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Carole King [Tapestry] ODE SP-77009
SSWの金字塔、世界中で2000万枚以上の売り上げ、日本でも40万枚売れたアルバムです。
1971年発売、アメリカのチャートで15週連続1位、302週のチャートイン。そして4つのグラミー賞も取ってます。しかし、アメリカで売れたのはあくまで徐々に、最初のうちは全くヒットチャートにも上らない作品です。
当初は帯つき日本盤。その次にUS再発盤、UK初回盤と順を追って集めていき先日ようやくオリジナルのオード70ラベルにありつけました。
いかにもテクスチャー加工の感じが出てるカバーですが、オリジナルは普通の写真。初盤道にはテクスチャーのオリジナルも存在すると書いてあります。裏ジャケは歌詞カードを兼ねてます。
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ゲイトフォールド開けると、キャロルが持っているセーター、そのまわりに参加ミュージシャンの写真。クーチ、チャールズラーキー、ジョエルオブライエン、ラスカンケル、そして盟友ジェームステイラー。
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Impression
SSWの超名盤、これほど素晴らしいアルバムは早々ないと思います。とにかく楽曲がイイです。シティ、ファーストソロの「Writer」では大半がゴフィン&キング作品に対し、ここではキャロルキングの作詞作曲が7曲と多くなって。初ソロのファーストにくらべ各段に聴きやすい曲ばかり。まさに自分が歌うために書いた作品と言えます。そして、バックの音が彼女をサポートするような音作りになってる。まさにSSWの金字塔といえます。
My Favorite Songs
So far away
キャロルの落ち着いた、優しい歌声か心にしみます。ラーキーと 勿論ジェームステイラーも。BBCのTVライブでしょうか?
It's too late
曲単体では彼女の最高傑作のひとつでしょう。リビングルームコンサートの画像です。全体を支配する見事なリフ、どこにも隙がない見事な楽曲です。
You've got a friend
JTが歌った。とかそんなことはどーでもいいくらい、SSWの名曲中の名曲。何も語ることはないです、黙って聴いてください。
You make me feel like a natural woman
最後もピアノの弾き語り、えっーもうこれで終わってしまうの?と思わず思いたくなるような見事な曲。最後が「natural woman」と声だけで終わるところに感動します。
はっきり言って、この中のすべての曲が最高で、選ぶ事なんてできない中。なんとかこれだけコメントします。
Label
オードのオリジナル70マーク入り。カタログNoはSP-77009。
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初盤道に詳しく載ってますがこの個体は、アメリカ東部のピットマン工場のようです。初盤はモナーク工場と書いてあった。でもそこまでこだわったらいつまでたっても買えないですね(笑)