「愛本主義」の連載、はじめます
こんにちは!愛をお腹へ贈る会社、TUMMY株式会社経営、愛食の旗振り役のあべなるみです。
このnoteより、はじめてのマガジン機能を使いましてテーマを決めた連載を始めてみたいなと思っています!(といっても不定期の予定ですが…)
その名も、愛本主義。
あいほん?スマホ?と思われた方、(いないか)
あるいはなにそれ?と思われた方、そうですよね。
愛本主義はTUMMY社で使い始めた造語なので今一般的な言葉ではありません。
ただみなさんの聴き馴染みのある、現在の世の中を支配しているOS「資本主義」に変わるくらいの概念として、これからにじんわりでも世の中に根付いていったらいいなぁと思っている言葉です。
そもそもTUMMY株式会社って?
連載を始める上で、TUMMYがどんな会社なのか改めて自己紹介させてください。
TUMMY(タミー)は2019年にわたしが一人で始めた小さな会社。もうすぐ丸4年になり、ほそぼそとですが続けることのできている会社です。(気づけばチームTUMMYと呼んでいる連携コミュニティメンバーは50人以上に。ありがたやありがたや。)
スローガンは「愛をお腹へ」。畑に埋もれる魅力的な食そして想いを掘り起こし、作り手と食べ手の両思いの関係性を「aiyueyo」という屋号でギフトやブランディング、メディア、コミュニティなどの手段から紡いでいる会社です。
▼詳しくは新しくなった企業サイトをみてね
温かいいのちの循環に根ざそう
さて、TUMMYの紹介ができたところで、本題の愛本主義について紹介させてください。
愛本主義を簡単にいうと、愛あるいのちの循環を最優先に考える社会の仕組みです。
新しい概念なので、わかりやすく示すべく概念図を作成しました。それが、こちらになります。
畑・農に根ざしているわたしたちなので、図のスタート地点は一番下の農。農は植物だろうが動物だろうが食といういのちを育て繋ぐ産業。
いのちとして健やかに育てられた食を愛ごといただく食体験(=愛食)をすることで、まずは自分自身が心身ともに健やかにごきげんになれる。
自分がごきげんで余裕のある状態になると、自分自身のらしさをより純化させていく、大事にしていく心持ちになれる。
そうやってまずは自分を満たし、らしさを発揮できる状態になると、次は自分の半径5mの人たちに心からのお役立ちができる。
心からのお役立ちが積み重なれば、その人自身もよりごきげんに、自分らしく生きることができるようになる。
そうやって自分たちが満たされていれば、人だけではなく例えば地球環境。そういったところにも想像力を働かせ、思いやりのある暮らしができるようになる。
それは原点にある農に還元されることでもあります。
そうして、自分を満たし半径5mの存在たちに思いやりをもつ関係をぐるぐるぐるぐると循環させることができれば、今社会課題とされる例えば子育てのしにくさ、個のらしさの発揮しにくさ、多様性への不理解、環境破壊といった生きづらさはそもそもなくなっていく。
世界は平和になっていく。
そう考えています。
なぜ今、愛本主義なのか
お金を中心に考える資本主義のおかげでわたしたちの暮らしは本当に物質的に豊かになりました。そこには先人たちの努力があり、その恩恵を受けて育っているわたしなので、資本主義を全否定するつもりはありません。でも一定の役割は終わったのではないか、とも思っています。
ものが飽和し、(少なくとも日本の)人口は減少、直線的な成長を思い描くには不確実すぎる環境に突入。
でも成長のプレッシャーは消えない中で、心のバランスを保てなくなる人がたくさんいます。
鬱病の増加、自殺(とくに子ども)の増加。
物質的な豊かさから心の豊かさを目指してポスト資本主義の概念や新しい取り組みは次々に打ち出されています。
わたしはTUMMYの経営者でありながら、子を育てる母でもあります。
わたしが子どもに一番お渡しできることは、お金よりも毎日のごきげん。
お金のために自己犠牲を重ね、食を削り、イライラを溜め込んで接するお母さんにはなりたくない。
そして仕事を通じて愛食をするようになり、少なくともわたし自身がこのサイクルを実践する中で、ごきげん生きることができています。
だから、この概念の中に生きられる人の輪を広げることが今の息詰まった社会へのわたしなりにできるお役立ちだと考えるようになりました。
愛本主義で、経営する
根本に作りたい世界観が生まれた中で、今TUMMYでは人との関わり方、仕事の作り方、チームの運営の仕方のひとつひとつをこの愛本主義の概念に沿って構築し、実験・運用を繰り返しています。
もっとごきげんに生きる人が増えてほしいから、まずはわたしにとっての半径5mである、TUMMYの仲間たち(=チームTUMMY。このワーキングネットワークを2026年までに300人にすることを目指しています。)とこの世界を実装していきます。
このマガジンでは、その具体的な実験と取り組みをご紹介できたらと思っています。
よろしければこの続きも楽しんで覗いていただけたら嬉しいです。
読んでくださり、ありがとうございました!
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