旧バラ荘という野毛にあるショットバーでサックスのTed秋山といっしょに演奏しました。
白石は横浜育ちなのでこのへんは庭でェ〜とかいう話をしたかったが、所詮学生とかいうクソガキと同じくらいの身分のときの話なので、野毛なんてダーティでアダルティな街には馴染みがなく、海側のバエバエでパリパリな方(俗に言うみなとみらい)しか知らないのであった。
みなとみらいの話する?高校時代からデートと言えば横浜駅から歩いてコスモワールドのあたりまで行って臨港パークに寄って海を見ながら語らってたよ〜なんて話がしたかったわけではありません今回。
せっかくTwitterと違って文字数に制限なく好き勝手に色々書けるんだから、セットリストといっしょにひとこと白石視点で曲解説とかできたら面白いじゃんね〜と思ったんですよ。ほな、やってみよか。
はい。こんなかんじでした。
さすが金曜夜の野毛、あちこちで人々が酒を飲んでおり愉快だった。演奏中にもふらっと来てババッと飲んでまた別の店に行くようなかんじの人が多くいた。外国人観光客もけっこういた。こういう活気が戻ってきているのは嬉しいことだなぁと供給する側の人間として思いますね。
ところでTed秋山って何者?という話もしておくべきだった。
ぼくは令和がはじまったくらいのころからTokyo Funk Federation(東京ファンク協会)というグループでキーボードを担当している。このTFFを立ち上げたのが、サックス奏者のTed秋山だ。
彼は確か1964年生まれ。たぶん父親と同い年だ。なんか大学でジャズ研に入ったとかだったかな。大手企業に就職して上海だか香港だかに赴任しているときに現地のミュージシャンや楽器好きの同僚なんかとバンドをやったりしていたらしい。そのころピアニスト小曽根真の通訳をやった経験からそっちの界隈の大御所と顔見知りだったりしていてこわい。で、よくしらないけど帰国して40歳を過ぎたあたりで音楽仲間を集めて設立したのがTFFだ。
TFFについて、普段どういうことをやっているだとか、どうして白石が加入したのかとか、そのへんのことはまたどこかで機会があったらいたします。
ライブ後には店の名物であるカイピリーニャをいただいた。ライムがはじけるせいでラム(厳密にはカシャッサでありラムとは全くの別物だそうです、しらなかった)がさわやかにゴクゴク飲めちゃうドリンクにメタモルフォーゼしており危険なかんじがしてよかったです。
最初から最後まで店にいて聞いてくれた人のなかに4人ほどTedの高校時代の同級生だという方がいた。白石は高校以前の同級生に今も親しい人間なんてほんのちょっとしかいないので、なんとなく「えーすごいなーいいなー」なんて言ったのだが、聞くところによるとナント「同級生だったけど当時は殆ど関りなくて、こうやって会うようになったのはここ10年とかそれくらいの話だよ」なんて具合なので本当に驚いた。Facebookで見つけたのをきっかけに交流が始まったのだそう。なるほど、おっさんおばさんになってから「出会い直す」ということもできるのだな。これには素直に面白そうだと思えたし、ほんのちょっと未来が明るくなったような気がした。
はい。今回はここまで。
おたより、想像の4倍くらい届いていてありがてぇ!めちゃくちゃ楽しく読ませてもらってます。ここで取り上げられそうなものに関してはタイミングを見てリリースさせていただきますので、気長に待っててね。