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相談職におすすめしたい書籍3選
今の時代、紙の書籍を買う機会も少なくなった。私は本が読みたいときにはデジタルで買うか、図書館で借りるか。
それでも紙媒体の本は一覧性が高く、仕事中にさっと読めるのがいい。
自分にとって大切な本は手の届くところに、紙媒体で持つことにしている。
そんなこんなで、私が職場や自宅に常備している本を紹介したい。
・・・・本当はノートとかでクリエイティブに”買って良かったもの”を紹介しているクリエイティブな記事憧れていたのだが、PCもデスク周りも全部会社支給のワタシに紹介できるクリエイティブなものなどないので、
本を紹介することにした。
①精神疾患のある人を支援困難にしないための基本スキルと対話のコツがわかる本: 相談援助職必携
包括職員として、精神疾患をお持ちの方と接する機会は結構多い。
その経験上、この本は読みやすくて実践性が高い。
著者は訪問看護の看護師さん、しかもケアマネジャーさん向けに書かれている本である。
特に・・・・
1つ目に紹介されている事例が「自分が妊娠していると妄想している高齢女性への対応」というケースであることが、この著者のエンジンのかかり具合がうかがえる。
皆さんは「最近ようやく妊娠したの」と高齢女性に言われたらどう返答するだろう・・・・・どうするよマジで・・この本を読めばなんとなく対応方法がわかる。
②認知症のある人への経済支援まるわかりガイドブック
みなさんお金の相談は得意だろうか・・・私は激苦手である。
この本は認知症や若年性認知症、それ以外の疾患がある方でも、どんな支援が受けれるかが載っている、のみならず、本の半分ぐらいが問題集になっている。
「こんな事例だけどどんな制度が使えるでしょうか?」という問題がたくさん載っているのだ。
この問題集が熱い!自分の実力がマジで測れる。
特に、若年性認知症では社会資源を総動員する必要があることが多く、最悪「時効」というタイムリミットで資源が使えなくなることもままある。
ちゃんと知識をつけて、相談者の不利益にならないようにしたいものだ。
ちなみに私はこの本で、75歳を迎えてなくても後期高齢者医療制度を受けることができることを初めて知った。
③ケアマネ・福祉職のための精神疾患ガイド
この本の何がすごいか、、それは失敗事例がちゃんと載っているのだ。
事例紹介系の本は成功事例のオンパレードで「そんなうまくいくわけないがや・・・」と思ってしまうが、この本の最後に載っている事例なんか、失敗に失敗を重ね、尻切れトンボで事例紹介が終わる。
「それで、、、この家族その後どうなったん・・・・?」と言う感じで事例紹介が終わるのだ!この事例を読むためだけに買ってもいい。
正直成功事例より失敗事例のほうが学ぶことが多い。
とりあえず、精神科分野について覗き見したいときにはおすすめの本である。
終わりに・・・・
アマゾンといえば、amazon unlimitedも結構おすすめである。
調べごとをしていて、『インターネットで検索して出てくる以上の知識がほしい』程度であれば、アマゾンアンリミテッドで野生のプロが書いた本がサクッと手に入る。
そこからもっと知りたいなら図書館に行くことにしている。
なんとなく、amazon unlimitedに入れば無料で読めるおすすめ本をおいてこの記事を締めたいと思う。