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「世界一おいしいドーナツ」と話題、ミスドのゴールデンチョコを食べてみた。
先週、こんな記事が話題になった。
プロ野球・ヤクルトに加入した新外国人、サイスニード投手が「ドーナツの穴場」として、なんとあのミスドを挙げたのだ。
最近「世界で一番おいしいドーナツを見つけた」とのこと。真相を聞くと、「知らないかもしれませんが『ミスタードーナツ』という穴場のドーナツ屋で『ゴールデンチョコレート』という、今までの人生で1番おいしいドーナツに出会いました」と笑顔で教えてくれた。
しかも「今までの人生で一番おいしいドーナツ」と語ったのが、ミスドのなかではやや地味なポジションにいる「ゴールデンチョコレート」だった。
これである。
うーん、たしかに見たことはあるけど、そんなに印象に残ってはいない。
僕自身は子どもの頃からミスドに行ったらチョコファッションと決めているので、ゴールデンチョコレートは完全に意識の外にあった。
しかし記事を読んだ翌日、どんなドーナツだったかな?という興味と、もしかしたらサイスニード効果で売り切れてたりして?という野次馬根性からミスドに行ってみた。
そして、僕は衝撃の光景を目にすることになる。
めちゃくちゃ潤沢な在庫があったのだ。
さすがミスド。
プロ野球選手がちょっと言及したくらいでは売り切れない。安心したような、残念なような気持ちで1つ買って帰った。
ゴールデンチョコレートはチョコレート味のドーナツに「砂糖、小麦粉、卵黄などを練りあわせて粒状にし、乾燥させたもの」がまぶされている。その形状を見るに、お皿は必須である。
食べてみると、しっとりとチョコの風味がするドーナツに、カリッとした歯ざわりのつぶつぶが心地よい。
そしてこのつぶつぶがポロポロと落ちる。そんなの気にせずもぐもぐと食べる。コーヒーを一口飲む。これぞミスド。そんな味だ。
サイスニード投手の言うように、これが世界で一番美味しいドーナツなのかはわからない。
でも、ミスドのドーナツはどれも誰かにとってきっと特別なドーナツだと思う。子どもの頃、親に連れて行ってもらったミスドで、1つだけ選ばせてもらったドーナツの味は忘れない。
何人かに好きなミスドを聞いてみた。
ある人は言った。「オールドファッションしか食べない」と。別の知人は「やっぱりポン・デ・リングかな」とつぶやいた。ポン・デ・リングを好むのは比較的若い層だと思う。昔はなかったのだ…。「あの麺類が好き」と言う人もいた。深夜の飲み放題コーヒー、そしてカフェ・オ・レ。
みんなの中に思い思いのミスドがある。よかったらあなたのベスト・ミスドを聞かせてほしい。
なお、サイスニードと同じ趣味を持つ知人が1人だけいたことも記しておく。