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退屈な私と輝く文房具の軍配は

カバーにしたのは3連休になるたび描いてる「予定はない」シリーズ。
今年はなんか3連休多い気持ち。でも私には予定が無いんです。毎回。
ここのところ見向きもしなかったミニ6を手に取ったらとてもかわいく感じた。小さい手帳は「こんな小さいエリアに何を書くんだ!」と感じるときと「小さい範囲だからこそ楽しい!」と思えるときがあるのが面白いなと思います。私のブレよ。あまりさわれてないときはもったいないとか、自分ではじめた物語だろ、とか自分を責めそうになるんですが、ちゃんと熱が戻ってくるんだなってわかってよかったです。

それにしても文房具好きは好きなのに使えないということで永遠に自分を責めている気がする。たぶん紀元前の石碑とかでも責めてる記録が残ってそう。

ところでトラベラーズノートのレギュラーサイズがいきなり刺さりました

手作りリフィルにさっそくお絵描き

私が今持ってるのはパスポートサイズの方なのですが、新しいレギュラーサイズ用の下敷き(右の赤いやつ)がかわいすぎてゲットしたので、自分でリフィル作ってみました。いや1つリフィル持ってるけど、トラベラーズノートのリフィルって使うの緊張するんですよねえ
パスポートサイズに今入ってるのも無印のノート(120円)なのです。
リフィルはA4のコピー用紙とダイソーのボール紙で作っています。ボール紙はちょっと硬すぎるのでもうちょっと薄い厚紙がいいかんじ。

とりあえず今日食べた月見を描いてみました。ね、あんまり考えなくても配置がしやすくおしゃんになりやすいサイズ感なのです。縦に長いって窮屈なんじゃないかと思ってたんだけど、イラストにはむしろめっちゃいいなって思いました。
そしてレギュラーサイズにトラベルログやグルメログを残しておられる凄腕イラストレーターさんがたくさんいるので、リファレンスが充実しているのもトラベラーズノートの強みです。
充実しすぎてるあまり見すぎて戦意喪失しないようにしなくてはいけませんが。笑

今回作ったリフィルたち

この3連休の約半分はリフィル関連に費やしてた気がします。笑 どんどん楽しくなってきたので100均で集めたシールやトラベラーズファクトリーで買っていた外国のマッチラベルを駆使してデコりまくりました。
自作リフィルだから枚数少なくてすぐに使い切ってしまうのに…!w
でもシールが優秀すぎるのでパッと見ると公式のリフィルに見えなくもないですよね。うふふ。それにしても下敷きまじでかわいいです。トラベラーズファクトリーのデザイナーさんたちって相当凄腕なんだろうな…
文房具の開発に携われる人ってこういう界隈のトップオブトップだと思うのです。来世では文房具開発担当かバレリーナになりたい。

インドア野郎なのにトラベラーズノートを使っていいのか問題

トラベラーズノートの気持ちになってきたので色んな人の使い方を見ていると、色んなところに行ったりいろんなものを食べたりなさっているんですよ。そりゃそうですよ、「トラベラーズ」ノートなんだもん。
この間読んだスケッチジャーナルの本でも思ったんだけど、ネタって探しに行かないと無いんですよね。もっと元気にどこか行けよっていうのはわかってるんですけど、私のコンプレックスの一つにあるのが「フットワーク超絶重い問題」です。
旅、とか計画しなきゃいけないのがとにかく苦手だし、すぐにめんどくさくなって考えるのを辞めます。最近「お前は口で言うことをやらないよね」的なことを指摘されたこともあって、「トラベラーズ」の看板がどんどん私を攻撃してきます。笑 そんなことトラベラーズカンパニーの偉い人も1mmも想定してなかっただろう。

しかもね、トラベルモチーフって簡単におしゃれになるわけです。私がリフィルに貼ったシールを見よ。なんてかわいいんでしょう。
そうするお、お前はどこにも出ていかないのに、そのモチーフをのうのうと使うのか?という自問がさらに出てきます。
旅もしない、退屈な私は、トラベラーズノートに表現することが果たしてあるのか?美しい無駄のない製品に、描く価値があるのか?私の人生はそんなに豊かだろうか?

という気持ちになりながらも虚無を描きつけて行こうかなと思います。いいじゃない虚無だって。

そういえば積読チャンネルの飯田さんが、何か熱中しているものがあってコレクションしてる人をみて「俺もコレクションというものをやってみたい、けど特に何も好きじゃない」という気持ちを持ったという話をされていて、「お、私と一緒の人いるんだー!」て思ってちょっとうれしくなりました。
たくさん文房具を買うのも、これを使いこなす理想の私を追い求めてこそ。でもそれを使って何をしたいのかというと、中身はないんだよね。
中身がないなりに何かを追っていけばなにか見つかるでしょうか。ちょっくら中身ない界のトップでも目指してみるとしよう。




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