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うさぎの病院

うさぎを飼っている。ウサ吉である。
これまで大きな病気をしたことはないが、定期的に健康診断や、うんちが出にくくなったりした時に動物病院に連れて行っていた。
うさぎは、うんちが半日でなければ結構やばい。また、緊張したりストレスがマックスになるとショック死してしまうという。。

訳を細かく言うと、うさぎは外敵から素早く逃げるため、体を軽くするためにうんちを常にぷりぷり外に出すようになっているのだが、逆に出なければ大問題という臓器を持っている。

そして早く走るために骨を軽くした結果、足は折れやすくなってしまった。

極め付けは、捕食される側というサガにより体調不良をギリギリまで隠し通し、さっきまで元気に走り回っていたのに急死した。という先輩うさ飼いさんのブログはわんさかある。私はそれらを読んで恐れ慄いていた。

うさぎはなんとも可愛いくて難儀な生き物なのだ。

引越しを2回したこともあり、安心してお任せできる先生を探して4つほど病院に行ってみた。
うさぎを診てくれる病院についてその経験談を記してみたい。
✳︎うさぎは犬猫に比べて診てくれる動物病院が少ない。また情報も少ない。蛇やトカゲ、フェレットなどと一緒にエキゾチックアニマルとして括られることもある。

①大きな動物病院
スタッフが常時5名ほどいて、犬猫がメインのように感じた。先生方は全体的に若くて疲れている様子。健康診断と爪切りをお願いする。
飼い始めたばかりで、不安な点を聞いたところ、念の為レントゲンを撮りましょう。ということになった。
先生とウサ吉は奥の部屋に消えてゆき、帰ってきた時には目を見開いて呼吸も荒く、なんとも可哀想な様相だった。
こんなことなら、これからは過剰な検査や治療は出来るだけせずにストレスなく過ごさせたい。との思いが強くなる。

②都内の小さな家族経営の動物病院
結果的にはとてもよかった。
先生はつっけんどんな感じで、動物第一なので口コミはちょっと悪かった。病院も奥様が会計と助手(動物を固定したりする人)をこなしており、病院内は節電なのか常に暗く、外から見たらやっていないように見えた。
実際に行ってみると、奥様のホールドは的確で強すぎず、けれど絶対逃げないように。そして常時頭や背中を撫でて落ち着かせて下さった。
無愛想な先生は、ウサ吉を見る時だけは若干赤ちゃん言葉になっていて、「あ、動物好きな人だ。」と妙な安心感があった。
心配事があるとすぐ連れて行ったが、不要な治療はしない方針で(そこも口コミでは悪く言われるポイントのようだった)特に緊急ではなければ、無理に薬や点滴などせずに診てくださった。

引っ越しのため、残念ながらその病院とはお別れとなった。ご挨拶に伺った際も「あ、そうですかー」と大変淡白でそんな感じも好きだった。
本当に動物に興味があるプロフェッショナルという感じで。

ちょっと長くなったので、また次回。
引っ越し先でやっちまったの巻。お楽しみに。

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