国産実写BL作品(映画・ドラマ)視聴記録(全57本・23/09/17現在)

【初めに】

〇これは、主に2023年以降に自分が視聴してきた、いわゆるBL要素を含んだ映像作品(映画・ドラマ)の個人的な備忘録です。
〇ざっくりとした記載条件は以下のとおり。
・日本制作
・主演の男性二人が恋愛関係、あるいはそれに類する関係となる描写がある
・全話視聴済み、あるいは視聴中
〇視聴環境は視聴当時のものです。
〇評価および雑感はあくまで個人的な主観や解釈に基づいています。
〇雑感にはネタバレ要素が含まれています。
以上を踏まえてご覧下さい。

【記録項目】
①公開日 ②主なキャスト(役名) ③視聴環境 ④原作履修 ⑤評価

【9/17更新内容】
・『僕らの食卓』『全ラ飯』の評価および雑感を追加
・視聴タイトルに『アキはハルとごはんを食べたい』『4月の東京は…』『みなと商事コインランドリー2』を追加

【目次】

  1. いつかの君へ(映画)

  2. 愛の言霊(映画)

  3. 愛の言霊~世界の果てまで~(映画)

  4. 純情(映画)

  5. どうしても触れたくない(映画)

  6. セブンデイズ MONDAY→THURSDAY(映画)

  7. セブンデイズ FRIDAY→SUNDAY(映画)

  8. 宇田川町で待っててよ。(映画)

  9. おっさんずラブ(2016)(ドラマ)

  10. ダブルミンツ(映画)

  11. ひだまりが聴こえる(映画)

  12. 花は咲くか(映画)

  13. おっさんずラブ(ドラマ)

  14. ポルノグラファー(ドラマ)

  15. ポルノグラファー~インディゴの気分~(ドラマ)

  16. his ~恋するつもりなんてなかった~(ドラマ)

  17. 劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(映画)

  18. おっさんずラブ-in the sky-(ドラマ)

  19. his(映画)

  20. 性の劇薬(映画)

  21. Life 線上の僕ら(ドラマ)

  22. リスタートはただいまのあとで(映画)

  23. 窮鼠はチーズの夢を見る(映画)

  24. LOVE STAGE!!(映画)

  25. 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(ドラマ)

  26. さんかく窓の外側は夜(映画)

  27. 劇場版 ポルノグラファー~プレイバック~(映画)

  28. 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい スピンオフ(ドラマ)

  29. ギヴン(ドラマ)

  30. 消えた初恋(ドラマ)

  31. ポルノグラファー~春的生活~(ドラマ)

  32. ポルノグラファー~続・春的生活~(ドラマ)

  33. 美しい彼(ドラマ)

  34. ケイ×ヤク -あぶない相棒-(ドラマ)

  35. 僕もアイツも新郎です。(ドラマ)

  36. チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~(映画)

  37. 不幸くんはキスするしかない!(ドラマ)

  38. 恋い焦れ歌え(映画)

  39. オールドファッションカップケーキ(ドラマ)

  40. 先輩、断じて恋では!(ドラマ)

  41. 君のことだけ見ていたい(ドラマ)

  42. みなと商事コインランドリー(ドラマ)

  43. 高良くんと天城くん(ドラマ)

  44. 壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている(ドラマ)

  45. 永遠の昨日(ドラマ)

  46. 飴色パラドックス(ドラマ)

  47. すきすきワンワン!(ドラマ)

  48. 僕らのミクロな終末(ドラマ)

  49. 美しい彼(シーズン2)(ドラマ)

  50. エゴイスト(映画)

  51. ジャックフロスト(ドラマ)

  52. 僕らの食卓(ドラマ)

  53. 劇場版 美しい彼〜eternal〜(映画)

  54. 全ラ飯(ドラマ)

  55. アキはハルとごはんを食べたい(映画)

  56. 4月の東京は…(ドラマ)

  57. みなと商事コインランドリー2(ドラマ)


【視聴記録】

いつかの君へ(映画)
①2007/07/28
②斎藤工(深水ノボル・リュウ),河合龍之介(早瀬耕平)
③FOD ④原作なし ⑤☆☆
・死んだ双子の弟の人格を宿した青年と、知らずにそれぞれと仲を深めていく青年の物語。ただ互いの友情が一体いつ愛情に変わったのかは、正直よく分からなかった。
・今やすっかり名の売れた斎藤工の黒歴史、になっていないことを祈りたい。ちなみに公開当時の氏は25歳。まだ面差しに垢抜けない感があって、これはこれでオツである。
・どうでもいいけどカヌー場のスタッフが誰一人救命処置を心得てないのは、普通に考えて恐怖でしかない。いいのかあれ(あったら話が進んでないというツッコミはさておき)。

愛の言霊(映画)
①2007/10/27
②徳山秀典(大谷晋也),齋藤ヤスカ(立花都)
③FOD ④未読 ⑤☆☆☆
・男子二人+当て馬女子の三角関係が主軸。服装や髪型もそうだが、登場人物の喫煙率の高さが時代を感じさせる。カラオケっぽい映像演出も相まってとにかくノスタルジー。
・某ライダーの地獄兄弟(兄)でお馴染みの徳山氏は、さすがのルックスと肉体美で眼福。齋藤氏も中々可愛らしいお顔立ちだが、その分歯並びの悪さが目についてしまった。
・本番シーンはなぜかイメージビデオ風。具体的な描写は一切なく、裸体(多分実際は半裸)の男がひたすら美しくイチャついて終了。あれが当時の限界だったんだろうか。

愛の言霊~世界の果てまで~(映画)
①2010/08/07
②植野堀まこと(佐々木裕文),河合龍之介(田村慎司)
③FOD ④未読 ⑤☆☆
・前作同様、男子二人+当て馬女子の三角関係が物語のメイン。ただ今回は社会人設定なので、お仕事描写の尺もそれなりにあった(正直リアリティは皆無だったが)。
・植野堀氏は好みの割れるお顔立ちで、個人的にはぶっちゃけイマイチ。『いつかの君へ』でも出演していた河合氏は、とにかく眼力がハンパない。あとヒゲは正直似合ってない。
・全編通して田村の情緒が妙に不安定で、一歩間違えば不審者レベルの振る舞いも。一体彼のどの辺に惚れたんだ佐々木くん。そして本番シーンはやっぱりイメージビデオ風。

純情(映画)
①2010/09/04
②栩原楽人(戸崎圭祐),高橋優太(倉田将成)
③FOD ④未読 ⑤☆☆☆
・初恋引きずり系のゲイ男子と、ちょっとオレ様入ってるノンケ男子の、ある意味BL漫画では王道の設定。話の展開もベタ中のベタで、一周回って新鮮ですらあった。
・戸崎氏、倉田氏ともルックスは合格点。特に戸崎氏は、仕草や表情がとにかく可愛かった。倉田氏の肉体美も中々どうしてよかったが、一点演技力だけがやや残念。
・よく考えると、親しくもなかった同級生(男)の落としたしおりを大人になっても後生大事に取っておいてるのに、自分の気持ちには気づいてなかったって何かすごい。

どうしても触れたくない(映画)
①2014/05/31
②米原幸佑(嶋俊亜紀),谷口賢志(外川陽介)
③prime video ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆☆
・社内恋愛にトラウマ持ちのゲイが、転職先の上司と再び恋を始める物語。個人的には、階段下から見たキスシーンの一連の流れが好き。「何か変なことしたくなるよ」は名言。
・まず何より、嶋役の米原氏がすごい。雰囲気含めてイメージぴったりだった。谷口氏はルックスはともかく、原作と比べて少し粗野っぽく見えてしまったのがちょっと残念。
・終盤の別れのシーンで、嶋が自分たちは体だけの関係だと言及していたが、当の肉体関係を示す描写は初夜以外なし。あれだと原作未読組はピンとこないんじゃなかろうか。

セブンデイズ MONDAY→THURSDAY(映画)
①2015/06/06
②山田ジェームス武(篠弓弦),廣瀬智紀(芹生冬至)
③FOD ④未読 ⑤☆☆☆
・月曜に告白されたら付き合い、次の日曜にはお別れするというルーチンを繰り返す後輩と付き合うことになった先輩の物語。つーか高校の昼にピザの宅配ってありなのか?
・山田氏はあまり印象に残るお顔立ちではないが、けっして悪くはない。お相手役の廣瀬氏は、好みの分かれそうなルックスかなと。自分的には美少年カテゴリではなかった。
・その理由はともかくとして、一週間限定の恋人関係という前置きがあるため、作中で日が過ぎるたびにそこはかとない緊張感を覚えるのは見ていて中々新鮮だった。

セブンデイズ FRIDAY→SUNDAY(映画)
①2015/07/04
②山田ジェームス武(篠弓弦),廣瀬智紀(芹生冬至)
③FOD ④未読 ⑤☆☆☆
・月曜から木曜の前編に続く、金曜から日曜の後編。前編最後にいよいよ恋人ごっこが本当の恋人らしくなり、ここからスムーズに発展するかと思いきや、という話。
・互いに一週間限定ではなく、その先もずっと恋人でいたいと心のどこかで思いながらも、微妙な認識の違いですれ違うのは両片想いモノとして正しく切ない。
・ちなみに原作未読なこともあって最後まで見ていてもピンとこなかったが、この二人は最終的にどっちがどっちなんだろうか?(好みとしては後輩×先輩なんだが)

宇田川町で待っててよ。(映画)
①2015/07/25
②黒羽麻璃央(百瀬慧吾),横田龍儀(八代智哉)
③FOD ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆☆
・シンプルに、難しいネタを原作に選んだなという印象。ただ、よくありがちな女装ものとはテイストが違うので、そういう意味ではハードルは高くなかったかも知れない。
・恐らく一番の見どころは八代役の横田氏の女装がどう転ぶかだったろうが、原作同様『どう見ても男だがそれはそれとして普通に可愛い』が再現できていて素晴らしかった。
・ひたすら八代に執着する百瀬の姿は、こちらも原作同様、癖を拗らせた童貞DK丸出しで高評価。ちなみに個人的には、原作の百瀬より黒羽氏の方がイケメン度が高いと思う。

おっさんずラブ(2016)(ドラマ)
①2016/12/31
②田中圭(春田創一),落合モトキ(長谷川幸也),吉田鋼太郎(黒澤武蔵)
③dTV ④原作なし ⑤☆☆☆
・言わずと知れた、BLドラマの草分け的存在となった連続ドラマ、の最初の一歩となった単発ドラマ。この時代にこういうネタをやろうと思ったその勇気と気概にまず拍手。
・この後3年近く春田創一を演じることになる田中氏、同じく黒沢役の吉田氏は、この時点ですでに完成された素晴らしさ。最初のお相手役となった落合氏もいい具合の後輩感。
・この後の連ドラに引き継がれた要素も多々あるが、個人的には三つ巴のバトルシーンはこっちの方がハチャメチャで好き。でも店の人に迷惑かけたらあかんよおっさんず。

ダブルミンツ(映画)
①2017/06/03
②淵上泰史(壱河光夫),田中俊介(市川光央)
③prime video ④未読 ⑤☆☆☆
・暗くて重くてとにかく暗い。初見でどう捉えたらいいか悩んだが、どこかのコメントで『共依存』という単語があって、なるほどそういうことかと納得させられた。
・淵上氏の影のある色気も素晴らしかったが、個人的には田中氏の何とも言えない色っぽさと切れ長の目にグッと来た。バーで光夫にキスされた後の表情が特に秀逸。
・途中、小木茂光氏の演じる佐伯と光央のキスシーンを唐突に見せられて、リアルに「えっ」と声が出た。あと関係ないけど、あの刑事は結局死んだってことでいいのだろうか?

ひだまりが聴こえる(映画)
①2017/06/24
②小野寺晃良(佐川太一),多和田任益(杉原航平)
③FOD ④未読 ⑤☆☆☆
・難聴の大学生と、弁当をきっかけに彼を手助けすることになる同級生の物語。ライトなBLにありがちの、友情でも成り立つ類いの話なので、初級者向けと言えば初級者向け。
・多和田氏のミステリアスなイケメンっぷりもさりながら、小野寺氏の元気な子犬のような可愛らしさが非常に好印象。大学生ってより高校生に見えるが、そこはご愛敬。
・難聴者を取り巻く難しい環境なんかにも触れていて、むしろBL要素よりもそちらの方が見所としては大きいのではと思った。ノートテイカーという存在を初めて知った作品。

花は咲くか(映画)
①2018/02/24
②渡邉剣(水川蓉一),天野浩成(桜井和明)
③prime video ④未読 ⑤☆☆
・人付き合いの苦手な美大生と、穏やかな性格の社会人との恋物語。原作を知らないこともあるのだろうが、正直淡々と見て淡々と終わった印象しか残らなかった。
・渡邉氏のルックスは悪くないものの、個人的な好みとは言い難く、のめり込むまでに至らなかった。一方で天野氏はいかにもリーマンなあの雰囲気がよかった。
・急に恋愛感情が沸いて出たように感じるのは、巻数の多い原作をあの尺に纏めた弊害だろうか。あと、菖太役の小原氏の演技が、一人やたらと浮いていた。

おっさんずラブ(ドラマ)
①2018/04/21
②田中圭(春田創一),林遣都(牧凌太),吉田鋼太郎(黒澤武蔵)
③dTV ④原作なし ⑤☆☆☆☆☆
・特に深い理由もなく、これまで食わず嫌いで見てこなかったことを、盛大に後悔するくらいには面白かった。BL云々を度外視しても、ラブコメ作品として非常に良作。
・前作同様、職場の上司(男)と後輩(男)、そして親しい女子から一斉に好意を寄せられた非モテ男の波乱万丈を描いた物語。主人公春田の芸人バリのリアクションが見所。
・作中でも「無駄にいい体」と評される田中氏の裸体は素晴らしいの一言。そして、林氏は確かにチワワに似ていてとにかく可愛い。あれで巨〇ならそれはそれで萌える。
・勢いに流されて結婚まで行く春田も相当だが、そこで手を離すことを選んだ黒澤はやはり乙女であり漢だなと。牧の「もう我慢しないって決めた」宣言にもグッときた。

ポルノグラファー(ドラマ)
①2018/07/28
②竹財輝之助(木島理生),猪塚健太(久住春彦),吉田宗洋(城戸士郎)
③FOD ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆☆
・スランプの官能小説家が、純朴な大学生と口述筆記を通じて交流する物語。作中に終始漂うどこかアンニュイな雰囲気は、まさに原作どおりという感じでとてもよかった。
・キャストに関しては、竹財氏を選んだ時点で勝利確定というレベルのはまり役。猪塚氏は原作のイメージからは正直外れていた。吉田氏は個人的に好みのルックス。
・竹財氏が特徴のある美声で官能小説を読み上げるという描写に、グッとくるものはあった。多分、久住のキャスティングが違えば、自分の評価も変わってきたと思う。

ポルノグラファー~インディゴの気分~(ドラマ)
①2019/02/28
②竹財輝之助(木島理生),吉田宗洋(城戸士郎)
③FOD ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆☆☆
・前作ポルノグラファーよりも過去の、木島と城戸の話。年齢差のある久住とは違い、同世代で関係性が近しいが故に起こる愛憎劇は、シリーズでは一番好みの出来だった。
・相変わらず、竹財氏の木島はこれ以上ないというくらいのはまりっぷり。過去編ということで短髪になった吉田氏は、ますます自分の好みドストライクで大変眼福。
・結局は結ばれない二人であるものの、木島の体をそういう風に開発したのは城戸なんだな、と思うと何とも言えない気持ちになる。喪服プレイはぶっちゃけ萌えた。

his ~恋するつもりなんてなかった~(ドラマ)
①2019/04/08
②草川直弥(井川迅),倉悠貴(日比野渚)
③Hulu ④原作なし ⑤☆
・最終回、あれで話がまとまったと思ってるなら、その点を製作者側に問い詰めたくなるような投げっ放しジャーマン的オチ。見ていて最終的に脱力感しか残らなかった。
・そして、そこに至る過程も正直褒めたくなる出来ではなかった。この後の映画に続く、渚の性格的な問題にこの時点で触れていたことだけは評価する。女子はひたすら可哀想。

劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(映画)
①2019/08/23
②田中圭(春田創一),林遣都(牧凌太), 吉田鋼太郎(黒澤武蔵)
③prime video ④原作なし ⑤☆☆☆☆
・本編で無事結ばれて終わった、はずの春田と牧、ついでに恋破れた黒澤部長のその後の物語。劇場版=爆破ネタというお約束の展開もコメディとして見れば十分面白かった。
・メインキャスト+新キャストの5人で大揉めするサウナシーン、田中氏の次にいい体をしているのが『エロ男爵』こと沢村氏なのは一体どういうことか。あれで50代って……。
・ぶっちゃけ、炎の中の告白+EDロール後の2分半だけでお釣りがくる出来だった。別れ際のキスシーンは、数あるBL作品の中でもトップクラスの素晴らしさではなかろうか。

おっさんずラブ-in the sky-(ドラマ)
①2019/11/02
②田中圭(春田創一),千葉雄大(成瀬竜),
 戸次重幸(四宮要),吉田鋼太郎(黒澤武蔵)
③dTV ④原作なし ⑤☆☆☆
・ドラマ放映時には賛否両論を巻き起こしたらしい、前シリーズから設定もキャストも大幅変更の続編は、自分の中では最終的に可もなく不可もなくという感想に至った。
・新キャラは、1話につき5回くらい「可愛い」と呟くレベルで千葉氏が可愛かった。そして戸次氏は、何気にいい体をしているのが思わぬ眼福。作業服姿が素晴らしい。
・今回、黒澤ハッピーエンドルートにしたのは、前シリーズを敢えて踏襲はしないという意思によるものか。まあ、春田はともかく成瀬は四宮との方が幸せになれそう。

his(映画)
①2020/01/24
②宮沢氷魚(井川迅),藤原季節(日比野渚)
③Netflix ④原作なし ⑤☆☆☆
・ドラマの前にこちらの映画の方を視聴。のっけから別れのシーンで始まる二人が、再会後に再び愛を誓う物語、と言っていいのかどうかはちょっと分からない。
・宮沢氏はとにかく雰囲気のある役者さんで、何とも言えない色気がある。藤原氏はイケメンと言うにはちょっと、という印象。少なくとも好みとは言い難かった。
・話が途中から、元カレとの関係に悩む迅から渚の離婚調停問題にシフトしてしまうので、色々な意味で迅が不憫に感じた。そしてやっぱり空ちゃんは可哀想だ。

性の劇薬(映画)
①2020/02/14
②北代高士(余田龍二),渡邊将(桂木誠)
③Netflix ④既読(鑑賞後) ⑤☆☆☆☆☆
・ふいに実写BL作品を見ようと思い立ち、一番最初に触れたのがBL映画で史上初のR18という看板を引っさげたこの作品だったのは、果たして運が良かったのか悪かったのか。
・物語は、人生に絶望し、自殺しようとしたエリートサラリーマンが謎の男に攫われ、性的調教を受けるというトンデモ設定。調教シーンは想像の斜め上いくレベルでガチだった。
・お顔はもちろん、細マッチョの理想形たる肉体美が本当に素晴らしい北代氏。渡邊氏は、衣装や髪形で雰囲気がガラリと変わるのにかなり驚かされた。あと喘ぎがリアルで良し。
・題材的にも好みの割れる作品ではあろうが、自分には刺さりまくった。性を通して生を実感した二人の男、彼らが最後に見せる8分にも及ぶ絡みシーンはまさに垂涎ものの出来。

Life 線上の僕ら(ドラマ)
①2020/06/19
②白洲迅(伊東晃),楽駆(西夕希)
③prime video ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆☆☆
・空想の白線遊びをきっかけに出会った男子高校生二人の、その後の人生を描いた作品。高校から大学、社会人に至るまで、同じキャストがそのまま演じている。
・いかにも爽やか好青年の白洲氏と、元気な笑顔が印象的な楽駆氏。高校生役でも30過ぎの社会人役でも、不思議なことにどちらもあまり違和感を覚えなかった。
・晃が夕希との別れを決断するのは原作どおりだが、その遠因となったであろう晃の家庭環境を描いていたお陰で、原作ほどに唐突で不条理な印象は持たなかった。

リスタートはただいまのあとで(映画)
①2020/09/04
②古川雄輝(狐塚光臣),竜星涼(熊井大和)
③prime video ④既読(鑑賞後) ⑤☆☆
・視聴後、最初に出た感想は、「これBLにする必要性なくない?」だった。とはいえ原作がBL漫画である以上、そこに今更異を唱えるのも無粋ではあろうが。
・古川氏、竜星氏ともルックスは十分。ただ、比較的原作の光臣のイメージに近い古川氏とは反対に、竜星氏は大和のイメージとは大分食い違っている印象だった。
・主人公二人と彼らを取り巻く田舎の環境を丁寧に描いている印象は受けた。が、一体どこで彼らの感情が恋愛にシフトしたのかはイマイチ分からず。その点は残念。

窮鼠はチーズの夢を見る(映画)
①2020/09/11
②大倉忠義(大伴恭一),成田凌(今ヶ瀬渉)
③Netflix ④未読 ⑤☆☆☆
・まず初手に思うこととして、よくこのオファー受けたな大倉氏。付和雷同を絵に描いたような流され系モテ男と、彼を一途(?)に慕う後輩の爛れた恋の物語。
・大倉氏については特に論じる必要もなく、安心安定のイケメンっぷり。いかにも後輩感のある成田氏の可愛らしさとのバランスがよかった。双方とも体も綺麗でいい感じ。
・受け身で応じていた行為がいつしか能動的になり、最終的に去った渉を待つことを選んで安パイの婚約者を捨てる境地に至る恭一の心境の変化が中々興味深かった。

LOVE STAGE!!(映画)
①2020/10/02
②杉山真宏(瀬名泉水),仲田博喜(一条龍馬)
③prime video ④未読 ⑤☆
・一言で言って、とにかく自分とは合わなかった。ベッタベタなコメディも嫌いではないが、それはいいキャストと脚本があってこそなんだなとしみじみ感じた次第。
・とりあえず、実の弟にあの役をやらせる姉(原作者)がシンプルにすごいなと思った。ほとんど本人まんまで芝居ってレベルじゃなかったけど、大丈夫なのかあれは。

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(ドラマ)
①2020/10/08
②赤楚衛二(安達清),町田啓太(黒沢優一),
 浅香航大(柘植将人),ゆうたろう(綿矢湊)
③Netflix ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆☆☆
・説明不要の有名BL漫画原作ドラマ。原作単体ではそこまで好きではない作品なのだが、ドラマの方はかなりの好印象。世間の評判どおりのクオリティと面白さだった。
・赤楚氏はもうとにかく可愛い。あの顔で非モテと言われても、まったく説得力を感じないレベル。そして町田氏は、そのまま二次元行っても違和感なさそうなイケメン。
・些細なことだが、俗に言う朝チュン展開になるのはいいとして、二人とも全く色気のない白シャツを着てるのが妙に気にかかった。裸体NGでも出てたんだろうか?

さんかく窓の外側は夜(映画)
①2021/01/22
②岡田将生(冷川理人),志尊淳(三角康介)
③FOD ④未読 ⑤☆☆☆
・このカテゴリに入れるかどうかでまず議論が分かれそうな作品。世間的にはBL要素ありと見なされているようなので、色々と熟考の末にここに残しておく。
・言わずと知れた岡田氏は、一分の隙もないイケメンっぷり。特に立ち姿が美しい。志尊氏は原作とは結構イメージが違いそう。少なくとも眼鏡はあまり似合ってない。
・個人的には、あれだけ理人を頼りにして、挙句嫁が黒い涙流して昏睡状態に陥ってもなお、オカルトは信じない立場を貫ける半澤さんが何気にすごいと思った。

劇場版 ポルノグラファー~プレイバック~(映画)
①2021/02/26
②竹財輝之助(木島理生),猪塚健太(久住春彦),吉田宗洋(城戸士郎)
③FOD ④既読(鑑賞後) ⑤☆☆☆
・ドラマ版で結ばれた木島と久住が環境の変化ですれ違い、再び通じあうようになる後日談。実際問題、木島先生はお付き合いするとなったら相当面倒なタイプだと思う。
・舞台が木島の実家周辺に移ったことで、家族の中にいる木島がいよいよ社会不適合者に見えて正直居たたまれなかった。久住くんはきっとこれからも苦労するだろう。
・ついでに、すっかり都合のいい男スタンスになってしまった城戸は、過去のことがあるとはいえちょっぴり不憫。城戸×木島ルート、個人的には正直見てみたかった。

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい スピンオフ(ドラマ)
①2021/03/24
②赤楚衛二(安達清),町田啓太(黒沢優一),
 浅香航大(柘植将人),ゆうたろう(綿矢湊)
③dTV ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆☆☆
・連ドラの前後談、短編3話のスピンオフ。個人的な見所は、バレンタインにとうがらしチョコをチョイスするセンスの安達と、柘植先生伝家の宝刀、ダイナミック土下座。
・ちなみに、dTVで見られる副音声版がかなり面白い。六角編でガチの社内ストーカーっぷりを見せつける黒沢に、「怖いよお」と零すゆうたろう氏は正直可愛かった。

ギヴン(ドラマ)
①2021/07/17
②鈴木仁(上ノ山立夏),さなり(佐藤真冬),
 井之脇海(梶秋彦),栁俊太郎(中山春樹)
③FOD ④未読 ⑤☆☆
・原作は人気BL漫画。アニメ化もされている作品なだけに、実写化についてはかなり賛否があった模様。自分は原作未読だが、それでも高評価には至らず。
・鈴木氏は『消えた初恋』のあっくん役とは少し印象が異なるが、やはりイケメン。さなり氏は可もなく不可もなくといった感じ。正直好みではなかった。
・個人的には、メインの二人よりも年上二人の恋模様の方が見たい気持ちになってしまった。演者のルックスはさておき、ここだけ続編をやって欲しいレベル。

消えた初恋(ドラマ)
①2021/10/09
②道枝駿佑(青木想太),目黒蓮(井田浩介)
③Netflix ④既読(鑑賞後) ⑤☆☆☆☆☆
・本番はおろかキスもない、あるのは手つなぎとハグくらい。それでここまで満足度の高いBL作品に出会えるとは、正直思ってもみなかった。とにかく素晴らしいの一言。
・消しゴムのおまじないを勘違いするところから始まる、ピュアな高校生たちの恋愛物語。青春モノに『キュン』とする感性がまだ自分にあったことに、我ながら驚いた。
・道枝氏は表情がくるくる変わるところがとにかく可愛い。そして個人的に井田に目黒氏を充てたことが、このドラマの最大の勝因なのではと思う。イメージドンピシャ。
・メインの二人はもちろん、橋下さんやあっくん、個性豊かなクラスメイトや担任の谷口先生に至るまで、登場する全キャストを好きになれるドラマ。ぜひ続編が見たい。

ポルノグラファー~春的生活~(ドラマ)
①2021/10/20
②竹財輝之助(木島理生),猪塚健太(久住春彦)
③FOD ④既読(鑑賞後) ⑤☆☆☆
・劇場版ポルノグラファーの前日譚となるショートドラマ。それ以上でも以下でもない。とりあえず、白昼路上のカー〇〇〇〇は自重すべきじゃなかろうかお二人。
・久住から、木島の友人として城戸の名前が挙がった時、木島が過去の自分たちを回想するシーンでちょっと萌えてしまった。あくまでも自分の推しは城戸なんだなと。

ポルノグラファー~続・春的生活~(ドラマ)
①2021/10/20
②竹財輝之助(木島理生),猪塚健太(久住春彦)
③FOD ④既読(鑑賞後) ⑤☆☆☆
・劇場版ポルノグラファーの後日譚となるショートドラマ。それ以上でも以下でもない。子供の何気ない一言で家族バレのくだりは見ていてちょっとヒヤッとした。
・蒲生と木島のただならぬ関係を妄想していた久住くんだが、本当にただならぬ関係だったのはそっちじゃないんだよなあとニヤニヤしてみたり。いい当て馬だな城戸。

美しい彼(ドラマ)
①2021/11/18
②萩原利久(平良一成),八木勇征(清居奏)
③Netflix ④未読 ⑤☆☆☆☆
・吃音症の高校生が、美しい同級生に一目惚れし、彼をキングと称して追いかける物語。と同時に、実は両片想いの物語でもある。時にどうやって校舎に入ったんだ卒業生。
・作中でキモいと言われ続ける萩原氏は、とても愛嬌のあるイケメンさん。そして八木氏はタイトルに違わぬ美しさで、彼に心酔する平良の説得力を大きく増している。
・物語中盤で平良視点から清居視点に変わった途端、面白みが格段に上がった印象。想いが一方通行ではなかったと分かった時のカタルシスはとにかく素晴らしかった。

ケイ×ヤク -あぶない相棒-(ドラマ)
①2022/01/13
②鈴木伸之(国下一狼),犬飼貴丈(英獅郎)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆☆
・死んだ先輩の謎を追う公安刑事と、その先輩を姉と慕うヤクザの若頭がタッグを組んで難事件に挑むサスペンス。BLものというよりバディものの印象が強い。
・鈴木氏はシンプルにイケメン。その上体格もいいので見栄えは抜群。犬飼氏は、ルックスはいいけど髪型がちょっと気になった。何だか垂れ耳の犬っぽい。
・原作が完結していないので仕方がない部分もあるのだろうが、最終回は完全に「俺たちの戦いはこれからだ!」エンド。不完全燃焼感は正直拭えないところ。

僕もアイツも新郎です。(ドラマ)
①2022/03/13
②葉山奨之(瀬戸亮介),飯島寛騎(相川瑞樹)
③Netflix ④原作なし ⑤☆☆
・ゲイカップルの結婚式当日、だがその片割れが周囲の誰にも相手が男だと話していないとバレてさあ大変、という展開のコメディドラマ。BL要素はかなり薄め。
・個人的な好みとして、葉山氏はちょっとないなと思ってしまった。なお、お相手の飯島氏は安定したイケメンっぷり。さすがのライダー俳優と言ったところか。
・ゲイカップルを取り巻く色々な問題に切り込むかと思いきや、基本はコメディなのでその辺は緩く和解して大団円。でもプランナーは胃に穴空いてそうだと思った。

チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~(映画)
①2022/04/08
②赤楚衛二(安達清),町田啓太(黒沢優一),
 浅香航大(柘植将人),ゆうたろう(綿矢湊)
③prime video ④未読 ⑤☆☆☆
・これを劇場で見た身内曰く、「わざわざ映画でやる内容とは思えなかった」。そして後にこれを見た自分も、「これ単発ドラマでよかったんじゃ?」と思った。
・安達の長崎出張から、二人がついに結ばれて、互いの実家に挨拶に行く話。特に盛り上がる展開もなく、重要な新キャラが登場するでもなく、淡々とした後日談の印象。
・そして連ドラ版でも思ったが、主演二人の絡みが明らかに制限されているのに違和感を覚えた。キスも隠し、ベッドでも露出なしはさすがに何か縛りがあるんだろうか。

不幸くんはキスするしかない!(ドラマ)
①2022/04/21
②曽田陵介(福原幸多),佐藤友祐(篠宮直哉)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆☆
・あらゆる不幸に見舞われる人生を送ってきた大学生が、幸運続きの同級生に取り入って生活を変えようとする物語。なら友人でいいのではと思ったのは内緒。
・曽田氏も佐藤氏もルックスは抜群。可愛い曽田氏にクール系の佐藤氏でバランスもよい。ラスト、二人がわちゃわちゃしている姿にはちょっとほっこりさせられた。
・個人的に経験がないので分からないが、ああいうオープンスペースっぽい場所で講義を行う大学は本当にあるんだろうか。正直、集中できなさそうだと思った。

恋い焦れ歌え(映画)
①2022/05/27
②稲葉友(桐谷仁),遠藤健慎(KAI)
③prime video ④原作なし ⑤☆☆
・レイプ被害にあった元教職員と、その犯人を自称する青年の物語。世界観がとにかく難しくて、個々の登場人物の心情を汲み取るところまで中々いかなかった。
・ライダー出身俳優でもある稲葉氏は、アンニュイな表情が相変わらず美しい。遠藤氏はちょっと影のある感じが、若干サイコパスみを感じてこれはこれでよし。
・序盤、被害直後の桐谷の顔についた『もの』が何なのか気づいた時にはさすがにゾッとした。そういう面も含めて、これはBL作品と呼ぶべきではないかも知れない。

オールドファッションカップケーキ(ドラマ)
①2022/06/13
②武田航平(野末),木村達成(外川)
③prime video ④既読(鑑賞後) ⑤☆☆☆☆
・アラフォー上司にアラサー部下という、実写BL界隈では珍しい部類に入る年齢高めの組み合わせ。見てるととにかくスイーツが食べたくなる、深夜視聴には向かない作品。
・武田氏はとにかくはまり役。若すぎず老けてもいないルックスが野末にピッタリだった。そして、いかにも仕事ができそうな木村氏の雰囲気(と肉体美)も素晴らしい。
・野末のアンチエイジングという名目で、徐々に距離を縮めていく二人の光景は見ていてほっこりさせられた。「好きな人で抜いてる」発言はさすがに笑ってしまったが。

先輩、断じて恋では!(ドラマ)
①2022/06/16
②内藤秀一郎(柳瀬淳),瀬戸利樹(金田優希)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆☆
・正直、恋愛要素よりも仕事要素の方がウエイト重めな、CGクリエイター同士の恋愛物語。エンディングの映像の変化でその時点の関係性が見えるのが面白かった。
・どちらもライダー俳優である内藤氏と瀬戸氏は当然ルックスも揃って合格点。ただ、改めて拝見してふと思ったのだが、内藤氏、ちょっと顔が長く見えないか?
・余談だが、メインライダーとサブライダーの主役カップルの他にも別のメインライダーやサブキャラがいて、キャストがやたらと仮面ライダーみが強い作品。

君のことだけ見ていたい(ドラマ)
①2022/06/17
②倉悠貴(浅倉咲良),水沢林太郎(永瀬佑真)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆
・別作品に登場するBL漫画を原作にした映像作品という、ちょっと混乱しそうになる設定。ちなみに、その別作品の方は未視聴(現時点では視聴予定なし)。
・hisのドラマ版でも出演していた倉氏は、やはりあの独特なロン毛がちょっと苦手。水沢氏も悪くはないが、自分の中ではあくまで及第点止まりというところ。
・話数が少ないこともあるが、ぬるっと告白して何となく付き合う流れになった印象。元ネタの方で人気作品という触れ込みなら、もう少し頑張って欲しかった。

みなと商事コインランドリー(ドラマ)
①2022/07/06
②草川拓弥(湊晃),西垣匠(香月慎太郎),
 奥智哉(英明日香),稲葉友(佐久間柊)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆☆☆
・『チェリまほ』の六角と『消えた初恋』の委員長が主演の、年上のゲイを一途に想い続ける男子高校生の物語。BLドラマにしては話数がたっぷりあるのが嬉しい。
・好みからは外れるが、草川氏は普通に可愛い年上男性という感じ。そして西垣氏はちょっと驚くぐらいのイケメンっぷりだった。作品が違えばこうも印象が変わるのか。
・壁ドンならぬ乾燥機ドンは、本作を象徴する名シーン。普段は素直でいい子なのに、スイッチが入ると急に雄みが増すシンくんは天然のスパダリだと思う。

高良くんと天城くん(ドラマ)
①2022/08/18
②佐藤新(高良瞬),織山尚大(天城太一)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆☆☆
・タイトルのとおり、高良くんと天城くんという二人の男子高校生が密かにお付き合いをしていく日常劇。特に期待をしていなかった分、余計にツボにヒットした印象。
・高良役の佐藤氏がイケメン判定かどうかは微妙なところ。ただ、天城役の織山氏は実写BLのトップランカーに入れるレベルの可愛さ。もはや合法ショタだろあれは。
・リアリティ云々は別として、登場人物の小気味いい会話劇が聞いていて楽しい。「むしろ切り上げて結婚」は名言。あと脇では香取くんがかなりいいキャラをしていた。

壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている(ドラマ)
①2022/10/03
②松岡広大(猫屋敷守),中尾暢樹(風間一星)
③FOD ④未読 ⑤☆☆
・近年ありがちな、タイトルだけでほぼ説明が済む系統の作品。ガチムチ系BL同人作家の猫屋敷くんが、創作活動に恋愛に、色々とこじらせながら邁進する物語。
・松岡氏、中尾氏とも、自分の好みとは言い難いがけして悪くはないルックス。ただ、正直中尾氏はあまりアイドルっぽいお顔立ちには見えなかった。
・個人的には、一体どういう経緯でぺこぱのしゅうぺいがナレーションに選ばれたのかが地味に知りたい。あと、小春ちゃんの「ここ〇ン」発言はさすがに笑った。

永遠の昨日(ドラマ)
①2022/10/21
②井上想良(青海満),小宮璃央(山田浩一)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆☆
・正直に言って、死にネタや離別ネタは好みでないので繰り返し視聴はしないだろうが、それでもドラマの出来自体はよかったので、最後まで面白く見られたのが幸い。
・個人的な好みとして、井上氏のルックスは一応及第点。小宮氏の方が好みには近かった。大分痩せ型なのは気になったが、リアルな男子高校生としてはアリかも。
・互いに強く想い合ってるのが十分伝わるからこそ、ああいう結末になるのは仕方ない反面やはり切ない。どうせなら、幸せな関係で終わる二人が見てみたかった。

飴色パラドックス(ドラマ)
①2022/12/15
②木村慧人(尾上聡),山中柔太朗(蕪木元治)
③Hulu ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆
・原作の時点で好きな作家さんだったのでそれなりに期待値が高かったのだが、そのハードルを超えてくれたかと聞かれれば残念ながら、となる出来だった。
・木村氏、山中氏の両名に感じたことは、ルックスはいいのに演技力に難がありすぎる。特に主人公ポジの木村氏のたどたどしさが悪い意味で目立っていた。
・キャストの演技力もそうだが、脚本や演出もあちこちで違和感を覚えて、ドラマに入り込めなかった。最後のベッドシーンはあれで本当によかったんだろうか。

すきすきワンワン!(ドラマ)
①2023/01/24
②岸優太(雪井炬太郎),浮所飛貴(木ノ宮天)
③Hulu ④原作なし ⑤☆☆
・昔亡くなった愛犬が人間の男に転生して、すっかりダメ男と化した青年の元に帰ってきた、というファンタジー設定の物語。あれで生きていけるコタくんは正直羨ましい。
・ダメ男モードでも不思議と愛嬌のある岸氏は、スーツ姿とのギャップがよかった。前世がサモエド犬設定の浮所氏は、しっかりした体型とルックスがかなりのはまり役。
・最終的にあのオチにするなら、片想い云々のくだりは正直いらなかったように感じた。BL要素を捨てて最初から友情か家族愛に絞っていたら評価が変わった可能性あり。

僕らのミクロな終末(ドラマ)
①2023/01/30
②瀬戸利樹(仁科真澄),中田圭祐(日下部律)
③FOD ④既読(鑑賞後) ⑤☆☆☆
・隕石により地球があと10日で滅亡する、というトンでも設定の物語。元カレのトラウマを抱える男とその元カレが、再会して終末を過ごすことになる顛末が描かれている。
・瀬戸氏は基本どういう役でも瀬戸氏。相変わらず大きい目が可愛い。で、正直中田氏については、もう少しカッコいい人で見たかった。勿論悪くはないんだけども。
・中盤くらいまで清々しいレベルのクズ男だった律が、道中で少しずつ印象を変えていく流れは中々面白かった。あと、本番シーンはもう少し頑張って欲しかった。

美しい彼(シーズン2)(ドラマ)
①2023/02/08
②萩原利久(平良一成),八木勇征(清居奏)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆☆☆
・前作、ついに思い通じ合った平良と清居が、恋人として同棲生活を送る物語。だが当然、甘々なだけでは終わらない。3話のラストは見ていて清居が可哀想すぎた。
・前作から五割増くらいデレるようになった清居に「清居めっかわ」と言った回数と同じくらい、平良に対して「お前ホントそういうとこやぞ」とツッコミを入れてた印象。
・ここからいよいよ平良が大学卒業を迎え、二人の関係性にも色々と変化があるのかないのか、というところでドラマ本編は終わり。この後続く劇場版に期待大。

エゴイスト(映画)
①2023/02/10
②鈴木亮平(斉藤浩輔),宮沢永魚(中村龍太)
③劇場 ④未読 ⑤☆☆☆
・前述のとおり、死にネタが基本的に地雷な自分が、ある程度のあらすじを知った上で見に行った作品。鈴木氏の熱演は、期待していた以上に素晴らしかった。
・鈴木氏が役を演じる上であの体型を作ったのだとしたら、その役者魂には頭が下がる思い。宮沢氏は透明感のあるルックスで、二人のバランスがとてもよかった。
・タイトルの『エゴイスト』がどういうことを指すのかは、最後まで見れば自然と腑に落ちる感じ。それでもやはり、ハッピーエンドが見たかった気持ちは残った。

ジャックフロスト(ドラマ)
①2023/02/16
②本田響矢(奥沢律),鈴木康介(池上郁哉)
③Hulu ④原作なし ⑤☆☆☆☆☆
・ドラマシャワー枠初のオリジナル作品となった今作は、個人的に同枠一番の大当たりだった。透明感のある映像演出と、長回しによるリアルな駆け引きが特長の秀作。
・別れ話の直後、事故で自分の記憶だけ失った恋人と、事実を隠して同棲を続ける両片想いストーリー。話数の少なさに対して、二人の生活を丁寧に描いている点も好印象。
・『高天』の香取とはガラリと雰囲気を変えた鈴木氏は、白い肌が印象的なイケメンさん。そして冬設定の影響で萌え袖が標準装備の本田氏は、あざと可愛さがハンパない。
・真面目と奔放、正反対のようでいて実は根っこの部分がとても似ていた二人。それが明らかになる最後の畳みかけは見事の一言。伏線の回収の仕方が非常に巧みだった。

僕らの食卓(ドラマ)
①2023/04/06
②犬飼貴丈(穂積豊),飯島寛騎(上田穣)
③Lemino ④既読(鑑賞前) ⑤☆☆☆
・ばくだんおにぎりをきっかけに、ゆっくりと仲を深めていく青年二人と彼らに愛されて育つ男の子の物語。深夜に見るには結構な飯テロで、料理がどれもこれも美味しそう。
・某ニチアサの印象が濃いお二人であるが、予想に反して犬飼氏は驚くほどに"豊"だった。飯島氏も髪型を除けば雰囲気的にかなりマル。あと、種ちゃんが文句なしに可愛い。
・原作のボリュームに対して話数が多めで、オリジナルシナリオを入れた分原作のテンポ感が若干損なわれた感も。ただ、ライトBLらしい柔らかい雰囲気は十分楽しめた。

劇場版 美しい彼〜eternal〜(映画)
①2023/04/07
②萩原利久(平良一成),八木勇征(清居奏)
③劇場 ④未読 ⑤☆☆☆☆
・ドラマ2期分、全10話の集大成となる劇場版。相変わらずこれでもかというほどの映像美で、青いカップルの懊悩を描いている。風呂場でのイチャイチャシーンは必見。
・物語を牽引するのは、ドラマと同様基本的に平良。清居への度を超した偏愛っぷりはそのままに、大学卒業を前に一人の男として揺れ動く様は、等身大的で非常に好印象。
・脇では、ドラマ終盤に登場した野口さんがいいアクセントになっている。基本誰に対しても控え目な平良が、彼相手には意外とズケズケとものを言うのが何だか新鮮だった。

全ラ飯(ドラマ)
①2023/04/14
②近藤頌利(一条颯太),ゆうたろう(三木真尋)
③Hulu ④原作なし ⑤☆☆☆☆
・ストレス解消に全裸で飯を食うという癖を持つエリートサラリーマンと、彼に密かに思いを寄せ続ける料理好きの青年のラブストーリー。主人公の鈍感具合はラノベばり。
・これがドラマ初出演&初主演の近藤氏は、素晴らしい肉体美を誇るイケメン。そして黒髪でより自分の好みになったゆうたろう氏はけしからん愛らしさ。体格差がまた垂涎もの。
・全裸で飯、というセンセーショナルな設定は中盤辺りで忘れられるが、その分颯太の精神的な成長が少しずつ伺えるのが好印象。最終話の口説き文句はまさに集大成だった。

アキはハルとごはんを食べたい(映画)
①2023/06/02
②赤澤遼太郎(秋吉純太),高橋健介(藤城春継)
③劇場 ④未読 ⑤☆☆☆
・一軒家で同居する大学生二人が、それぞれ思いや悩みを抱えつつ日々を過ごしていく物語。BLものかどうか判断に困るレベルの健全ぶりだが、作品の纏まりは悪くなかった。
・天真爛漫という言葉がよく似合うルックスの赤澤氏と、クールで落ち着いた雰囲気の高橋氏。どちらも爽やかなイケメンさんで、仲睦まじい二人の姿はたいそう眼福だった。
・普通の男子が作る、いい意味で庶民的な料理は味の想像が容易な分、どれも美味しそうだった。あと、前述のとおり色っぽいシーンは皆無なので、その点では初心者向けか。

4月の東京は…(ドラマ)
①2023/06/15
②櫻井佑樹(滝沢和真),高松アロハ(石原蓮)
③Hulu ④未読 ⑤☆☆
・中学生の身空で肉体関係を持ってしまった二人の少年が、大人になって再会し、もう一度関係を深めていくストーリー。当初のイメージよりもかなり重たい空気の作品だった。
・あくまで個人的な好みとして、櫻井氏の髪型の野暮ったさが結局最後までしっくりこなかった。石原氏のルックスは十分だが、どちらも演技力という点では及第点レベル。
・正直、恋愛パートよりも外側のごたごたが微妙に纏まりが悪く感じた。特に職場絡みのところはオチまで見てもイマイチすっきりせず。上司役がミスマッチだったせいか。

みなと商事コインランドリー2(ドラマ)
①2023/07/05
②草川拓弥(湊晃),西垣匠(香月慎太郎),
 奥智哉(英明日香),稲葉友(佐久間柊)
③U-NEXT ④未読 ⑤☆☆☆
・前作で、慎の長い片想いがようやく報われ、晴れて恋人同士になった二人のその後の物語。サブカプである明日香と柊も含め、それぞれの関係が深まる様子が描かれている。
・恋人になっても照れ屋で意地っ張りな湊と、湊のことが好きすぎる慎のやり取りは基本変わらず。なし崩しの同棲生活からまさかの記憶喪失ネタまで、テンポよく進んでいく。
・個人的には、恋愛どころか日常生活にも向いてなさそうな柊が、明日香への好意を自覚する下りが大変胸アツだった。ちなみにあの二人は、どっちがどっちなんだろうか?

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