲と戦うことになるのでお気をつけください。

長文を読んでいただきありがとうございました。

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