社会人5年目、春
社会人5年目を迎えた。26歳。
今年度から上司になった方が、私が入社したときに社会人5年目くらいだった気がする。同じ会社に4年もいたのだということに驚きを隠せない。
担当しているサービスや仕事も、1年くらいやり続けたことになる。同じチームにいた先輩方が別業務へ移ったり、チームに所属はしているものの軸足を移したりしていて、必然的に自分が対応する範囲も広がった。5年目は、そういう時期なんだと思う。
元来、私は仕事が好きなんだろうなと最近思う。しんどかったり、面倒だなと思うこともあるのだけど、自分がやったことが誰かの生活に結びついたり、未知の経験をできたり、これまでなかった視点で社会が見えたり、難しい課題を前に頭をひねったり。そういうことが面白い。ありがたいことだ。
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もう一つ、新年度に入って驚いていることがある。調子のいい日が、3週間も続いているのだ。
そうそうないことだ。変化に敏感に反応する心身で、気候の変化、ホルモンバランスの変化、仕事環境の変化、そういったものがあるたびに生活の調整を加えないと毎日を過ごすことがままならない。
それが、だ。新年度を迎えてからすごく調子がいい。仕事は捗るし、読書も捗る。それなりに家事もしている。休日になれば思うままにまちを歩き、好奇心が満たされる。
自分の内から出てくるやりたいこと、外から受けた刺激によって挑戦したくなったこと。こういうことを好きなだけできる身体に、こころが喜んでいる。
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ミチミチとした心身で、わあっと動く自分とは別に、やや戸惑っていたり、心配している自分もいる。
やりすぎないこと、休息や空白の時間もとることを念頭に置いているものの、進め方のペースが速いのは確かで。そんなスピード感だと保たないんじゃないか、いつもならそろそろぐったりする頃だぞと忠告している。
喜びにあふれる自分と、心配する自分を話し合わせながら、徐々にペースを落としつつ、やりたいことや挑戦したいことはやり続けられる状態をキープしたい。そんな社会人5年目の、春。
20240420 Written by NARUKURU