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【チェロ練】先生のチェロが弾けない

せっかくチェロレッスン記の表紙のために絵を描いたのに無関係の海を載せます。最近弓の毛替えをお願いしに工房にいってきまして、そこが沖縄の南端にありまして、工房のすぐ近くにこんな光景があるのです。
私あまり郷土愛を持ってないタイプの珍しいウチナーンチュなんですが、さすがに笑顔になっちゃいましたねえ。あまりにも沖縄。

別角度。南部の炎天下ってどうしても沖縄戦を想起しちゃうよね

というか毛替えを始めてやってもらったんですけど、まっさらの毛はどの程度松ヤニを塗ったら音が鳴ってくれるんですか?!お家帰ってなんどかスリスリしたけどまったく鳴らない笑 

チェロ教室には自分のチェロを持っていく人と教室においてあるチェロを借りる人の2種類おりまして、私は断然借りる派です。めんどくさいのもあるし、移動の過程で壊したくないからです。楽器というものは基本繊細なものだからねえ

いつも教室でお借りしているチェロは先生の愛用のチェロNo.2らしく、たぶん高いんですけど、先生自身があまり松ヤニを塗りたくるのを好んでいないためか、がんばらないと鳴りません。スカスカな音になってしまうのです。

今スズキ3巻のハ短調のガボットbyバッハを弾いてるんですけど、あの曲、ドから始まるじゃん?G線の。私まだ指4本抑えた時の音が頼りないんですが、G線ってただでさえ初心者はうまく鳴らすことができないので、始まりの音がぜんぜん鳴らないという悲しいことになるわけです。

先生いわく、まだまだ手首の下で頑張って弾こうとしてるせいとのこと。手首以下は弓を優しくサンドイッチしてるだけで、主体となって動くのは肩甲骨と肘。もっと肘を高くしてね。
何度も言われていますが、毎回レッスン終わったら基礎を忘れてしまうなあ。左手も右手も手首以下は「添えるだけ」で、真に操作するのは肩甲骨。
このチェロがうまく鳴ったときは私多分泣いちゃう。

多忙で2週間触らない事もザラなのでチェロの成長スピードはまったくあがらないのですが、ようやく♭の音階もやるように鳴ってきました。何を隠そう私が一番好きなのは変ホ長調と変ロ長調なのです。音階で一番好きなのはミですがミ♭のほうが好きです。ミにはお嬢様みたいなイメージがあります。なんでだ?ファはみかんみたいなイメージです。ソは青い空(それは歌詞)

先生に好きな音ありますかってきいたら「チェロによる」という想定外の回答が帰ってきて面白かったです。私の音楽の基礎はピアノでできたので、個体差を感じたことがないんですが、チェロは低音が響きやすいとかだいぶ個体差があるみたいです。面白いね。道具によってウマぶることもできてしまうのかな…

ちなみに、基礎がピアノでガチガチにできすぎているので、「3の指」というと私の中では中指なんですよ。チェロでは薬指なので、とっさに「ここ3で取ってください」ていわれると「ちゃんと中指で抑えてるますよ?」とポカンとしてしまいます。笑


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