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愛すべきムダ
某月某日
「さくさくぱんだ」のさっぱり塩ミルク味を買った。パッケージに「気持ち寄り添う70種類のぱんだ」と書いてあった。70種類はやりすぎだ。愛すべきムダだと思った。「愛すべきムダがある」というのは編集者の先輩に教えてもらったことで、非常に気に入っている。
さくさくぱんだ、誰よりも寄り添ってくれてるぜ…!と感動しながら、ふと、コアラのマーチの絵柄の数を調べてみた。365種類あった。ぱんだを上回るコアラの気づかいに、頭が上がらない。
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某月某日
本格的に暑いので扇風機を使う。何の脈絡もなく、ぐおぉぉぉぎいぃぃぃと不穏な音を立て始めた。急いでスイッチオフにして、もう一回作動したらスムーズに首降り運転していた。扇風機も暑くてストライキしたくなったのかもしれない。
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某月某日
スーパーへ買い出しに行く途中、ネコを遠目に見かける。そろりそろりと近寄って、ようすを見ていた。ネコは「誠に遺憾です」という顔をしていた。ごめん、ネコ。
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某月某日
今日までの2週間くらいを振り返って、良い調子だぞと嬉しくなった。書いて、切り離して、読んで、取り込んで、そういう日々を送っていきたい。そして今日も本を読む。
20230621 Written by NARUKURU