2016年3月31日 四国歩き遍路〜17日目〜
本日も良く眠ることが出来ました。
ただテント内の結露がひどく
べちゃべちゃです。
中の温度と外気温の差が激しいと起こります。
二夜連続なので少し凹みます。
薄い霧がたちこめる朝一でした。
今日は約35kmのウォーキングです。
昼から降水確率が80%なので
祈るしかありません。
雨よ降らないでくれ・・・
伊豆田トンネルです。
今回最長の1620mです。
22分くらいトンネル内を闊歩します。
空気は良くないです。
足摺岬が射程圏内に入りました。
まだ天気は良いので気持ちがいいです。
通りすがりのおばあちゃんに
甘夏をいただきました。
歩きながら食べました。
ビタミンを感じました。
有難うございました!
久百々と書いて、くもも、と読みます。
天気の内にどんどん進みます。
海岸沿いや遍路道を織り交ぜながら
内回りで足摺岬を目指します。
サーファー達が
ちらほら波を待っていました。
波が良さそうです。
大岐海岸沿いの遍路道は
結構な荒れた道でした。
これあってるの?
というくらい道なき道でした。
急な勾配で足場が悪い箇所が多いです。
そして昼前に雨が降り始めました。
最初はパラパラでしたが、
徐々に雨脚は強くなりました。
雨で足場が滑りやすくなり
転けそうになります。
そして雨の遍路道は
暗く気味が悪いです。
これからは14kmほど大雨にうたれました。雨に濡れて心が折れそうになりながらイライラしながら歩きます。ビショビショなのでお店にも入れないのでお昼はカロリーメイトで済まし歩き続けます。イライラがMAXに達しそうな時、ふと前に読んだアドラー心理学を思い出しました。怒りを捏造するという考え方です。私は今、怒りを捏造しているのではないかと考え、何に怒っているのかを冷静に考えました。雨で足がビショビショで冷たく寒いこと、上着がゴアテックスだが限界もあり中に染み入ること、ポシェットがうまく隠れず少し濡れていること、その中の携帯は大丈夫か、革財布が濡れていないか、バッテリーは?、寒い、風邪をひくかも、足も疲れてきた、などなど様々な理由で怒りを作り出していました。怒っても何の解決にもなりません。そこで考えました。この雨で喜びを得ているものの存在、雨を必要とする人や国の考え方、すると次第に怒りが鎮まっていくのを感じました。産んでくれなければ、こういう感情すら抱けなかったんだと親への感謝の気持ちに繋がっていきました。冷静になり、携帯や色々なものを確認すると全て無事でした。それからは雨のことが気にならなくなりました。怒りはコントロール出来るものだということが少しだけ分かった気がします。このタイミングで雨が降ってくれたことに感謝です。
なんだかんだで金剛福寺まで
あと少しの位置まできました。
足摺岬までの道は雨で不気味に感じました。
ついに足摺岬に到着しました。
雨は降り続いていましたが
せっかくなので展望台まで足を運びます。
灯台が見えました。
波の音がなんとも言えない雰囲気を
醸し出しています。
せっかくなので灯台にも足を運びましたが
写真を撮るのは止めておきました。
雨の灯台までの道や灯台
噂のお遍路の休憩所も
独特の雰囲気がありました。
金剛福寺は足摺岬駐車場の
目の前にありました。
到着した際はなんとも言えない
達成感と安堵感がありました。
38番金剛福寺
納経所のお姉さんに明日のルートや
宿泊先なども教えていただきました。
有難うございました。
本日は夜も雨なので
足摺岬近くの民宿「はっと」さん
にお世話になりました。
テレビがない部屋だったので
6000円にまけて下さいました。
洗濯100円、乾燥200円は
別途必要となります。
夜ご飯は新鮮な刺身盛りが
どんと置かれていました。
これを四人で食べました。
清水サバは身がしまっており
本当に美味しかったです。
サバの肝も初めて食べましたが
これまた美味でした。
大将があとから追加で
刺身を持ってきて下さいました。
有難うございました。
その他は、ご飯、お味噌汁、漬物、
ほうれん草お浸し、鯖塩焼き、
鰹のタタキがありました。
ご馳走様でした。
宿にはお遍路さんも3人程いらっしゃって
情報交換も出来ました。
本日は濃い一日でしたが
良い気づきも得れました。
良く眠れそうです。
おやすみなさい。
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