2020/1/12 戸辺七段・近藤六段・山本四段 湾岸将棋LIVE 観戦記
第1局 戸辺七段 対 近藤六段
持ち時間は、5分+1手5秒加算のフィッシャールール。戸辺先生の先手中飛車に、近藤先生の居飛車。固く囲って駒得した居飛車が優勢になった終盤戦。
81 4八飛 82 4七歩打
83 同飛 84 5八馬(飛車を狙いにいく) 85 5二歩成 86 4九銀打(守りの金を剥がしにいく)
87 4二と 88 4七馬(3二の金を取られても、当分詰まないので、と金を取り返さず攻めた) 89 3二と 90 同銀
91 4八金打(ここで、91 4七金は、3八飛打 1七玉 1八金打 同香 2八銀打(変化図)で詰むので、馬は取れない)
92 3八銀成 93 同金 94 2六桂打(桂馬を捨てて歩を伸ばし、寄せやすくする)
95 同歩(ここで、95 4七金は、3八金打 1七玉 2八銀打(変化図)で詰むので、やはり馬は取れない)
96 3八馬 97 同玉 98 6八飛打 99 4八桂打 100 2八金打(送りの手筋)
101 同玉 102 4八飛成 103 3八金打 104 2七金打 105 同玉 106 2六歩 107 同玉 108 2五歩打 109 1七玉 110 2六銀打(投了図)
近藤六段が湾岸王を奪取。
奥:戸辺七段、手前:近藤六段
棋譜用紙、山本四段持参のボールペン
記録係・山本四段
対局の間に、揮毫タイム。
落款の綺麗な押し方をレクチャーする戸辺先生。
名前を扇子の谷に書くこと、机の上で押すのではなく、裏から指で押すことがポイント。
第2局 山本四段 対 近藤六段
山本先生が振り駒で先手、初手7八飛からのノーマル三間飛車。山本先生の序盤の作戦が成功し、三間飛車優勢! その後、時間切迫で色々あり、入玉した近藤先生の逆転勝ち。
記録係・戸辺七段
対局後は、大盤解説、記念撮影、扇子・色紙のお渡し会。
じゃんけん大会の景品、今年の抱負色紙。
第1局・第2局の連名扇子、3名連名の色紙を購入しました。
最後に、観戦記執筆者限定のインタビュータイム。
―――本日の対局に向けて、準備/予想されていたことはありますか?
近藤六段「ないです(即答)。盤の前に座って考えました。」
山本四段「誠也の(1局目の)固める指し方を間近で見て、自分の方が固い穴熊にしようかなと、ちらっと思いました。」
戸辺七段「(LIVEの前の)指導対局のとき、いつも以上に、詰む詰まないの読みを入れていました。」
以下、山本先生が三段時代に戸辺先生・近藤先生・青嶋先生と研究会を始めたお話など、オフレコトーク満載の25分超。とても面白かったです。
朝9時20分開始の指導対局から夜まで、最高に楽しい時間でした。お忙しい中、素晴らしいイベントを企画・出演・運営して下さった先生方、参加者の皆様、本当にありがとうございました!
※間違い・問題等あれば修正しますので、ご指摘いただけますと幸いです。