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【ベスト】上半期を振り返る5~1位
「スプリットタンって知ってる?」
いよいよ、上半期ベスト5を発表。
【5位】
998点
2020/5/19
東野 圭吾著 ナミヤ雑貨店の奇蹟
仮面山荘殺人事件。同著者の前回読んだ本だ。
殺人事件のイメージが強いが、懐の深さを実感。
3人の強盗が、ある廃屋に身をひそめる。
そこに届く次々の悩み相談の手紙。
そこはかつて、悩み相談を受けていた人の店。
ナミヤ雑貨店。
かつての店主の想いがこもったこの店で起こる数々の奇蹟。
お薦めの一作。
映画もある。
【4位】
999点
2020/5/26
歌野 晶午著 葉桜の季節に君を想うということ
残念ながら女性や未成年にはお薦めできない。
ミステリー好き男性なら一度は読まないと。
どんでん返しで有名な作品。
もうひっくり返されるよってわかっていたのに、これはお見事。
葉桜の季節が、いつかわかるから。
【3位】
1052点
2020/5/24
蛇にピアス (集英社文庫) 金原 ひとみ
「スプリットタンって知ってる?」
彼の舌は蛇のように先が二つに割れていた。
残念ながら女性や未成年にはお薦めできない。
衝撃の一言。
芥川賞選考委員は何を思って取らせたのか。
これを発表した2003年、著者は二十歳だった。
【2位】
1058点
2020/6/29
我孫子武丸著 殺戮にいたる病
あと少しで下半期だった。
7月に読んでいたら下半期の一位を取ったかもしれない。
直前にあんな作品をよんでいたなんて。
残念ながらこれも女性や未成年にはお薦めできない。
何がすごいって、この本エピローグから始まるんだよ。
主人公の蒲生稔が逮捕されるシーンだ。
【1位】
1200点
2020/6/23
秋吉 理香子著 聖母
人生で最も面白かった本。
聖母というタイトル通り母の愛の話。
衝撃・どんでん返し・没入感は、他を圧倒。
もうこれを超える作品はないんじゃないか・・・。
あまり注目されていない作品なので、是非手に取ってほしい。
【まとめ】
いかがだっただろうか。
皆さんの知っている作品はあっただろうか。
上位作品は衝撃的なものが多いが、小説を読んでこんな体験ができるなんてすごいことだ。
私は、小説を読んでいるときは本当にその場にいる。
そして、自分の体験として記憶に残す。
小説を読むことで、多くの人の考え方、ものの見方に触れることができる。
これが読書の魅力。