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日芬文化の交差点(ネタです)
去年のフィンランド滞在中、タンペレに日帰りで訪れた。日本で起業しているロヴァニエミの高校の同級生がちょうどタンペレにいるというので案内してもらった。
タンペレといえば、Pyynikintorni(ピューニキタワー)のmunkki(むんっき:フィンランド式のドーナツ)や、工場の雰囲気残る街並み、そしてムーミンミュージアムが有名だ。
素直じゃない私たちは最初「ムーミンミュージアムなんて、もう行かなくてもいいよね」とすかして、マーケットやスパイミュージアムなど、ムーミンミュージアム以外の場所を回った。しかしすぐに時間を持て余してしまった。そこで「ミュージアムカードもあるし、一応寄っとくか、一応ね。」と、簡単に意思を曲げてムーミンミュージアムへ向かうことにした。
ミュージアムに近づくとなにやら人がたくさんいて、大盛り上がりだ。よくみると見覚えのある格好に着飾った人が集まっている。
コスプレイヤーたちだった。その日はフィンランドで一番大きなコスプレイベントがタンペレで開催されていたのだ。
可愛らしく建てられたムーミンの銅像も、今日ばかりはアニメキャラたちの変身の場と化していた。ラブライブ!のダンスステージへと急ぐ彼らをかき分けて、私はムーミンミュージアムへ。見事な文化の交差点が発生していた。
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日本が好きなフィンランド人の彼と、フィンランドが好きな日本人の私は、よりによって今日このタイミングでこんな偶然ある?!と大笑いした。