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理科の濃度の問題

ご無沙汰しております。narunaです。
今回は理科の濃度の問題について書いていきたいと思います。

同じ濃度の問題でも算数の濃度と理科の濃度では出題が大きく異なります。

一番の大きな違いは飽和水溶液の状態を考えるかどうかです。
算数は基本的に混ぜるのは食塩のみで、飽和の状態つまり、溶け残りが出る状態は考慮しません。
問われる状態は濃度や混ぜた食塩の量のみで、それらを計算で求める力が問われます。

それに対して理科は、溶け残りの状態を考慮する必要があります。
溶かす物質や水(溶媒)の温度によって溶かすことができる量が変化します。
溶かすことができる量(溶解度)は水100g当たりの量であらわされ、表やグラフが用いられます。

ここで注意しなくてはいけないのは水100gあたりであり食塩水100gあたりではないということです。
例えば水100gに対して食塩が35gまで溶けるとすると、限界まで溶かした時の濃度は、35%ではなく、

35/(100+35) ×100 = 25.9259...

となり、約25.9%になります。

このように理科の問題では
①表やグラフの読み取り
②比の関係をとらえる
③濃度を計算する
といった多くのフェーズがあり、複合的に考える力が必要になるため、全く別の問題として押さえることが必要です。


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