富士ファルマバレー
地元静岡県の1位品目は少なくなってきた、と思っていたら、富士山麓ファルマバレープロジェクト(あまり聞かない言葉だった)の集積は非常に大きなもので、静岡県の医薬品・医療機器の生産金額が1兆円で全国1位だそうだ。
その背景には静岡がんセンターの存在(先端的治療センターで現在も引き続き拡張中)がある。私の周りにもここで手術を受けて生還した人がちらほらいる。企業ではテルモが富士宮市にあるが設備の更新に注力している。心臓血管事業が好調で16年に5800億売り上げで営業利益率20%というからぶっちぎりである。吉田町の富士フィルムは検査薬や検査キットなど医薬の分野に進んで、カメラにしがていたコダックの衰退をしり目に着実な成長をとげている。エボラ出血熱で注目されたインフルエンザ薬は傘下の富山化学の開発である。
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