home country@アフリカあるある①
アフリカの実家に帰るとき、必ず利用するホテルがある。
本当はずっと地方に滞在していたいのだけれど、なんせ日本から丸1日かけて帰省している。フライトは慣れているとはいえ、その後の余暇を楽しむために、都心の高級ホテルにお世話になるのだ。
御用達のホテルには、レストランが併設されている。ローカルフードはもちろんのこと、イタリアンも抜群にうまい。ちょっと高いが、まあ仕方あるまい。
ディナーの時間。今日は何を食べようかな~と脳内会議をしながらレストランへ。
今日は豪勢にピザで行こう!そう決めて早速オーダー。
ぼんやり外の風景を眺めたり、今日のできごとをノートに綴ること1時間。
まだ来ない。まあそういうときもあるよね。ドイツ人でバックパッカーをしている、そんな人とおしゃべりを始めた。
そうして待つこと30分。トータルで1時間半後。
「ごめん。食材の在庫なかった。他のメニューでもいい?」
ちょっと申し訳なさそうな、でも心の底では許してくれるよね?と思っていそうな顔で、ウェイターがそう言ってきた。
なぜ今まで気づかなかった?どうせ厨房裏でおしゃべりしていて、私のオーダー忘れてたんだろ。
まあ、そういうところが憎めなくて、好きなんだけどさ。こっちもお腹がすくであろう1時間前にはオーダーしてるから、なんの問題もないよ。
愛らしくて憎らしい、そんなhome countryあるある第一弾でした。