インク沼
カラフルであることにとても満足感を覚えるので染料インクもいつのまにか40色くらい所持している。といっても平凡な人間が書きたいことなんてたかがしれているので、新しいインクを迎えたときにやることといえば落書きである。
目的のない線を引くときは割と何も考えずに頭空っぽにできるし、あてもない線を引くという行為はまじで永遠にできそうなのがよい。
染料インクは良くも悪くも水に溶けるので、散々書きなぐったあとに水筆でぐちゃぐちゃにかき混ぜるとまた別の楽しみが得られる。
描いていることはひたすらインクの名前、メーカー名、描いたときの色の感想あとはまったく意味のない模様であるが、水でにじませるとなんだかムーディーになるのでとてもたのしい。ねえ!とても楽しいんだけど!孤独バンザイ!
というかんじで冬休みが終わりましたとさ。
もともとインク沼である私が今また爆発している理由がこれ。
いろうつしは私が一番かいてて楽しい筆記具だが(カクノとLightiveとおなじペン作であるはずなのだがなぜかいろうつしで書いてる時が多幸感を抱く)、つけペンであるがゆえにインクがあまり続かないのがネック。同じような商品であるホコロには専用リザーバーがついたが、いろうつしはまだそういう助っ人を公式には出していない。
文具王さんはもともとホコロがリザーバーを出さないうちに自作リザーバーを考案していて、いろうつしも商品が出てすぐくらいにリザーバーをつくっている。用意するのはクリアファイル。以上。
万年筆におけるペン芯のような役割のパーツを作るだけ、なのだけど、もうこれが桁違いにインク持ちが良くなるのですね
文具王さん、ありがとう。これでより永遠に何かを書き連ねたくなり、今日は5時間くらいインクとペンをいじいじしていた気がする。永遠にかきたくなる仕組みがもたらすアイデアとかあるんじゃないかなっていう気もするので、とにかくとてもよかった。
自作文具ということで思い出したのだが、その昔Apple Pencilなんて便利なスタイラスペンが出るだいぶ前は、細かく線が引けるスタイラスペンなんていうものがなかった。ペンというかスポンジ?みたいなかんじでとても太いペンしかなかった時代、お絵描きがしやすくなるスタイラスペンも自分でこしらえていたのです。
ノック式のボールペンを先を閉まった状態にして、紙をくるくるまいてペン先の穴にぶっ刺す。その先端をポテチの袋を補足切ったものにあてて、それをペンに固定する。みたいな作り方だったと思う。
つまりボールペンの先くらいの太さのスタイラスペンができるわけで、けっこうほんとに使えたのだった。ポテチの袋の銀色のぶぶんが、ちゃんとスタイラスペンとしての機能を持ってるんですよね。これもネットで見つけた知見だが、自作できるってとても賢い行為ですてきです。
おれ、文房具と結婚するんだ…………(辞世の句)
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