#ピン除去 について0→99までマスター出来るnote
どうも、顔面にボルトを打ち込んでいるなるちゃん👼🏻です。
今回は、
【骨切りや両顎で付けたピンの除去】
についてまとめました。
骨経験者の皆様、顔に付いたピンどうしていますか?
取った方がいいのは分かっている。けれどピンのためだけに韓国に行きたくないし、休みもお金も使いたくない。しかし「取らないピンは顔に埋められた時限爆弾」なんてツイートを見てはピンに怯える、そんな日々。
ピン保有者としてピン除去を調べあげたので、メリット・デメリット全部書いていきます✨
1.ピンってなに?
この記事で取り上げる「ピン」とは、輪郭整形である骨切り3点や両顎手術で使用されるチタン製のネジやプレート、ワイヤーのことです。切断した骨と骨の橋渡しをするように使用されます。
骨切りの術後、骨と骨が完璧に密着し皮膚・筋肉などの軟部組織が素早く回復するために固定する役割を果たします。
ピンの大きさは様々、プレートの形も十字や一字型、星形と多種多様です。
整形初心者の方はこんな物騒ものが顔に入っているのかと驚かれるかもしれませんね。
2.ピンってどこに付いてるの?
イメージを持ちやすくするため、ピンの付け方を紹介します。(今回のイラストは一例です。患者の骨の状態や病院、執刀医の判断によりピンの固定方法は異なります。)
・オトガイ形成
・頬骨縮小
・両顎手術
3.ピン除去のあれこれ
ピン除去に関して気になったことを雑多にまとめました👼🏻
○ピンが付いていてもMRI検査出来る
チタンは非磁性なので、磁性を吸収するMRI検査を受けても全く問題はありません。同様にX-RayとCT撮影も問題なく受けることができます。空港の保安検査で音が鳴ることもありません。
○ピン除去は術後6ヶ月〜2年以内推奨
骨切り後骨が完全にくっつき顔のむくみが取れた6ヶ月以降から1〜2年以内に受けることが最適とされています。逆に術後時間が空きすぎると、骨が再生しピンと癒着したり、ピンが骨に隠れて見えなくなります。こうなると除去の難易度が高くなり創部が大きくなるため、ピン除去後のDTが長引いてしまいます。
○ピンは骨切した病院で取る
除去する際に使う器具がピンと互換でない可能性があるため、骨切りや両顎手術をした病院で除去も行うことが最良です。値段の面でもそう言えます。特に日本⇔韓国では使っている素材が大きく異なる場合があるので注意が必要です。
○プレートが埋まっていた空間は骨で埋まる
ピン除去後、ピンやプレートがあった空間は骨が再生することで埋まっていきます。
4.ピン除去の懸念点・ピンが付いたままのデメリット
ピンを除去すべきか否か、争点となるポイントをまとめました。
🏥ピン除去の懸念点🏥
①価格が高い
美容整形が比較的安い韓国いにて、骨切りをした病院で最安で除去したとしても約10-30万円かかります。決して安い価格ではありません。一つ新しく整形できる程の金額です。他院のピン除去ではさらに価格が上乗せになり、40-60万円が相場となります。(保険適用にて両顎手術を行った場合、ピン除去も保険適用で低額になる可能性はあります。)
②全身麻酔必須
輪郭3点や両顎手術で全身麻酔が必須なように、これと同等の部位を触るピン除去でも全身麻酔が必須になります。全身麻酔が身体に及ぼす影響は大きく、骨切りと同じくらいのDTがまた必要になる可能性があります。ピンのためだけに全身麻酔するのを躊躇される方は、他の美容整形と同時に行うのが良いかもしれません。
③麻痺などの後遺症が出る可能性がある
ピン除去と言っても立派な手術です。輪郭や両顎で触れた部分と同等の範囲まで触れるため、神経麻痺や感覚の不具合などの後遺症が残ってしまう可能性があります。不安を解消するはずの手術で新たな後遺症を負う可能性も、頭の片隅に入れなければなりません。
③骨が後戻りする可能性がある
美容外科医は否定しますが、ピンを除去後移動させた骨が後戻りしたという人が一定数います。有村藍里さんもピン除去により両顎が後戻りしているかもしれない、と一時期話題になりました。
🔩ピンが付いたままのデメリット🔩
①感染の可能性がある
顔の中に異物を埋めているため、炎症や感染を起こす可能性があります。術後10年以上経過した方のピンが炎症を起こし皮膚に穴が空きそうになった事例や、感染により顔からピンが飛び出した事例も存在します。最悪のケースは固定ピンが骨から浮いている時です。炎症率100%と言われ、特に除去が推奨されます。
②金属アレルギーが治らない
術後埋めたチタンピンにアレルギーが出てしまい、顔にニキビが増えたり副鼻腔炎を発症する人が稀にいます。その場合ピンを除去しない限り治りません。
③CTを撮ると映る
CTを撮っても身体に害はありませんが、写ります。もし今後大きな病気でCTを撮った際、家族や配偶者に輪郭整形がバレる可能性があります。同様にX-RayとCT撮影にもピンが写ります。
④ハイフや肌管理の機械を当てて貰えない
ピンが顔に入っている場合、何かあった時保険が効かなくなってしまうという理由で肌管理を拒否される場合があります。日本の美容外科は基準が厳しいのです。ピンに熱が伝わってしまうのか、ハイフを当てた時若干ピン部分が熱いという方もいます。
ただ病院から問題ないと言われてるので、私は自己責任で当ててもらっています。医療脱毛など出力MAXで何往復もしていますが、私に限って言えば今のところ特に問題ありません。肌治療に関しては最終的に自己判断なのでよく悩まれてください。
⑤顔が大きく見える時がある
微細な変化ではありますが、ピンが入っている分顔の質量は増しています。実際に、ピンを外すとその分顔が小さくなったと言っていた方がいました。
5.ピン除去に関しての日韓の見解
ピン除去に関して、日韓で大きく見解が異なります。
日本🇯🇵
→いつ感染症や炎症を引き起こすきっかけになるかわからないので、出来るだけ早くピン除去しなければならない。
韓国🇰🇷
→ピン除去をするケース自体少数派で、大体の人は付いたままである。歯のインプラントと同じ素材なので、除去しなくても人体に害はないし問題視もされていない。
6.透明ピンについて
今までチタンピンに関して記述してきましたが、実はチタン以外にもピンの素材があります。それが「透明ピン」。「溶けるピン」や「シークレットピン」「生体吸収ピン」と呼ばれるものです。
主に「シークレット頬骨縮小」などと呼ばれる頬骨縮小術に用いられます。吸収性高分子ピンと言われる体内で分解されるプラスチックの一種や、ピンオステオトランスという時間経過で溶けるカルシウムでできています。
こちらの透明ピン、ピン除去の必要がなくMRに映らない、金属アレルギーも発症しないということで一見夢のような話ですが、実はかなり賛否両論あります。
○賛成派
・強度には問題がない。
・切断した骨は約3か月から半年でくっつく、透明ピンは8ヶ月で溶けるので問題ない。
韓国の1%、オヌル (旧ナム)、ラミチェ、シナジー、ドドリムなどの美容外科では透明ピンを取り扱っています。
○反対派
・頬骨には挙筋と言う強力な力の筋肉があり、骨が回復するのを妨害するのでこの力に持続的に耐えられる強度が必要だが、透明ピンにはそれがない。
・透明ピンは約3~6ヶ月になると溶け始め力が無くなる。挙筋働き頬骨の骨を引っ張り下げると、ピンに支えられていない骨がそのまま下に落ちてしまい骨の不癒合が起きる。
個人的には、無難にチタンピンを使うことをお勧めします。実際にチタンピンが最もオーソドックスな方法であり、透明ピンを使用している病院は数えるほどしかありません。チタンピンのデメリットを払拭した透明ピンが普及していないのには、それ相応の理由があると感じました。
透明ピンのデメリットに関して書かれているこちらのブログも参照下さい
7.最後に
私もオトガイ形成で使用したチタンピンが顎に入っています。しかし気楽に除去出来るわけではないので、タイミングを見計らっているのが現状です。一生持つように作られていると言われても、見過ごせないデメリットがあるのがピン。2年以上経過してしまいましたが、今後何かのタイミングで除去できたらと考えています。
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