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シナモンロール屋さんになるまで #13 新しい相棒
今日の研究ポイント
・スタンドミキサー導入時の工程把握
安価なスタンドミキサーを導入した。これで捏ねの作業をミキサーに任せて、別の並行作業ができる予定。だが、本当にそうか。
・小さめサイズ製造の工程把握
近所のマルシェ出店用に小さめサイズを製造。1ターンでできる数が増えるため焼成をどうするか。
結果・考察
スタンドミキサー導入時の工程把握
キッチンエイドのようなスタンドミキサーを導入した。本当はキッチンエイドに投資をした方が良かったのかもしれないが、持ち運びすることを考えても軽いものがよかったため、安価なものにした。
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ドウニーダーをつけて材料を全部入れれば、ぐわんぐわんとパワフルに捏ねてくれて生地が完成する。
ハンドミキサーの振動がないだけ腕がかなり楽だが、捏ね上がりまでの時間は長くなった。
ハンドミキサーでは目と頭を使って生地を操って捏ねられるが、スタンドミキサーでは完全にお任せになるため、非効率的な捏ね方になっているのかもしれない。
時間がかかる分生地の温度も高くなってしまうので、その点の対策は必要だ。
また、ハンドミキサーが自動でやってくれるとはいえ、ちょこちょこ様子をみて生地を返してやったりする必要もあり、並行する作業は1.25倍ぐらいの時間がかかりそうだということもわかった。
小さめサイズの製造工程把握
お手頃な価格で販売できるように、小さめサイズの製造を試した。小さめといってもフィンランドの家庭で習った一番オリジナルのレシピの分量だ。
これまでは1ターンあたりのシナモンロールを全て一度にオーブンに入れられたが、数が増えると天板の数も増えて、一度では焼成できなかった。パンは高さが出るので、無理に詰め込むことも避け、1ターンを2回の焼成に分けた。
焼き上がりは綺麗にできたが、最近ずっと作っていた大きなサイズと見比べると少し物足りない気持ちになり、作り手としてはデーンと大きなものが好きだなと思った。
所見
今回の研究ポイントにはなかったが、フィンランドスタイルの2次発酵後に形が崩れる問題には解決の兆しが見えた。成形自体もコツが掴めてきたし、2次発酵の温度を調整することで改善されてきた。
ただ、これから夏に向けて気温と湿度が変化するとまた見直しが必要だ。まだまだやっぱり試行錯誤は続く。