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Laura Nyro [More Than A New Discovery] Verve FT-3020
ローラニーロの1967年のデビューアルバムです、これを血眼になり捜していました。
最初はセカンドプレス、その後準ファーストのステレオ盤、オリジナルのモノ盤はいつか出会えると思っていました。
この作品、ファーストプレスとセカンドプレスではタイトルも変わり、曲順も変わってしまう。さらにリシューのコロンビア盤ではジャケも変わってしまいます。
二年前、ようやくオリジナルのmono盤をなんと1.800円で入手。さらにその後リシュー盤も一応買う(リシューは2.500円、こっちのが高い)。
ちなみに通常オリのmono盤は25.000円くらいの相場で売ってます(汗
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自分的にこのアルバムは女性SSWの代表的な3枚に入れています、あとはジョニミッチェルのブルー、キャロルキングのタペストリーです。
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最初発売されたときは全く売れませんでした。
なぜ売れなかったか?と考えると67年頃はサイケデリックの真っただ中、女性ではジャニスがモントレーで絶賛された年です(ちなみにローラもモントレーに出ているが散々な出来)そんな時代にこのアルバムはあまりにミスマッチでしたね。ドラッグカルチャーのドロドロとした時代背景に凄くさわやかな歌声、ジャジーな曲調では時代に合わなかったのですょうか?
Impression
売れなかったとはいえ、すでに完璧にローラニーロの世界ができています。
しかもこと時まだ19歳。歌詞も大人びていています。因みにローラの両親はジャズのトランペッター、クラッシック愛好家。叔母にヘレンメリルが居て、まさに音楽一家。少女のころからブロンクスの街角でドゥワップコーラス隊で鍛えています。19歳のくせに年季が違う(笑)
My Favorite Songs
Goodbye Joe
オープニング、コーラスがドゥワップっぽくてイイです。
Lazy Susan
じっくり歌い上げ系のバラードですが、ファルセット使いながら幅広い音階を網羅。本当に19歳なのだろうか?
Wedding Bell Blues
セカンドプレスからこの曲がオープニングとなります。曲の順番はこちらの方のがしっくりきます。
California Shoe Shine Boys
この曲がラストソング、コーラスがここでもドゥワップです。
Label
JAZZ系レーベルのヴァーブのSSW,フォーク系を扱うVERVE FOLKWAYSです。特に変わったマークではありません(笑)。他の所属アーティストはジャニスイアン、リッチーヘイブンスなどで東海岸系で固められているようです。
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DUの廃盤セールで、再発のColombia盤を見つけました。ジャケが全く違いヤツです(右のバラのやつ)
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昔はこのジャケはバラの香りがした、なんて都市伝説もあるのです。