お金稼ぎゲームな社会を終わらせたい
こんにちは!土曜日ですがお子たちも夫もお昼寝タイムに突入。ぽこんと自分の時間ができたのでウキウキ筆をとりました。2児の母で、TUMMYという、「お腹」という名前がついた会社を経営しています、あべなるみです。
会社経営というと何かしらの社会の課題の対決するためにするもの。だとするならば、TUMMYにとってそれは何だろうと考え、こんなタイトルに行き着きました。
TUMMY株式会社とは?
2019年1月に、「畑から暮らしを彩るブランディングカンパニー」と標榜し開業。
一人ではじめた会社でしたが、今は100人にも迫るコミュニティメンバーと「愛食の推し活」を展開する会社になりました。愛を感じて食べる食体験、愛食(あいしょく)を広げる。その体験装置を農家さんと共に生み出していくことで、食からまず自分を満たし、ごきげんに生きる人を増やしたい。そんな思いで日々活動しています♪
農家さんを助けたい?への疑問
農業領域で開業したので、分かりやすく農業の課題解決をする人と周りも理解したがったし、わたしも文脈に沿ってそうしたブランディングの価値をお話したこともあります。
ただ創業当時から一貫して思っていたし伝えていたことは、わたしが「農家・農業=助けてあげないといけない存在」と思っていないということ。
わたしから見た農はすでに魅力的なものをもっているもの。それこそ、現代的に生きる人間が探し求めているものがもうここにあるやん?と感じていました。
それが現代人に伝わっていないのがもったいない!畑に埋もれる魅力を引っ張り出したい!これが自分のモチベーションでした。
開業当時に作った自分の義憤を示した資料を発掘↓
目指したい世界の姿、愛本主義
開業して早いことで5年になるのですが、その間やれビジネスコンテストとか、資金調達とか、ちょいちょいTUMMYが何を課題に捉えて会社をやっているのか書かないといけないシーンがあったのです。その度に、「出産・子育て世代女性の就労支援」とか「自己肯定感・幸福実感を持って生きられる人を増やす」とか「農家さんの販売力強化」とか。一応言葉にしてきました。
その度に「そうなんだけど部分的にしか言い当ててないんだよなあ〜」と自分にツッコミを入れ、もやもや過ごしてきました。そんな時、そんな書類にするとかは関係なく、今私の周りに共感して集ってくれている人が、何に共感して集まっているのかコアを言語化してみようよ!という話になりまして。(提案してくださったのは尊敬してやまない先輩経営者の70seeds株式会社代表の岡山さんです。)
これがものすごく脳に汗かくんだけど楽しくて楽しくて!仲間と何回か壁打ちもしながら、言葉というよりは図として吐き出すことができました。それがこの図↓
いのちがど真ん中にあって、いのちへの感謝感動に溢れながら、誰もがごぎげんに生きられる世界。
そのためにもまず自分のいのちをたっぷり満たす。コップに水を注ぎ、満たされたら溢れ出す水のように、満たされて溢れたエネルギーで周りを満たしていく。そんなお役立ちのやり方。
社会のあり方そのものへの転換を目指していると、コアを表現することができました。
お金を真ん中にしすぎちゃうの、もう辞めない?
この図を「愛本主義」と仲間が名付けてくれました。お金がついついど真ん中になってしまう今の社会のOS、資本主義に変わる社会OSであることを示すために。
なんか稼いでない会社が何吠えてんだよ!とか、それで儲かるんですか?という問いに怯えて大声で言い切れなかったのですが、それ自体が資本主義的観点だったよな〜と最近吹っ切れまして。だってそれ、まさにあなたがお金を最優先にしてるってことですから。
お金って分かりやすい。
ほんとはお役立ちの指標として結果的についてくるものなのに、その結果を目指して順番を入れ替えている方が当たり前になっている。
ゲーム感覚で増やすことに躍起な人。それでもし自分自身の心や身体を置き去りにしたり、身近な人を傷つけるやり方をしても、放置されてきました。
もう辞めましょ、そういうの。
お金稼ぎゲーム以外にも、この地球で遊べることってめっちゃあるんです!
もっと自分の心に目を向けて、軽やかに自分らしく。まずわたしのいのちの欲求を満たすことに許可をだす。
そんな社会へのシフトを目指します。
会社経営が何かしらの社会課題解決を目指すものだとするならば、TUMMYは「もう役割が一段落し、もはや行き過ぎたゲームとなり人を狂わせている資本主義OSからのシフト」が社会課題です。