
疫病退散の魔法動物
一般的な初詣といえば 元旦の早朝に出掛けるものですが、僕はここ数年 節分か立春へ その時期を切り替えているのです。というのも 大晦日に実家へ帰省して ゆく年くる年を見終わって さぁ 初詣に出掛けよう…と親戚や両親へ 提案すると 十中八九 反対されるようになったからです。
もちろん これは コロナ禍以降の状況です。早く 元の世界に戻ってほしいと思っているのですが、なかなか難しいようです。いつまで疫病の影に怯えて 萎縮するのだろう…と考えると 憂鬱な気持ちにもなってきます。病は気からといいますから そんな心持ちも 疫病退散で スカッと 解消したいものです。
それで 先日 立春の日に 初詣へ出かけました。そこは名古屋市郊外に位置する日進市というところにある神社で 大きくて有名な場所では ありませんが 僕のお気に入りの神社です。
少しその神社を紹介しますと なんと 珍しいサッカーの神様?が 祀られています。現代的な神様です。そして その蹴球神が祀られている社殿 / 正確には足王社といいます/ は 現代的な建築で その屋根の形状は神の御遣いである烏が羽を広げたような形をしていて 美しい造形美なのです。
ちなみに 足王社の裏手に回ると サッカーボールらしき モニュメントもあります。

さらに サッカーの日本代表チームのエンブレムが 八咫烏ですので それにちなんでなのかは 僕には わかりませんが 同じ境内に 香良洲神社(からすじんじゃ)という社もあります。
僕は地域猫や野鳥が好きなので この神社を凄く気に入っているのです。
まぁ 今のところ 地域猫の要素は見当たりませんがね…
さて お参りも済ませて 御札でも買って帰ろうかと 授与所に立ち寄ると これまた可愛いカラスのイラストが描かれた御札が目に入りました。それは ヨゲンノトリと呼ばれる妖怪か魔法動物かのような存在で その図案を見れば疫病退散のご利益が有るといいます。要するに アマビエのような存在です。

そして そのお札を戴き 眺めているうちに 自分でもヨゲンノトリを描いてみたくなって 描いてみました。まさに自画自賛なのですが 自分でも 上手く描けたと思いまして 神様に感謝しております。
次回 お参りするときは 僕の描いたヨゲンノトリをプリントアウトして お賽銭とともに 奉納しようかなぁ… とハタ迷惑なコトを考えております。

墨書付きヴァージョンはこちら
ヨゲンノトリの詳細は こちらにございます。よければ ご参照ください。
山梨県立博物館
2025年02月 なるるえる