映画「SABAKAN サバカン」

 この作品で一番良かったところはキャスティングです。そこにいるだけて絵になる、ああ、いそうだなあこういう人。台詞を言うより先に、見えた途端にこう感じました。演出もあるでしょうし演技の上手さもあるとは思いますがそれとはまた違う、佇まいの強さが引き立っている映画でした。
 小学生の頃、自転車で近所も遠くも走り回っていた自分自身の過去がふと思い出しました。映画の中に出てきた場面と重なるところがいくつもあり、そこも心を掴まれた部分です。
 このような作品こそパソコンやテレビの画面でなく映画館の大きなスクリーンで見てほしい、そう思った作品でした。


公式サイト:https://sabakan-movie.com/#

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