フィンランド語教室が満席でした
先日のフィンランド語教室がおかげさまで初めての満席開催となりました。今日は「旅する前のフィンランド語教室」のはじめてコースでどんなことをしているのかを少しご紹介します。
カップ選びからスタート
Mäkipeltoの教室ではフィンランドのセカンドハンドストアで買い付けてきたヴィンテージのカップとお皿を用意しています。アラビアのクラシックなものやムーミンマグの中から気分に合ったものを選ぶところからクラスはスタート。
受講生の方、みんなで簡単な自己紹介やフィンランドとの関わりを共有します。来週フィンランドに行かれるという方から、いつか行ってみたい、行ったことがあるという方までさまざま。コーヒーを片手にリラックスした雰囲気で始まります。
フィンランド語ってどんな言葉?
まずはフィンランド語がどんな響きの言葉なのかを聞いてみます。アニメーションやニュース番組などを聞いてみて、フィンランド語がどんな風に聞こえるかを話し合ってみます。「『っ』が多い」「字幕を見る限り英語とは違うアルファベットの並びだ」「呪文のように聞こえる」など感想や気づきはそれぞれ。
全てのクラスでアルファベットや発音の基本、少しだけクセのある発音について説明します。またフィンランド語の特徴である格変化についてもご紹介しますが、語り出すと長くなるので私の熱が入りすぎないよう、注意するようにしています。
今日のゴールを確認
各回のテーマである「カフェでシナモンロールを注文する」「マーケットでブルーベリーを買う」などを達成するための、ゴールとなる一文を確認します。今日はその一文をマスターすればOK!とし、旅先で使えそうな基本の表現の習得を目指します。
そしてその一文の応用ができるような単語やフレーズを付け加えていきます。マーケットで売られている食べ物の単語リストを受講生のみなさんで手分けして意味を調べます。実際に手を動かして調べ、それらを共有することにってより印象に残るように、ミニワーク式にしています。答え合わせをしながら、私のおすすめや、これまでの経験から文化的な側面に関するエピソードもご紹介します。
そして、自分たちで調べた単語を使ってフレーズのペアワークを行います。繰り返しの練習でフレーズに親しんでいきます。ステップアップとしてお教えした数字を応用させて、さらに難しい表現に挑戦された方もいらっしゃいました。
シナモンロールで休憩しながら
ペアワークが盛り上がっている間に私はMäkipeltoの北欧シナモンロールをリベイクします。フィンランドスタイルとスウェーデンスタイルからお選びいただけます。フィンランドで買ってきたMarimekkoやVALLILA柄の紙ナプキンを添えて、温かいシナモンロールと束の間のコーヒータイム。フィンランド関連の本をパラパラと読んだり、私のフィンランドでの写真をお見せしながら旅の情報交換をしたりとわいわい楽しみます。
知っておきたい+α表現
ゴールの一文をシチュエーションを想定しながら練習していると「こういう場合は何ていうの?」「お土産に買いたいアレは何ていうの?」と疑問が湧いてきます。これらの疑問にお答えしながら、便利で短いフレーズをお教えします。ただフレーズをやみくもに覚えるのではなく、文法について理解した方が覚えやすい場合は解説も織り交ぜながら、言葉ひとつひとつの意味をお伝えするようにしています。
2時間があっという間にすぎる
受講生の方は新しいことへの挑戦で気持ちがいっぱい、私はお伝えしたいことがいっぱいあり、2時間があっという間に過ぎてしまいます。
最後にゴールのフレーズが実際に登場する場面の動画を見て「聞き取れる!」と、今日の成果を確認します。
旅にあたっての小さな不安や疑問を質問したり、授業に関する追加の質問なども最後に解消して、クラスはお開きに。受講生のみなさんのお陰もあり、毎回とても楽しいクラスになり、みなさん笑顔でお帰りいただいています。
これまで2回受講いただき、熱心に復習もしてくだった受講生の方が「街を歩いていてフィンランド語の名前のお店を見つけたんです!それがフィンランド語だと気づけて、意味もわかったのがとっても嬉しかったです!」という嬉しいエピソードを教えてくださりました。
「わからなかったことが、わかるようになる」このワクワクを体験していただけて、本当に嬉しい思いです。
試行錯誤は続く
まだまだ手探りな部分も多いですが、受講してくださったみなさんのご感想を糧に、「受講してよかった、楽しかった!」と思っていただけるようなクラスを増やしていきます。
Mäkipeltoの「旅する前のフィンランド語教室」のクラス予定はInstagramからご確認いただけます。4月の残り、5月のクラスもまだまだご予約受付中です。お気軽にDMにてお問い合わせください。みなさんのご参加をお待ちしています。