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方向コンストレイントを利用した視線の制御(modo過去記事)

はじめに

以前別のブログで載せていた3DCGツールmodoのメモ記事を引っ越ししたものです。
古いバージョンのものになりますが基礎部分は参考になるかと思います。

方向コンストレイントを利用した視線の制御

modoの方向コンストレイントを利用した視線の制御を紹介します。

具体的に説明するとターゲットを用意しコンストレイントを適用する事で視線がターゲットの動きを追いかけるというものです。
実際にやってみます。

まずはモデルを用意します。
顔に眼球が配置されているモノです。


顔と目のオブジェクトを別メッシュにしておきます。

「顔」


「右目」


「左目」

アイテムリストで
「face」
「eye_r」
「eye_l」
と名前をつけました。


つづいて、アイテムのセンターの座標を調整していきます。
「face」は特に今のままで問題無いのですが、
「eye_r」「eye_l」の目にあたる部分はそれぞれのオブジェクトの中心にセンターを配置する必要があります。

アイテムリストで「eye_r」を選択します。


「5」キーを押して「アイテム」選択モードにします。
「編集」>「センターをバウンティングボックスへ」>「センター」をクリックします。
「eye_r」のセンターをオブジェクトの中心にすることができました。


「7」キーを押して「センター」モードにします。
「センター」がオブジェクトの中心になっているのが確認できます。


「eye_l」も同じように「センター」の座標を調整しておきましょう。

「eye_r」「eye_l」左右それぞれの目のセンターの調整ができました。


次にコンストレイントの設定をしていきます。
「セットアップ」タグを選択します。


「ロケータ」を追加します。


追加した「ロケータ」は目の前方に配置します。
「表示」の「ロケータシェイプ」を調整して解りやすい表示にしておきましょう。


「Shift」を押しながら「eye_r」「eye_l」「Locator」を複数選択していきます。
「Locator」は最後に選択してください。
最後に選択したアイテムが視線のターゲットになります。


目のような複数のアイテムをコンストレイントする場合
「Ctrl」を押しながら「モデファイア」の「方向(複数)」をクリックします。


ターゲットとなっているロケータを移動させてみます。

目がロケータを追いかけているのが確認できます。


以上で視線の制御をするための仕組みが組まれました。
キャラクターをセットアップする際に仕込んでみてください。

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