私の愛する美少女映画10選
こんにちは。
美少女画作家の細川成美です。
今回の記事は、完全なる私の趣味となっております。
「私の愛する美少女映画10選」がテーマです!
「とにかく美しい少女が見たい…
全身が美しい少女を求めている…」
そういう人たちに "私的" オススメの映画を選んできました!
選ぶ時に大事にしたことは
第一に美人でなく美"少女"であること
第二に「作中で美少女として扱われていること」
第三に美少女の醸し出す神秘性、または様々な個性を感じられること
この3つとなっています!
ですので、ストーリーの面白さ云々よりも
美少女のビジュアルや印象にこだわって選びました。
雰囲気映画も多数、中には内容自体はうん…?なものもあるかもしれません。
王道も非王道もあると思いますが、
もし気になったら観てみてください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
⒈「ヴィオレッタ」
「美少女」と言えば絶対に外せない作品でしょう。
美少年といえばビョルン・アンドレセンにエドワード・ファーロング。
では美少女といえば…?
知る人ぞ知る、革命的に美しい少女が登場します。
こちらは実話を元にした映画です。
写真家のイリナ・イオネスコが娘のエヴァ・イエネスコを被写体にした作品(ヌードなども含む)を発表し、それらが話題に。
その被写体を務めた娘のエヴァ・イオネスコが監督をしています。
母のアンナは元々は画家をしておりたまにしか帰ることがなく芸術的思考に溢れた人でした。
ある時娘のヴィオレッタは、自宅のスタジオに連れられアンナの撮影に付き合います。化粧をし、衣装を着てカメラの前に立ったのです。
しかし評価を得たことで母の撮影は日に日にエスカレートし、コスチュームやポーズはどんどん過激なものになっていき、だんだんヴィオレッタにも抵抗と嫌悪が生まれます。
写真が広まるにつれて娘と母を取り巻く環境も大きく変わってゆき、児童虐待だと告発される母、そして娼婦のように露出の多い服を着せられ学校では浮いていじめられる娘、母はそれでも撮影をやめず…
少女の美しさもさることながら、シーンの一つ一つに映るセットの絢爛で退廃的で美しい装飾にも魅力があります。
予告はこちら↓
ヴィオレッタ(字幕版)
鋭い視線、冷たい言葉、刺激的な彼女から目を離せない
⒉「アダムズファミリー」
彼女は私が今まで見た映画の中で一番の「ゴシックヒロイン」です!
陶器のように白い肌に、大きく冷たい瞳、つやつやとした黒髪を長い三つ編みにし、血のように赤い爪、そして黒いワンピース姿で登場します。
その華奢で愛らしい見た目に反して、口から飛び出す内容はひどく過激であり残酷なのです。
だけど嫌いになはなれない。
拷問器具の前でニヒルに微笑んでいても、暗闇から突然現れても、
ボウガンを構えてこちらを見ていても、それでも彼女は最高に可愛いんです。
人を選ぶヒロインだけど、彼女に夢中になるファンは多いはず。
白襟の黒いワンピース、前髪を作らない長い三つ編み。
彼女のアイデンティティはゴシックなイメージとしてある程度一般的かなと思います。
ハロウィン何の仮想しようかな〜と考えている女性にもオススメです。
映画の内容は全編を通して
ダーク/ゴシックファンタジー/ホラーコメディー
という感じで、ブラックジョークの多いコメディー映画ですね。
恐ろしいものが映るシーンなどは特にありませんので
怖いものが苦手な方でも誰でも気軽に楽しめます。
予告はこちら↓
The Addams Family - Trailer
⒊「草原の実験」
こちらの映画はですね、なんとセリフがありません。
誰も何も話さない、ほとんど声のない映画となっております。
そのため、静かに映される草原も、登場人物たちもどこか現実世界ではないような、ひっそりと別世界で生きている住人たちのような独自の雰囲気をまとっておりとても芸術的です。言葉での情報がない分、私たちは彼らの表情から感情やストーリーを読み解いていきますので、より映像が鮮明に記憶されますし、映像美がありますね。
少女や青年の一挙一動、表情や目線、バックグラウンドに流れるミュージック、映像の隅々まで目を離せないような緊張感があります。
草原の実験に登場する少女の一番の魅力は、
まっすぐに見つめてくる澄んだ美しい瞳、飾り気のない素朴な見た目から生まれる純粋無垢な美しさではないでしょうか。
生まれた土地で、ただひたすら健気に生きてきた。
洒落たことはまだ知らない、
でも彼女は無知ではなく恐ろしいものや汚いものを知らないわけではない。
まだ何にも染まっていない。
彼女からはそんな空気が漂ってきます。
実は私は、「この映画にはセリフがない」と言う前情報を知らずにパッケージだけで映画を借りてきて見てしまい、
ん〜?なんか不思議な雰囲気のある映画だな、と思いながら見ていました。
でもそれくらい、セリフが無いにしてはあまり違和感がありません。
この映画はさながら、現代アートの展示会場で流されていてもおかしくないくらいの心地よい静寂と独特の空気をまとっています。
予告はこちら↓
全編セリフなしで展開する衝撃のドラマ!映画『草原の実験』予告編
⒋「LEON」
奇跡のように美しいナタリーポートマンを残してくれた映画。
洋画を観る人でLEONを知らない人をなかなかみない…というくらいには、あまりにも美しいこのマチルダの画像はいたるところで見かけますね。
この幼い少女は、国際的なハリウッド女優であるナタリーポートマンの幼少時代です。
オーディションでは2000人の候補者の中から、マチルダ役に抜擢されたとの情報があります。
その容姿もさることながら、反抗的で少しあどけない少女の演技と大人顔負けの美しい泣き顔に胸を打たれた人は多いことでしょう。
また、日本の中ではマチルダのファッション。
おかっぱのようなショートヘアに黒い太めのチョーカーをつけたこのスタイルにインスピレーションを受けたような人が割といたりしますね。
驚くべきことにLEONは20年以上前の映画なのですが、
マチルダの頭からつま先まで、今でも通用するとても可愛いスタイルですよね。
予告はこちら↓
LEON レオン 予告編(日本版)
これを見たら、誰もがブルックシールズの虜になる
⒌「pretty baby」
こちらの映画、
私は完全にジャケットの中でちょこんと腰掛けて不機嫌そうな顔をする、
お人形のようなブルックシールズに惹かれて手に取りました。
この映画に出てくる主人公、バイオレットは12歳の娼婦です。
そんなバイオレットを魅力的に演じたことで一躍話題になり、ブルックシールズは世界的なロリータ女王としての地位を確立するに至ったのです。
作中ではまだあどけないブルックシールズが
きめ細やかな髪を巻き大人びた化粧と表情で登場します。
話自体は可もなく不可もなくという感じでしょうか…
もちろん映画の第一の魅力は人形のような彼女と
そして大人へ成長途中のモラトリアム的な存在の曖昧さですが、
彼女が身につけるドレスやヘアメイク、ハットなどの
彼女の魅力をより増すような小道具からも目が離せません。
ディズニー映画のような、大衆向けてみんなで見て面白い映画というわけではありませんね。
一つ目のヴィオレッタと同様、一人で静かに鑑賞するような映画です。
こういう映画を好むのは男性だけかというとそういうわけではなく、
むしろ女性の方が多いかもしれないくらい、
実は女性って、美しいものを見る愛でるのが好きなのですよ。
私のように、バイオレットの虜になる人は多いのではないでしょうか?
予告はこちら↓
Pretty Baby - Trailer
フェルメールの絵を完全に再現する、言葉通り絵のような美少女
⒍「真珠の耳飾りの少女」
こちらは知る人ぞ知る有名な絵画
ヨハネスフェルメールの代表作
「真珠の耳飾りの少女」が主題となった映画です。
こちらの、絵画とそっくりな柔肌の少女が誰かわかりますか?
彼女は『LUCY』や『Ghost in the shell』などに出演しているスカーレットヨハンソンです。
彼女はこの映画での演技を評価され、
そして作品は数々の賞にノミネートされました。
この映画を観たときには、よくここまで似た女優を探したものだと感動しました。
絵画に描かれた少女は、とても澄んだ瞳で化粧っ気があまりなく、
何か言いたそうに少しだけ開いた唇はつやつやとしています。
そんな彼女に、作中のスカーレットヨハンソンが瓜二つです。
スカーレットヨハンソンに私が持っていたイメージはセクシーな女優というものでしたので、これほど純なみずみずしい映画を撮っていたのは初めて知りました!
光に照らされて輝く彼女の白い肌、透明な一粒の涙など見所が満載です。
映画のストーリーも非常にドラマチックで素晴らしい。
予告はこちら↓
真珠の耳飾りの少女(字幕版) - Trailer
ある時、5姉妹の末っ子は自殺した。世にも奇妙で美しい怪事件。
⒎「ヴァージンスーサイズ」
この映画、監督はソフィアコッポラです。
ソフィアコッポラといえば、キルスティンダンストを起用して撮った作品、
『マリー・アントワネット』の方が知ってる人は多いかもしれません。
彼女の一番の魅力は、何と言ってもストーリーとギャップのあるポップでアーバンギャルドな表現にあると思います。
ソフィアコッポラが気に入っているのでしょうか?
こちらの作品にも、キルスティンダンストが登場します。
「美少女」と「悲劇」の組み合わせは切っても切れないですね。
美しい人が悲痛な死を遂げる事件が多く取り沙汰されることもある世の中。
ある美しい5人姉妹の末っ子、セシリアが自殺したことをきっかけに狂っていく、少女たちの儚い、悲しい、繊細な揺れを描く映画です。
小女性、ガーリー、かつ少しノスタルジックな世界観で、この映画は感覚的に雰囲気を楽しむとより魅力がわかるのでは無いでしょうか。
予告はこちら↓
The Virgin Suicides-Trailer
個性の生きた美少女たちが大暴れする。
⒏「聖トリニアンズ女学院」
何と言ってもこちら、私が推したい一番の理由は、
ただ美少女なだけではなく、個性豊かな美少女たちが登場してくるというところです。
”美少女”と一口に言っても、理数系、ミステリアスな双子、お嬢様系、ゆるふわ系、エモなど様々な属性があり、この映画でほぼすべてが網羅されていると言っても過言ではないでしょう。
典型的な女子校のノリを楽しみたい方、
常識を大きく外れた少女たちの発想や思考回路、そして活躍を見たい方、
何よりいたずら大好き大暴れする少女たちを見たい方
あとここ大事、"コリンファースの大ファンの方"、是非見てください。
実は作中に、彼が出演した映画のパロディやいじりが登場するのです。
また暴れる少女たちにいつも巻き添えを食らい、少女のウインクですぐに胸をときめかせるピュアなコリンファースもオススメです。
予告はこちら↓
「聖トリニアンズ女学院」予告
「聖トリニアンズ女学院2」予告
⒐「エコール」
”美少女”ではありますが、映画全体として見れは美少女の役ではなく、
「少女」たちのあどけない美しさがより強く描かれていると思います。
とある孤児院に集められる少女たち。
彼女たちは自然に囲まれ、
教育を受けながら健やかに成長していきます。
自分たちが何者なのか、自分たちが何になるのか
何も知らないイノセントな少女たちと
美しくありながらもどこか不気味な世界観がとても魅力的です。
ここまで読んでハッとする人もいるかもしれませんが、あらすじ的には『約束のネバーランド』に似ています。
私は『エコール』を見た後『約束のネバーランド』を見ましたが、二つの作品とも主題となるテーマや方向性が違うので、また一味違った魅力が感じられると思います。
エコールは、同じ作品で別の映画も存在しますので合わせて『ミネハハ』などもおすすめです。ただ、こちらは少し内容が過激になりますのでおすすめはまずエコールですね。
予告はこちら↓
エコール(予告編)
この娘、何か変だ
⒑「エスター」
『エスター (Orphan) 』予告編:2009年10月10日 全国ロードショー
キャッチコピーにもある「この娘、どこかが変だ。」
これこそがエスターを解き明かす鍵となっています。
「とても個性的で、年齢よりも大人っぽい子ですよ」
このように紹介され、ある家族が養子として美しく愛らしい少女、エスターを家庭に迎えるのですが、その日から少しずつ少しずつ家庭が壊されていきます。
全てはエスターを迎え入れた日から始まったのです。
これも外せないのですが、美少女は「美少女と悲劇」のように、ある種ネガティブなテーマと組み合わせて愛されてきた側面があります。
エスターはアダムスファミリーのウェンズデーと同じように、「美少女と加虐性」といったような感じでしょうか…
こと、現実においては恐怖でしかない主題やテーマ「猟奇的」「残虐」「ホラー」などを魅力的に描く上で、美少女主体のものは相性がいいのかもしれません。
しかし、ただ美少女画暴れるだけの映画ではないこちらの作品は、是非最後のおちまできちんと見ていただきたいと思います。
予告はこちら↓
『エスター (Orphan) 』予告編:2009年10月10日 全国ロードショー
以上が「私の愛する美少女映画10選」でした!
とは言え、美少女テーマの映画をかなり探してかなり絞ってをしながら時間をかけて選んだので、なかなかに10作を揃えるのが大変でした。
文章がまとまったものから順に並べて行っただけで、1〜10の数字には特に順位的な意図はありません。
ということだけ添えておきます。
ここで紹介した映画は、フェティッシュであったり、グロテスクな表現が登場する映画、または万人受けしないものもございます。
人と見て楽しめるものばかりではありませんので、誰かと見るときはきちんと内容など下調べをしてからがおすすめです。
基本的には鑑賞は一人で楽しんでみるのがかなり自由度が高くていいと思います。
この映画たちが私のストライクゾーンに刺さったように、
誰かのストライクゾーンにささればと思います。
また、これらは私の好きな映画でもあるので、これらのラインナップを見た上でおすすめの映画があれば是非教えていただけると嬉しいです。
ではまた次の記事で会いましょう〜〜〜!
こちらトップ画像の自作イラストです☺️