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とてもではないがそれどころではない(相棒Season20-7 感想)

はじめに

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視聴者にとってもホントに初耳なんですけど?

相棒Season20-7「かわおとこ」の感想になります。今回のテーマは「水質汚染」「妖怪」。そして、特命係が子供と絡む回でもありました。

歴代でも、子供が関わって来る回は大当たりが多い印象です。
Season1-5「目撃者」、Season7-13「超能力少年」、Season10-10「ピエロ」、Season18-10「杉下右京の秘密」……印象深い物を挙げていくだけでもキリないなこれ。

川で溺れて意識不明の辻浦悠太。その姉・百花と接触した特命係は、彼女の口から「妖怪・かわおとこ」の話を聞かされます。「『何か』を妖怪だと認識した(だから、その何かの正体を探る)」というまあまあお馴染みの展開ですね。

結論から言うと、かわおとこの正体は水質調査をしていた笹沼硝子の人間・高部でした。辻浦悠太が溺れた原因も、高部を妖怪だと認識して、悠太が川に入ってしまったから。

一方で、高部には高部なりの理由が。
かつて命を落とした部下・荻野の遺志を継ぐため。かつては城西エレクトロニクスという会社が起こしていた水質汚染でしたが、今回は土壌を通じて、笹沼硝子が水質汚染を引き起こしていた。しかも、笹沼硝子の社長・笹沼はそれを隠蔽しようとしていた上、それに気づいた荻野を殺害していたのでした。

今回の登場人物は、それぞれ後悔を抱えて過ごしていました。
荻野の死や悠太の事故に直接の関わりはないが、見て見ぬ振りをしていた高部。
疲れていて悠太を見張っていられなかった母・辻浦千夏。
事故があった日、悠太の世話を母に丸投げしてしまった辻浦百花。

高部は、笹沼社長の威圧に勝てず。辻浦一家は、家事の多忙さに負け。
それが事件事故と、後悔のキッカケ。

しかし。特命係の介入を経て、事態は解決へ。後悔を吐露した事をキッカケに、彼ら彼女らも前向きに進んで行けそうです。

……同行を求められる時ですら高部を恫喝する笹沼社長、普通に怖いですね。そりゃあ高部のように委縮する人も出ます。


さて。実のところ今回の話、頭に入って来ない感覚がしました。頭に入って来なかったので2回ほど見返しました。
理由は、7話放送日の朝から流れてきたこのニュース。

マジっすか。

歴代の相棒は、作中で卒業を仄めかす事こそあれど、卒業のタイミングまでそれが明かされる事はありませんでした。まさかまさかの、シーズン途中で卒業予告。

亀山君、神戸君、カイト君、冠城君。皆良いキャラをしていました。最初は「新相棒、受け入れられるのか?」とか思いつつも、なんだかんだ好きになっていく物でした。

多分冠城ロスになります。そして、今後も「相棒」自体が続いて行くというのであれば、新相棒も気に入って行くことになるのだと思います。
しかしまあ……次の相棒はどんな人物になるのでしょう。冠城君は、どういう形で特命係から離れていくのでしょう。そして現時点で残されている数々の因縁は、どれだけ冠城君が居る今シーズンのうちに解消されるのでしょう。
色んな意味で、今後も目が離せなくなって行きそうです。

最後に

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来週休みなのもマジっすか。

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