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朗読

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今まで朗読した作品の紹介と感想を投稿しています。
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#青空文庫

【朗読】心は大空を泳ぐ(小川未明)

小川未明の作品を読みました。 読んでみた感想こいのぼりのお話。 勇吉の性格が好き。想像力豊かでつばめやこいのぼりになって、空を飛んだり泳いだり…。 こいのぼりが一晩中雨風にさらされてたのに負けずに泳ぐ姿に勇吉は元気づけられて、私も色々負けてられないなとやる気をもらいました。 今回は難しい漢字などはなかったけど、読点(、)が多くて少し読みづらかったです…。 さいごにHEARは登録なしで聴けますので、ぜひ聴いてみてください。 朗読・声劇・声日記など投稿しています。 ではま

模範少年に疑義あり

坂口安吾の作品を読みました。 読んでみた感想戦争中のお話。 規律を守りすぎて、自我がない模範のような少年はやだなぁというものです。 たしかに、私も嫌ですねぇ… 火事などで大変な状況やのに、「それは言われたことにないですし」とか言われたらブチ切れますね(笑) 田舎からきたとかは個人的に関係ないと思うんですよね… 都会でもそんな人いますもん。 今回のなかなか言えなかった言葉は「盗人にも三分の理(ぬすびとにもさんぶのり)」と「危急(ききゅう)」でした。 さいごにHEARは登

三匹のあり

小川未明の作品を読みました。 読んでみた感想このお話は子蟻が親蟻が言ってたことを好奇心に負けて聞かなかった結果、二度と親蟻に会えなくなってしまった話です。 子どもって親の言うこと聞かないこと多いですよね(´・ω・`) 私もそーやったなぁ… ふとした後悔ってのもあるあるやなと思います。 さいごにHEARは登録なしで聴けますので、ぜひ聴いてみてください。 朗読・声劇・声日記など投稿しています。 ではまた次回ノシ

【朗読】樹木とその葉-虻と蟻と蝉と-

若山牧水の作品を読みました! 読んでみた感想この作品を読もうと思ったのは、若山牧水が短気な所です。 あと、虫であろうが容赦ないところです。 逃がしてあげようと思ったのに、今朝刺してきたからハエたたきで叩いてしまったり… 「えっ、結局殺すんかーい!」って、初めて読んだ時笑いました。 シリーズものみたいですので、他のものも読んでみたくなりました。 さいごにHEARは登録なしで聴けますので、ぜひ聴いてみてください。 朗読・声劇・声日記など投稿しています。 ではまた次回ノ

【朗読】希望

小川未明の「希望」を読みました! 読んでみた感想「希望」というタイトルだけど、この話に希望があったのか… なんか残酷なお話だなと思いました。 この青年が、箱を見つけたときにおじいさんが言った言葉 「若いの、あの箱を拾う勇気があるかの。」 …こんなん言われたら、拾うのやめるよねぇ でも、このおじいさんはどういう意味で言ったんでしょうねぇ… ちょっと考えさせられるお話でした。 なんなら、読んで録音している時も考えてました(笑) さいごにHEARは登録なしで聴けますので

【朗読】煩悶

正岡子規の「煩悶」を読みました。 読んでみた感想「煩悶」とは『いろいろと苦しみ悩むこと。もだえ苦しむこと。』という意味です。 この文章の中で、正岡子規は色々苦しみ悩んでおります。 お腹も背中もお尻も腰も痛い…痛すぎて別のことを考えているけど、酔ってる感じが申し訳ないけど面白い。 そして、痛すぎる中この文章を執筆されたんでしょうね、文章が途切れており箇所が複数あります。 その部分はノイズ音で再現しました。 苦手な方は聴く時、気を付けてください… さいごにHEARは登録な

【朗読】春山秋山

楠山正雄の作品を読みました。 読んでみた感想この話は「古事記」に書かれているものです。 但馬国は現在でいう兵庫県豊岡市あたりですかね。 出石もでてくるので、すごく身近に感じております。 出石といえば、皿そば!! 小皿に盛り付けられた蕎麦を食べるものでございます。 これがまた美味しい… 水が綺麗やからね!! 蕎麦の話はこのへんで… この話は約束はちゃんと守らんとあかんでというものでございます。 本当にそうですよね。 あんなに結婚嫌がってた出石少女が、藤の花をまとった

【朗読】大學とその總長

會津八一が書いたものを読みました。 読んでみた感想私は大学に在籍したことがないので、大学の組織がどういうものかわかりません。ですが、これは他のことにも同じことが言えるなと思いました。 全然関係ない人が自分の上に立ってたらおかしいもんね。 そういうものはずっと携わってくださってた方が上にいてほしいなって私も思う。 今回の難しかったところは、旧字&旧仮名遣いだったところです。 最初「全然読めへん!!」ってなってました(笑) でも、青空文庫に載っている作品を読むようになって段

【朗読】宿題

小川未明の「宿題」を読みました。 読んでみた感想この作品は賢吉が戸田に同情しているが、賢吉が思ったより戸田が強い子だったという話です。 読んでて、「国語の問題にでてきそう」な文章だなと思いました。 登場人物の心情を述べよ。みたいな なんか賢吉の同情してた気持ちわかるなぁ… 私もすると思うもん 遠足のことを楽しそうに話す場面で出てくる子どもたちは、一応演じ分けしてるんですけど、うまく出来てましたかね さいごにHEARは登録なしで聴けますので、ぜひ聴いてみてください。

【朗読】孤独

蘭郁次郎の「孤独」を読みました。 読んでみた感想蘭郁次郎の作品は初めて読みました。 なんで「孤独」ってタイトルなんだろう?と思いながら読み進めると… こういう急展開&相手の台詞で終わる話好きです。 これは自分のスペースって思ってたら、誰かが来てスペースと奪った・邪魔してくると思ったらそうなるよなぁ… いや、殺しはしないな(笑) 他の作品も読んでみたくなりました! さいごにHEARは登録なしで聴けますので、ぜひ聴いてみてください。 朗読・声劇・声日記など投稿していま

【朗読】お母さんのひきがえる

小川未明の作品を読みました! 読んでみた感想小川未明の作品はよく朗読されているのをみかけます。 児童文学を書かれる方というのは知っていたんですけど、今回始めて朗読しました。 このひきがえるが可愛くて読んでしまいましたねw また、悲しい表現もなくてほんわかしているなぁと思いました。 朗読は今回みたいな子ども向けのものを読んでいこうと思っているので、小川未明の作品にはこれから大変お世話になるんやろうなぁ… 今日まで、小川未明は女性だと思っていました(笑) さいごにHEA

【朗読】鉛筆のシン

夢野久作の作品を読みました! 読んでみた感想夢野久作の作品はどれも好きですねぇ このお話はとても短いですが、最後の鉛筆のセリフにゾクッとしてしまい読むことを決めました。 子どもが鉛筆が何度削っても折れてしまうのは自分のせいではない話。 子どもらしいなぁと思いました。 でも子どもの残酷さを上手く書いてるなとも思いました。 そーゆーところが好きです。 さいごにHEARは登録なしで聴けますので、ぜひ聴いてみてください。 朗読・声劇・声日記など投稿しています。 ではまた

【朗読】お菓子の大舞踏会

夢野久作の作品を読みました! 読んでみた感想夢野久作は「ドグラ・マグラ」が有名ですが、私は彼の童話作家時代の作品が好きです。 今回はその中でも好きな「お菓子の大舞踏会」を読みました。 色んなお菓子が出てきて五郎さんのお腹で大舞踏会が始まります。 この中で出てくる「ローリング」というお菓子、調べてもどういうものなのかわかりませんでした… どんなんやろ…バームクーヘンみたいなやつ?と言われている方もいますけど…気になる… 途中で出てくる歌は、自分の解釈で歌いました。 童歌

【朗読】銀河鉄道の夜(宮沢賢治)

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読みました! 読んでみた感想子どもの頃、活字を読むのが苦手でした。 唯一読めたのが宮沢賢治の作品でした。 ・・・確か母に勧められて作品集を順番に読んでいった記憶があります。 銀河鉄道の夜は小学5年生の時に「タッチ」の杉井ギサブロー監督がアニメーション映画化されたものを観ました。 登場人物を擬人化した猫に置き換えられていて、このデザインが印象的で今でも覚えています。 今回はお話が長いので、章ごとに分けて感想を書いていきたいと思います。 (随時更