ハイパーピンボール理論を実践して"さんぽ神"に!!! 俺はなるっ!!!!
かくして冬が到来し、いよいよ季節が廻った感がある。迫る年の瀬に恐れおののく時期でもあるけれど、今年は瞬きの回数を減らして時間の流れを直視できた気がするので、概ね満足している。脳死でサイズ選択をしたカーディガンは明らかにひと回り大きかったが、室内用のどてらとして活躍している。購入して早々につま先をヒータで焦がしたスリッパは現役のまま四季を踏破した。世はなべて事もなし、ということだ。ゆるやかに滅んでいることに目を瞑れば。
ぼんやりと下半期は映画館や美術館にたくさん行きたい、と考えていたけれど、自分の動かし方がまだままならず、上手く目的地までからだを運ぶことができなかった。けれども今月の後半くらいから「自分まだやれます!」といった感じで少しずつ無駄に過ごす時間を削り取れている実感がでてきている。些細なことだっていいのだ。フリーレン様が早起きしているのだから、いっぱい褒めないと。いつだったかおぎやはぎがラジオで「朝にパジャマをキレイに畳むとよい」といった説を紹介していた。確か、「パジャマをキレイに畳む」という動作がトリガーになり、そこから「じゃあ、次はこの部分を丁寧にやってみよう」と連鎖的に行動に移すことができる、というような内容だった。億劫になっていた掃除をいざ始めてみるとあれやこれやとやってしまいたくなる、ような感じにも似ている。明日の自分に先手を打てればまだやれることはありそうな気がする。
「ハイパーピンボール理論~ド歩く編~」にもう少し早く出会っていたなら、もしかしたら前職を続けている未来もあったかもしれない。在職時は外圧によってそれに近しいことを試みようとして玄関から動けなくなってしまったけれど。上記の動画内で原宿さんが繰り出す話は、一定のわけわからなさを含んでいるけれど、自分が理想として実行できなかった真理とぴったり一致していて感動してしまった。「いいっすね!」を出すためにアニメ感想を残しているし、それが他のすべてに及べばいいと思っている。Twitterの運営基準もそんな感じだし、あとはド歩ければこちらの勝ちといったところだ。なにもかも今更な話ではあるし、どこに辿り着こうとするわけでもないけれど。パジャマを畳んだ先に「いいでしょ?」が返ってくる未来を期待してもいいんじゃないかな、と思う。
好奇心の鬼である月ノ美兎はたぶん潜在的にハイパーピンボール理論の実践者で、だから推している理由として、そういう部分に対するあこがれもひときわ強く感じている。彼女ならさんぽ神にだってなれる。そうありたい。