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『水車館の殺人』読了
どうも、24歳社会人です。前回に引き続き、館シリーズの読了報告になります。前作でありシリーズ第1作目の『十角館の殺人』その続編となる本作。やはり、面白かったです。前作にも登場していたキャラクターも見受けられましたので、可能であれば『十角館の殺人』を先に読まれてから本作を開くことをオススメします。
【あらすじ】
舞台となるは、巨大な三連水車の回る、まるで中世の古城のような異形の館、”水車館”。一年前のある嵐の夜、その水車館にて立て続けに事件が発生。塔から墜落した女、バラバラにされた焼死体、密室より消失した男、そして幻想画家によって描かれた謎の遺作「幻影群像」の秘密…
ざっくりとしたあらすじはこんな感じです。…なんか、安っぽい謎解きゲームの宣伝みたいになってしまいました。お詫び申し上げます。これはただ私のプレゼン力が皆無なだけで、ちゃんと面白いので、!
【読んだ感想】
前作の十角館と違って、過去と現在を行き来するようなかたちで物語が進んでいきます。こういった二つの時間軸が交互に進行していく系の物語、頭が混乱することもありますが、私は大変に好物です。こういう手法にも名前があるんですかね。調べたら、”フラッシュバック”、?とか出てきましたが、なんか違う気がしてます。私は良くわかりませんでしたので、有識者の方、ご教授お願いします。
個人的に本作は前作よりも探偵色強めで、割かし王道な推理小説として楽しめたなと感じております。読む際、自分がまるで探偵になったかのようにその場に立ち、めちゃくちゃ頑張って推理すれば、犯人が分かるかもしれません。どっかの小さくなった名探偵さんなら言い当てられるかもなくらいの難易度です。無論、私は最後まで誰が犯人か全く分かりませんでした。が、そんな私でも相当楽しませてもらいましたので、推理力自信ない方でもご安心を。なんだったら、私は逆に自ら騙されにいってる節があるなとさえ思うくらいです。笑
物語にダイブして自分が登場人物となり、そこで感じられる非日常が本の世界にはあると思っています。読書、我ながら良い趣味だなぁとしみじみしていたところ、とある館での祝賀会への招待いただきましたので、これから行ってきますね。ではでは。