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【BPLS3 セカンドステージ 第9試合】GAME PANIC、首位通過を狙うROUND1相手に大勝!GAME PANICの本番力、ここに極まれり

BEMANI PRO LEAGUE Season 3 beatmania IIDX セカンドステージ第9試合、ROUND1はここを勝利すればリーグ首位通過確定、決勝トーナメントはSFからのスタートとなります。GAME PANICは勝利すれば暫定2位になります。ROUND1はU*TAKA選手のコストが0なため、残り3人で戦わなければいけませんが、それにGAME PANICはMIKAMO、PEACE、TAKA.S選手と言った実力十分な選手が揃っています。最終戦勝利し勢いをつけるのはどのチームか!?


先鋒戦:NOTES KUREI VS MIKAMO

KUREI選手:NEBULA GRASPER
MIKAMO選手:Vermilion

先鋒戦は高難易度を得意とする2人ですが、BPLでは低難易度帯でも何度か活躍しています。まずはここで2タテを狙いたいところです。
KUREI選手の選曲はNEBULA GRASPER。終始4つ打ちのリズムと16分の連打が主体の譜面です。BPMが152-153と若干変化しますがそのわずかな変化を感じ取れるかも重要です。
MIKAMO選手の選曲はVermilion。IIDXにはもう一つVermillionという曲名が酷似している曲がありますが全くの別物なので、選曲ミスに注意しましょう。譜面の傾向としては曲の短さに対してノーツが多く、32分が混じる乱打が多めの譜面となっています。

1曲目のNEBULA GRASPERは序盤同点からのスタート。その後KUREI選手が徐々に点差を広げ、中盤のブレイク直前の地点で6点リードします。そしてブレイク終了後の再び16分乱打がやってきた後もKUREI選手が更にリードを広げ、最後は9点リードでKUREI選手が勝利しました。
2曲目のVermilionは序盤MIKAMO選手がうまく判定がつかめなかったせいもあってか、KUREI選手が10点リード。その後の32分が絡む乱打地帯でMIKAMO選手が徐々に点差を詰めていきます。中盤の休憩地帯前でMIKAMO選手が5点リードと逆転。その後は一気にMIKAMO選手が流れを作り、更に10点リードとします。そして終盤も安定した精度でKUREI選手との点差を広げ、22点リードでMIKAMO選手が勝利しました。

同じNOTES譜面でも両者の得意な傾向で勝負した本試合。互いに高度なプレーを見せてくれました。両チーム同点スタートとなりましたが中堅戦以降はどうなるか?

先鋒戦 SCORE


中堅戦:CHARGE NAGACH VS PEACE

NAGACH選手:Sakura Reflection
PEACE選手:Scars of FAUNA

中堅戦は前試合LICHT選手(SILK HAT所属)相手に2タテしチームの流れを作ったNAGACH選手と、今シーズン未だ負け無しでここで2タテすればレギュラーステージ全勝達成、つまり個人賞獲得もありうるPEACE選手との対戦。NAGACH選手はせめて自選だけでも取りたいところですが、勝負師の本領発揮となるか?
NAGACH選手の選曲はSakura Reflection。レベル11の中では比較的簡単な譜面ですが、あくまでもCN絡みがしっかりと出来ればの話であってそれが苦手だと逆に難しく感じる譜面です。
PEACE選手の選曲はScars of FAUNA。元は天下一音ゲ祭の課題曲として、jubeatは初出の曲となっています。CNと同時に32分の配置や二重階段が多く、ズレもあるためかなり難易度の高い譜面となっています。

1曲目のSakura Reflectionは序盤差はつかず…と思われましたが連続スクラッチ地帯でPEACE選手が4点リード。その後ほとんど差が付くことなく後半戦に入りますがここでNAGACH選手が少し崩れ、一気に8点リードに。その後PEACEが全く崩れないどころかMAX-一桁代を狙う勢いでNAGACH選手との差を広げ、最後は18点リードでPEACEが勝利しました。
2曲目のScars of FAUNAは序盤からPEACE選手が6点リード。毎度思うのはPEACE選手、なんでこんな難しい譜面を綺麗に光らせられるんだ…???と思うレベルのプレーを今シーズンよく見ますね。そして後半で22点リードし全く崩れることなくNAGACH選手とのリードを広げます。そして最後は37点リードでPEACE選手が2タテを達成しました。

PEACE選手は全32名唯一の全勝達成、獲得ポイント賞1位確定(20pt)、カウンター賞1位(10pt)、TOP SCORE賞暫定1位(Sakura Reflection 99.790%)と個人賞3冠に王手をかけています。それほどまでにPEACE選手がこのBPLで大きく成長していることがよく分かりました。QF以降でも全勝記録を伸ばし続けるのか期待です。NAGACH選手は前試合の勢いに乗れず惜しくも2タテを許してしまう形に、これでROUND1は勝利のためには2タテが必須となりましたが、試合はまだまだ最後まで分かりません。

中堅戦 SCORE


大将戦:PEAK I6VV VS TAKA.S

I6VV選手:ra'am
TAKA.S選手:Mare Nectaris

そして大将戦、ROUND1は2タテすれば勝利&SF進出確定、GAME PANICは1タテで勝利かつ暫定2位に浮上する重要な局面。一見TAKA.S選手に分があるようにも見えますが、I6VV選手も負けてはいません。
I6VV選手の選曲はra'am。BPM222で高速乱打、連続スクラッチ、トリルと終始疲れる譜面となっています。最初と途中でBPMが111になりますがギアチェンは特に難しくはないため対処は比較的容易です。
TAKA.S選手の選曲はMare Nectaris。BPM256で16分の乱打を終始叩き続け、8分の軸押しと32分の折り返し配置が脅威的なレベル12の中でも特に難易度の高い譜面で、発狂が得意か不得意かが鮮明に可視化される譜面だと思っています。

1曲目のra'amは序盤はなんと点差が付かず、しかしその後の高速連続スクラッチでTAKA.S選手がリード、と思えばI6VV選手が逆転するというシーソーゲームが続きます。しかし鍵盤地帯はやはりTAKA.S選手の得意分野ということもあってここではTAKA.S選手が精度をキープし逆転に成功しますが、スクラッチ地帯ではI6VV選手が綺麗に光らせここで逆転します。そして終盤、TAKA.S選手が20点以上リードした状態でラストの16分トリルでそれまであった点差がなんと一気に0になり、残すはBSSに全てが委ねられた状況でTAKA.S選手が光らせ1点差でTAKA.S選手が勝利しました。
2曲目のMare NectarisはTAKA.S選手の一人旅が始まります。序盤から一気に50点差をつけ、縦連や32分の配置といった難所もしっかりとこなしていきます。そして高密度が更に高密度になる終盤でTAKA.S選手が105点リード。ラストの超発狂もほぼ崩れることなくAAAを達成し163点リードでTAKA.S選手が2タテを達成しました。

ra'amはもしかしたら…という展開もあり得ましたが最後はTAKA.Sが落ち着いて対処、そしてその後の自選曲もAAAを達成するなど、遂に本領発揮をしたTAKA.S選手、ここまで思うような成績を残せていなかった面もあったため、この2タテはQFに繋がるものになったと思います。I6VV選手は2タテ達成にはならずチームの勝利を逃してしまう形となりましたが、最後の最後までTAKA.S選手に喰らいつくその姿は格好よく見えました。

大将戦 SCORE


対戦結果

最終獲得ポイントは1-11で、GAME PANICが勝利となりました。

GAME PANICはこれで暫定2位となり、後は来週のSILK HATとレジャーランドの試合結果次第で2位か3位になることが確定しています。首位通過は逃してしまったものの首位を走るROUND1相手にファーストステージ同様に大勝することが出来ました。更にPEACE選手がレギュラーステージ全勝を達成し個人賞2冠(個人スコア賞とカウンター賞)は確定、トップスコア賞も暫定1位で来週の試合で何もなければ3冠という偉業を成し遂げようとしています。GAME PANICは元々総合力の高いチームとして知られていましたが特にPEACE選手はほぼ全ての難易度帯をカバーし、高い実力で相手を圧倒し続けています。QFでも全勝記録は続くのか、それともそれを止める者が現れるのか、注目です。
ROUND1はSF進出確定を目前に大敗を許してしまい、来週のSILK HATの勝敗次第で2位転落も全然あり得る状況になりました。前試合の勢いそのままにとはいかずGAME PANICの強さに圧倒され流れを作ることが出来ないまま負けてしまったことはかなりキツい負け方をしたように思えます。しかし決勝トーナメントの進出は確定しており、それまでに課題を克服して万全の状態で挑むROUND1の姿を楽しみにしています。


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