元彼から電話がきた日、私はたくましくなっていた
仕事から帰ってきて、永遠にスマホをみていた夜。
半年前に別れた元彼から電話がきた。
私はびっくりしてスマホを落とした。
『なんやねん急に!』と一人で叫んだ。
出るか出ないかめちゃくちゃ悩んで・・・・
ずーっと鳴り続けるから、
出た。
『はい・・・』
「・・・・あ、久しぶり・・・・・」
元彼の間がすごかった。
「・・・・・・あの・・・・」
なんやねん!
『え、何?』
「えっと・・・・謝ろうと思って。」
『何を?』
「あのときは・・・・ごめんね・・・・」
何が?
『何が?』
あ、心の声が即答してしまった。
「その、ちゃんと向き合ってあげれなくて・・・ごめん。」
何を?
『何を?』
あ、しまった。
「あのとき・・・その・・今更謝っても遅いけど、ちゃんと向き合えなくてごめん。えっと、地元戻るの?」
だからなんやねん。
『そうだよ。えっと、電話してくれてありがとう。びっくりしたよ。勇気いったでしょ?でも、私の中でもう解決したと言うか、もう、スッキリしてるから!』
塩対応!
「そっか・・・最近どう?」
え・・・・
『いや、変わんないけど。』
「看護師続けるの?」
『うん』
「そっか・・・・」
『え、なんで?』
めちゃくちゃ質問する私。
「いや!大変だけど頑張ってね。」
『ありがとう。じゃあ最後に、せっかく話せるから言うけど。
あのとき私もいろんなことに余裕がなかったらそれは本当に申し訳ないと思ってる。ごめんね。でもこれから、素敵な人ができたらもう自分に嘘つかずにちゃんと自分の気持ち伝えれる人になって欲しいな。』
上から目線やな私。まぁいっか!伝われ!!あんたの自分隠すとこ好きになれんかったんじゃ!!
「俺もごめんね。・・・・うん。わかった!あれから良い人なんていないけど。すさみちゃん地元帰るもんね。・・・・・特に用事なかったんんだけど!ごめん!!!」
おいおい!!なんやなんや?より戻そうてか?!
別に君を求めてないけどってか?
しかも速攻自分隠しとる!!
特に用事ないのに今更電話する分けないやろ!!
ドルチェアンドガッバーーーーーナの香水のせいか?
私がつけてたのはディオーーーーーールの香水じゃ!!!
『うん!おやすみ!!』
私は訳わからなかったので、電話を切った。
なんやねん!!
あ、私たくましくなったなぁ〜。