諧謔日記その22:かなしいかなしいそうめんのおもいで

夏が来るなぁ、そうめん食べたいなぁと思いました。
今回は白石にそうめん暗黒時代なるものがありました、という話をします。中学生になるくらいのときから大学出るくらいまでそうめんを食べてない、というお話です。
小6の夏休みにさぁ、じっちゃん(祖父の呼称です)が安かったからとか言ってバカみてぇな量のそうめんを買ってくるんですよ。それを毎日毎日茹でて出してくれるんですよ。毎日毎日、付け合わせもなく、つゆの味変なんかもないし、もしかして薬味もなかったかもしんない。いわば素そうめんですよ。なんだ素そうめんって。漢字にしたら素々面ですか。
まぁ日々何もせんでも食べ物が出てくるだけありがたい話ではあるんだけどサ、ぼくも姉も両親の教育が良かったので料理くらい当時からふつうにできたんですよ。でもさ、わかるだろ、逆らえないのよ。昭和の人間にはさ。
ただでさえ毎日同じもんだけ食わされて泣きそうになってるのに、じっちゃんも飽きてきてたのか知らんが、茹でたそうめんをクロ(愛犬の黒ラブラドールです)に食べさせるんですよ。それも「味がないとかわいそうだから」とか言って態々つゆに付けてから食べさせるので、ここで少年白石の心がピキキッと折れるわけです。この一件でそうめんがマジ嫌いになってしまって、実家出てから久々に食べたらおいしくてヨカッター!って話でした。はいはい。みなさんどう思います?これそうめんなんも悪くないですよね。彼も被害者じゃんね。
そういえばそのときにママに泣きついて買い込んでもらった軽食群のなかにあったサッポロ一番塩らーめんにハマるんです。いろんなアレンジを編み出したんだけど、卵をとじて刻んだ万能ねぎを大量にぶち込むスタイルはいまでもよくやってる大好きな食べ方ですわ。みんなもサ塩(サッポロ一番塩らーめんの略称です)のオススメの食べ方を紙に書いて表紙を付けて表紙にレポート提出用紙を貼って学籍番号を記入して教務課に提出してください。今回はここまで。

こんなことでも、いなくなった人のことを思い出すのは、きっといいことなのだろうと思う。

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