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知らず知らずの内に調子に乗っていたので自戒した話


今回の要約:描く対象へのリスペクトを大事にして描こう

今回は絵を描く上の心構えで反省と気付きがあったのでそれについて書きます。
まず発端となったのはいつもやっているジェスチャードローイングのこちらの2作品。



描いた時点でのコンディションが悪かったのかもしれませんし時間がいつもよりも無かったかもしれません。ただ気乗りしなかった事は事実です。いつもやってる「時間をかけた模写」をサボりました。
こういうやつですね。左下参照。



その時は別に好き嫌いなんてあるから仕方ないよなーと思っていんですがよくよく考えたところ、
「第一線で活躍している方が時間の合間を縫ってモデルをして下さってるのに『気乗りがしない』とは何様だ、失礼過ぎないか」
と思い直して別の機会にちゃんと描き直しました。



そこから派生する話になるんですが、普段描いている動物のドローイングも正直犬猫はあまり好みではありません。爬虫類や虫、鳥類などの動物の方が描いていて楽しいです。
しかし「誰かの家族を描かせてもらっているかもしれないのに蔑ろにするなよ」という話です。絵を描く事を続けてちょっと上手くなった程度で選り好み出来る立場だと自分の事を思い込んでいたんですね。
勘違いも甚だしい。

第一、仮に自分がモデルするなり愛用の道具を資料に提供するなりした時に「なんかキライ」とか言われたら腹が立つに決まっているのです。「バカにするなよ、ふざけやがって」と100%キレる事間違いなしです。
それと同じ事をやったり言っていたという事が恥ずかしくて仕方ないです。自分がされて嫌な事をやるなよって話です。マジで良くない。
俺はワールドトリガーやジャンケットバンクなど好きな作品を読んで何を学んでいたのかと情けなくなりました。俺は作中のキャラクターの様な生真面目さや真摯さに倣いたかったのではないのかと。

寧ろそこは「どんなものでも描きます!描かせて頂きます!」という殊勝さと気概を見せた方が粋ってもんですよ。実際目指す所の一つでもありますし。
上達して楽しくて調子に乗ってしまうのはよくある事だとは思いますが、それを理由に他者や対象に対して失礼な言動や態度を取るのはダメです。
モデルとなったヴァイオレットエヴァさん、SAFIさん、犬猫が好きな皆さんには大変申し訳ありませんでした。ごめんなさい。

あって当たり前のもので描いて消費していい、そんなものはありはしません。環境だったり提供者の厚意だったり色々な条件に恵まれてたまたま描けているだけです。そういった幸運にあぐらをかかず、リスペクトを持って「描かせて頂いている」という心構えでこれからは絵を描いて行こうと思います。
乱筆乱文大変失礼しました。

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