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2021/2/11

2月6日
札幌にあるライブハウス、SPRITUAL LOUNGEにて配信ライブに出演しました。ご覧いただいた方々ありがとうございました。

ここしばらくはライブのレポートのようなものは細かく書いておりませんでしたが、今回は書いておきたい気持ちになったので記録しておきます。なぜならばSPIRITUAL LOUNGEは3月いっぱいでいわゆるコロナ閉店をしてしまうからです。

ライブ出演のオファー自体は年明け前からいただいていたのですが、札幌でも感染拡大のために外出自粛要請などがあり、そんな中で自分たちの生活、健康も守りながらのバンド活動。日程が定まるのに時間を要し、日取りが確定したのは1月に入ってからだったような気がします。何が、いつ、急にどうなるかわからない日々、ライブの時間以外のことなども考えると、我々的にはまだお客さんを入れてのライブには慎重にならざるを得ない状況が続いていました。そしてライブハウス閉店の知らせを目にしたのはライブ日程が決まったほんの数日後のことでした。

SPIRITUAL LOUNGEで私が初めてドラムを叩いたのは自分が20歳くらいの頃だったかと記憶しております。その頃はまだ「HALL SPIRITUAL LOUNGE」という名称だったかな。どちらかというとクラシック寄りの畑にずっといた身なので、まだロックバンドという形態にも慣れておらず、もちろんコンサートで自分が準備しなくてはいけないものの量も全く異なり、とにかく混乱していた気がします。(でっかいトラック手配したり、でっかいパーカッション手配したり、しなくてもいいのか…!と思っていたのでした。。)もちろんどんな人間が出入りしているのかも全然わからなかったので、当時のスタッフさんは記憶にありませんが、私がその後、バンドって楽しい!ということに気づけたことに関与していただけたのは確かでしょう。だいぶ緊張していましたが。

そこから数年後にmy bird warms a blanket for Coletteを結成して、二度目のライブからSPIRITUAL LOUNGEにお世話になり始めました。スタッフさんの顔を憶えていったのもこの頃からですね。なかなか自分たちで企画するのが得意ではない我々なのですが、いつも熱心に出演のお誘いをしていただきまして、毎度私たち自身の都合と、音楽の好みと、他のバンドとの繋がりと、本当によく配慮してお声をかけていただいておりました。お陰様でのびのびと、もちろん時には緊張感も伴いながらライブをさせていただけました。何度お世話になったのかは数え切れませんが、自分が出演した時以外の、観客として音を浴びにいった時も含めて、青春をたくさん経験した場でもあります。多大なる感謝とともに、閉店してしまう寂しさと、やっぱり厳しかったかという現実的に分析してしまう自分がいるのと、本当に複雑な心境にあります。

こんな困った状況がはじまって1年があっという間に経ち、大丈夫に見えても大丈夫ではなかったものが本気で崩れ始め、それは会社とか企業とかそういうものの話だけではなく、社会生活を送ってきた人間ひとりひとりにも少なからず同じように影響を及ぼしていると感じる場面が多くあります。夢物語ばかりではやはりだめなところもあるのですが、自分が好きでやっていたことを諦めず、形を変えながら続けることが必要なのではないでしょうか。今こそ誰しも心の健康にぜひ向き合っていただきたいところです。

なんだかどこぞの先生みたいな文章を書いてしまいましたが、元リハビリの先生な頭なのでお許しください。(何を。笑)

とにかく、ライブハウスで音を鳴らすのは音楽を愛する人々が生きている証しでもあります。2月6日の配信ライブは2月14日いっぱいまでアーカイブ配信しておりますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。

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[ ライブ開始直前の私目線でした↑]

※ご覧いただくには必ずチケット購入が必要です↓(リンク内詳細をよくお読みください)

尚、アーカイブ配信が終わるまではライブ内容については内緒にさせていただきます。新曲披露してますということだけお伝えしておきます。まだ観ていない方はどうぞお楽しみください。

ちなみにSPIRITUAL LOUNGEでの私の一番の感激な思い出といえば
はじめてのバンドだった時の仲間に誘われたMASS OF THE FERMENTING DREGSのライブが一度延期になってしまい、でもリベンジに来てくださった時にやはりライブを体感して感激し、その話を店長さんにしたらなつこさんがソロで来た時に対バンに当ててくださいました。今のバンドの名前に少なからず影響が出ていることの一部なのであります。

そういえば『i f a surfer』という曲のイントロを着メロか何かにしていたなぁと、今書きながらふと思い出しました。かっこいいんですよ。着メロなんてのも今の20歳くらいの若い子たちには通じないのだろうなぁ。

先日「人がいなくなるわけじゃないからね」と店長 新保さんが言っていたのがなんだか印象的でした。本当にそう。これからもよろしくお願いします!という気持ちです。


na*

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Narumi Abe
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