餓死してもいいのか。
今朝、電話での保護依頼がありました。
野良猫1頭(避妊去勢済)の世話をしていたが、
引っ越すことになり面倒がみれなくなったので保護して欲しいとのこと。
家にも出入りしていたそうなので、そのまま保護されては?と言いましたが
既に1頭飼っていて、引越し先が1頭までしか飼えないので無理だと言われました。
都内各所から同じような問い合わせが来るのですが、基本は餌をあげ始めたのなら最後までやり通して欲しいです。
そのような問い合わせの方は大抵こちらが自分でできる里親募集のやり方を説明しても、難しくて出来ないと丸投げしようとします。
(もちろん自分でしてくださる方もいます!)
こちらも不幸な猫を減らすために活動をしていますが、限度があります。
シェルターの広さとそれに見合った頭数と自分の力量を見ないと結果的に不幸になるのは保護していたはずの猫達です。
よく愛護団体が不当飼育や多頭崩壊で潰れてしまうのは、助けたい一心で無理な保護をしてしまうからです。
非営利団体は利益を求めることは出来ない為、使えるお金にも限度があります。
1歩道を間違えてしまったら簡単に崩壊してしまうのです。
そうならない為には現状保護する子を選んでいかなければならないことに悔しさを抱えながらみんなやっています。
なのに、保護してもらえないとわかると
「餓死してもいいってことですか。わかりました。」
と言われました。
そんな訳ないのに……
命を助けたくてやっているのに、餓死してもいいとか思うはずない。
餓死させたくないならなんとしてもその子を一時的にでも保護して自分で里親を探せばいいのに団体に丸投げしようとした挙句暴言まで吐く人、とても多いです。
こちら側も同じ人間です。
強くあろうとは思いますが傷つきます。
年齢を盾にして里親募集をすることを拒む人多いですが、それなら初めから手を出すべきではない。
中途半端に人から餌をもらった子達は貰えなくなったら生き方がわからなくなります。
無責任にも程がある。
私の持つシェルターには21頭の猫がいます。
私ひとりで世話をしているし、猫は本来群れる生き物ではないのであまり多頭すぎるとストレスから病気になることもあります。
これが限界なんです。
みんな気軽に団体に頼りすぎだと思います。
もう少しやるならやるで知識を身につけて欲しいです。
(怒`Д´怒)