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Neuralink Progress Update, Summer 2020 まとめ
日本時間8月29日午前7時に、NeuralinkによるプレゼンテーションがYouTubeのライブ配信で行われました。
Neuralink Progress Update, Summer 2020
今回プレゼンテーションを行った目的
Neuralinkで働いてくれる技術者を募るため
プレゼン内容要約
新しい脳インターフェイス「LINK V0.9」を発表。
昨年の発表の時とは形がかなり変わっている。
(左が昨年。右が今回のデバイス)
↓実物
・脳に1024本の電極が接続される
・頭蓋骨に穴を開け、そこにスッポリ収まるように埋め込まれる
↓自動手術するロボット「V2」
・全身麻酔は必要なし
・頭の中に埋め込むため外からは全く目立たない
・不要になれば取り外し可能(健康状態に問題なし)
・デバイスはBluetoothでスマホアプリなどと接続できる
・ワイヤレス充電可能(一晩でフル充電)
・バッテリー持続時間は丸一日
・デバイスの価格は1000ドル(10万6000円)
〜デモ〜
Linkを埋め込んだブタによるデモが行われた。
ブタが鼻で何かに接触したことを検出して、それを音声で再生し、波の動きをディスプレイに表示させた。
今回のデモではデータの読み取りしか行わなかったが、今後は読み取りと書き込みの両機能を提供していく。
〜脳とAIを繋ぐことで役立つこと〜
記憶喪失や脳卒中、様々な依存症に至るまで、神経学的問題の解決に役立つ。
他にも心臓発作などの発生を警告したり、普段の健康状態の監視にも使える。
〜Neuralinkが実現したいこと〜
人の脳とAIを融合すること。
地球全体の人々の意志を結集してコントロールできるような世界が到来すること。
〜質疑応答(Q&A)〜
Q:テスラをテレパシーで呼び出すことはできますか?
A:可能です。
Q:ゲームに使用できますか?
A:おそらくまだです。
Q:思い出を保存して再生できますか?
A:メモリーをダウンロード/バックアップしたり、ロボット本体にアップロード/復元したり、必要に応じて再度再生したりすることもできます。
Q:脳の深層部で解決で解決できることは何ですか?Neuralinkの最初の応用例は?
A:うつ病のような中毒性の不安から失明や難聴、全麻痺に至るまで解決できます。初の試みは、片麻痺や四肢麻痺の人を対象にしています。「コンピュータと電話を操作できる」と思うだけで操作する。最終的には歩行能力を回復させることができます。
Q: ニューラルリンクの究極の目標を達成するために解決すべき最も困難な問題は何ですか?
A: スレッドとワイヤー。材料科学の問題では、スレッドを何十年も長持ちさせることが主要な問題の1つ。絶縁層は薄くても劣化しないように頑丈なものが必要です。「炭化ケイ素」はおそらく最高の材料です。
Q どのくらい薄いのですか?
A: サブミクロンの厚さ
Q:デバイスのセキュリティはどうなっていますか?
A:脳内データとのやりとりの多くが適切に暗号化されています。
最後に
冒頭の方でも書きましたが、今回プレゼンを行った理由はNeuralinkで働いてくれる技術者を募るためであるので、是非興味を持った方はNeuralinkで働くことを検討してみてはいかがでしょうか。
※以下、Neuralinkの公式ページからジョブボードに飛べます。
Neuralink.com