人生100年時代をどう生きるか
㊿自分の人生を振り返ると、その時その時は精一杯生きてきた積りであるが、今から見るともっと努力しても良かったと思う。学生時代はもっと勉強すれば良かったと思うし、社会で出ても、ちょっとしたきっかけで機械設計事務所を始めた頃からも将来を見据えた勉強が不足していたのではないかと後悔する。
今はただ過ぎた過去に戻ることは出来ないので、日々無駄のない生き方をしたいと思っている。限られた人生どう輝くかは自分次第である。
日本人の寿命も年々伸びている。平均的な話をすれば、企業の寿命より我々人間の寿命の方がはるかに長い。毎年就活生が選ぶ人気企業ランキングが発表されるが、20年前、30年前と今とを比べると当時の人気企業の多くはランク外に去ったり、合併などにより企業名が変わってしまうということが珍しくない。このことは人間の寿命より企業の寿命の方が短いということであろうか。
いつの時代でも通用する人間―それは、日頃から自らが努力し、自分を磨いている人間である。
ドラッカーは言う。①日常生活の中で継続学習を組み込むこと、②常により優れたことを行うよう努めること、③新しい仕事に取り組む時は要求されるポイントは何か、を常に考え、心掛けることだと。