【チェロ練】無意識の癖と対峙する
木曜夜に新年初のチェロ練習。
今練習してる曲(マーチ)を「一人でやってみます?一緒に弾きます?」といわれて、いつもなら一緒にやってるのだが思い切って一人で全部やってみることに。
グッダグダ。笑 であるのだが、ひとりきりでなにかするという緊張の体験は、おそらくしといたほうがいいと思ってやりきった。いやーーーーほんとに、先生ひとりに聞かせるだけでこの緊張ですよ。笑
課題としては、曲が弾けるどうこうの話よりもまず左手の持ち方をここいらで矯正しておきましょうというテーマに絞られた。
本来、ネックの裏側に位置する親指の役割は「左手は添えるだけ…」レベルに力を入れずにそっとあてておくこと、すべての指のポジションの目安となる場所にいつもいることだけであるが、どうしてもどうしてもガッチガチに力が入ってしまう。
さらにポジションの移動時も手の形がかわらずまるっと腕ごと滑り落ちていくイメージが理想らしいけど、親指が先に正しいポジションをもそもそ探して他の指がおいつく…みたいな順番で動いてしまうため、音程が安定しないし移動が遅くなってしまう。もちろん手のカタチも変わってしまうから、移動して即ビブラート!ってことになるともう脳の処理能力が追いつかなくて頭がパニックになります。
普段頭でっかちなぶん、身体感覚の鈍さが際立ってて大変おもしろい。意識したこと無い自分の癖をなおそうとするとき、まずもって何をしたらいいの?というのがほんとにわからない。いつかある日わかる時が来る、と先生はおっしゃるけれども、「体でわかる」は本当に時間がかかるのだ。
というわけでこの日は曲の練習というより特定の小節のポジション移動の反復練習、ただしい手の形でビブラートをふってみる練習、という基礎練習にあけくれました。左手はどんどん痛くなってくるし、面白い練習では決して無いのだが、意外とチェロだともくもくと繰り返せる。ピアノじゃこうはいきません。ピアノは注意力散漫な人には向かないよね笑
そのようなことがあって今左手の親指の力を抜くとはどういうことかを日常の中でも考えることが増えていて、気づいたのだがペンを持つときの親指もたいそう力が入っていた。
この持ち方のときの親指のカタチがチェロで指摘される親指のそれに似ていたので、これを機に「正しい持ち方」といわれているスタイルに矯正してみようとおもうのです。
いちおうそのカタチでもかけはする。が、たぶん中指の当て方がうまくいってなくて中指の側面が凹んできて痛い。笑
というわけで、チェロの上達の道のりはとても長い。1年経ったのに!