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【チェロ】発表会でした

チェロのバランスまじでむずい。もっとチェロ描こう。

去る4月20日、ついに発表会でした。
その2日前に最後のレッスンをしたのですが、いまだに「弦に対して弓が90°ってどういうことですか?」とか聴いてました。右手も左手もまだまだ「正しい角度」がわからない。

ちょうど2週間前に本番伴奏をしてくださるピアニストさんによる伴奏の音源をいただき、それに合わせて練習してましたが、私が弾くのは3巻のスケルツォ。2回テンポが変わるところがあり、ここをどうするかというのが課題でした。先生と話した結果、今入るよ!ってタイミングの時に大袈裟に頭を動かして!みたいな感じになりました笑

本番の目標は3つ。

  1. あわよくば、テンポが変わるところのタイミングを伴奏とバッチリ合わせる

  2. 最後のハーモニクス2連発を成功させる

  3. チェロを習う同士たちと語らう

レッスンの時に先生が「本番は実力の半分も出ないことが大半です」とおっしゃっていたのですが、いざリハでステージに座った瞬間もうダメでした。笑 腕が動かん、重さがのらない、あー!これか〜〜!ほんとだ無理だ〜!てなりました。
その直前まで他の方のリハを見ながら、「まだ緊張せんなあ」と思っていたのに、座った瞬間だめでした笑

そしてテンポが変わるところも合うはずもなく!最低限、元のテンポに戻るところだけは合わせられそうだったのですがアンサンブルとかオーケストラをやるプロって相当すごいことしてるなーっていうのがわかりました。

いつもなら理想の私とガチガチに緊張する現実の私とのギャップに「終わった…」と絶望するところですが、何だかその日はただ粛々とそれを受け入れて、「できることをやろう」という気持ちになれました。

というのも。
習いたての人から長い事やってる人まで、リハを一通り聞いていると、ここにいる人みんながチェロ難しいということを痛感しながらそれでも懸命に取り組んでいて、「なんでこの曲選んだんだろう」と後悔してそうだったり、その空間がとても素敵だったのです。チェロってどんな実力でも、鳴ってるだけで幸せでは?という多幸感に包まれていました。チェロ&ピース。

どういう精神状態なんだ?

本番は序盤、リハよりもひどい出来で笑 ゆったりになるところもぐだぐだでした。しかし最後のハーモニクスだけは、ハーモニクスだけは…!と思い直し、後半だけは開き直ってやたらいきいきと弾けました。最後のハーモニクスも金切り声にならずにちゃんと出たので、終わりよければすべてよし!

人前で弾くこととか、喋ることとか、本当にできないんだけど、これってどうやったらできるようになるんだろうな〜とぼんやり思ったのでした。

他の方たちの演奏もとても素敵でよかったです。チェロを弾く男性っていいですよね。人類はもっとチェロを弾きましょう。そして生徒さんたちの演奏を聴いたあとトリで出てきた先生の演奏を改めて聞くとぜったいに到達できない境地だな〜と思いました。いやーすごいねえ。

終わったあとは懇親会を軽く開いてくれて、みんなでどう大変だったとか、日頃感じてることとか、チェロについてのおしゃべりが出来てとても楽しかったです。そして色んな方や伴奏してくれたピアニストさんにまで「スケルツォ選ぶ度胸がすごい」と言われました。笑 

というわけで目標は2/3を達成したので合格!合格です!!!!
家に帰ったらバタンキューと思いきや、部屋が汚すぎてケーブルをまとめるラックの組み立てしてました。笑

そろそろチェロを買うしかないのかしら。

真剣すぎてこわいかおしてるわたし

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