2.わたしの食生活
愛食とは何かを言い当てよう、説明しようとしすぎている。そんで抽象度が上がってしまっているのが今なので、とにかく事実から再構築することを目指す。
手始めに、まず今の自分の食生活から棚おろししてみる。
*
冷蔵庫をあけると、解凍しておいたまるごとんのバラちゃんを発見。豚ちゃんをかわいがって健康に育てる上野養豚。妻の淳子さんがプロデュースするまるごとんは、本当においしいし、なにより部位毎の個性を楽しむのが面白い。
わたしは定期便ユーザーなので冷蔵庫にストックされていることが多い。
うっほーい!何にしよう〜わくわく!!!
冷蔵庫さらに見るとキムチが。
「豚キムチ!!!」ぴぴーんと脳内が繋がる。
辛いのは娘ちゃんがまだ無理なので、炒めた半分は豚平焼きにしよう。
卵はこゆ財団がおくる、新富町のふるさと納税卵。黄身の味が濃くておいしい。
定期便で届く柴海農園さんの旬野菜セットをみる。柴海さんは働く人もお野菜ちゃんも心地よい在り方を考えて旬のタイミングの生産にこだわっている。届くお野菜ちゃんたちはどれも生き生きしているように見えて、それぞれの個性を放つ。濃く、うまい。
よしよし。玉ねぎちゃんがいらっしゃるじゃない。決まりだ。
味つけはどうしよう。あらま!
そういえば、青森のりんご農家、Applegiftersの工藤さんがりんごジュースと一緒に送ってくださった青森のおいしいたれがあるじゃない。
完璧すぎる!
家族でおいしいおいしいといってたべた。
別の日。
今度はまるごとんのモモちゃんのスライスを解凍。
柴海さんの、唐辛子さんがあったから巻いてみた。
たまたまスライスと唐辛子さんの個数がぴったりコン。
あらまあ、こうなることは運命だったの?
愛おしさを感じて、柴海さんと淳子さんの顔を浮かべる。うふふ。
素材がおいしいので味付けはしない。
食べる時に醤油だけ少しつけて食べた。
調理時間わずか5分のマイランチ。
米をたく。お米は、堀農園さんからお取り寄せのholistic rice。生き物ちゃんの心地よい居場所としての田んぼづくり。食べるたびに優しい気持ちになるおいしいごはんだ。
日中、仕事をしていると小腹が減る。
最近はもっぱらkoike-labのクッキーを。
ちょっと前は小西トマト園のルネッサンストマトを丸かじり。
そのさらに前は安部農園の落花生をあけちゃあポリポリ。
味がおいしすぎるのはもちろん、全員知り合いで優しいお気持ちで健康に育てたことを知っているから、心もあったまるのだ。はぁ〜最高。
ちょっとコーヒーが飲みたくなったら、岡山さんが運営する学童folk。クラファンの応援の返礼品におくってくれたコーヒーがあるじゃない。るん。
ピンポーン!
あ!なにかきた。まさか!!!!
1年待ったあれが来たのか?
ぶひょーーー!
くるりさんのぶどうだぁー!!!!!!
ああ、美しい。一年待ってて本当に良かった!!
ううう、うんまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い
一房娘ちゃんと一瞬で食べる。去年畑にぶどう狩りにいかせてもらった優しい風景が目にむかび思いを馳せる。
最高だあ、最高だぁ~。
*
とまあ、これが愛食が板についたわたしの食生活である。
まず、私の場合スーパーで1次産品を買うことはほぼない。
それはスーパーのものは危険!まずい!という怒りや不安からきているということではなく、単純に余地がないのだ。大好きな人のおいしいものを取り寄せて構成していたら胃袋が十分に満たされちゃうの。
まだ愛食しきれてないのは牛乳、豆腐、パン、乳製品系。魚介類、鶏肉。
ここももちろん素敵なご縁を紡ぎたい♡
日々の食材がおいしすぎるから、ちょっと外食してもなかなか感動できないのがちょっとした悩みになるくらい。
伝わります?
食だけでわたしはだ〜いぶごきげんなのです。
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