【キナリ杯】幸せの青い鳥
こんにちは。
学生時代ぶりに”面白い”を真剣に考えた
八王子のゴッドハンドことNarukamiです。
本業の整体に支障がでるレベルで
タイピングを続けること2週間。
いい意味で”あきらめがついた”
三ツ矢サイダーのCMかよってくらい
久しぶりにすがすがしい気持ちだ。
さあ、いきなり本文だ。
vivaキナリ杯!!
行列のできるトイレ
ブッ!!
ある日、末の娘(4歳)が
かっこいいオナラをしたのだ。
変にブゥ〜〜と長く続くのではなく。
ブッ!!とキレのあるやつだ。
うっかり私と妻は言ってしまったのだ。
「おっ、かっこいいオナラですねぇ。」
これがマズかった。
いや、美味しかったのかもしれない。
「かっこいい」なんて聞いたら、
黙ってるわけにはいかねぇよな?
と言わんばかりに、次男(7歳)も
自分もかっこいいオナラをすると言いだした。
ん〜〜〜〜〜っ!!
頑張ってかっこいいオナラを披露しようと
次男は顔を梅干しみたいにしていた。
すると、お父さんはわかっていましたよ。
”そう”なりますよね?
と、温かい目で見守ってあげられる事態になった。
「ちょっと出ちゃったかも、わかんない。」
おトイレに行きましょうね。
次男はおトイレにGOだ!!
すると、なぜかしたり顔の娘が調子にのった。
「もっかい、かっこいいオナラちよっか?」
やめなさい。
お父さんわかってるから。
お前さんは今、たった今、
目の前で起こった”奇跡”を
もう忘れてしまったのかい?
したり顔の娘からは
聴力と思考力が消え失せる。
もはや親の威厳も、先人の知恵も、
そうソクラテスの哲学さえも意味がない。
理屈ではないのだ。
ハートなのだ。
娘のかっこいいオナラをしたいという願望は
人間の理性や理屈を超えたその先にあるのだ。
いや、むしろ何も超えていないかもしれない。
そこは置いとくとして。
とりあえず父親として一言だけいっておこう。
「やめときなさい」
とりあえず言っただけだ。
無駄なことくらいわかってるさ。
でも、大人として逃げちゃいけない時って
あるよな?わかるだろ?なぁ?
お父さんは親として、
いや、1人の人間として
一見正しそうなこと言っただけさ。
君のことを真剣に想って
言ったわけじゃないかもしれない。
だとしたらお父さん間違っていたのかな?
君のことを真剣に想ったら、
「もっかいかっこいいオナラして」とか
「まさか、さっきのオナラを超える気か?」
そう言うべきだったのかもしれない。
ほんと、大人ってつまらないよな。
正論ばっかり言って、
子供の気持ちなんて考えやしないんだ。
これでもお父さんは昔バンドなんてやっててさ、
ハードロックが好きだったんだ。
かっこいいオナラを披露したい娘に、
「やめときなさい」だってさ、
ほんと、笑っちゃうよね。
全然、ロックじゃねぇじゃんな。
たとえ、バッドエンドだとしても、
バッドエンドをハッピーエンドだって、
これでいいんだって感じられる。
それがロックだよな。
なのに、それなのに、お父さんは今君に
「やめときなさい」なんて言っちゃったよ。
どうしてかっこいいオナラをもっと、
もっと、もっと渇望できなかったんだろう。
普通のお父さんなんてウンザリだよ。
君のかっこいいオナラをちゃんと応援して
君と一緒におトイレに行くことにするよ。
最愛の娘よ。
お兄ちゃんを超えなさい。
かっこいいオナラをもう一度してみなさい。
お父さんは君と一緒に2階のトイレへ
あわてず、ゆっくり、この時間を味わい、
ズボンの脱ぎ方を考えながら行く。
その準備はできているんだ。
でも、できればご飯の時じゃない方が
お父さん嬉しかったな。
お父さんもなんだか、
したくなってきちゃったもの。
キナリ杯につかまった
noteの記事でキナリ杯のタグを見かけた。
調べるとなんだか面白そうな催し。
うーん、なんか面白い記事か・・・
そんなこんなで1週間ほど考えていた。
と、考えていても始まらない。
こういう時はとりあえず構成も考えずに、
書きまくってみようなんか出てくるかも。
手が痛くなるくらい鬼のタイピング
打つべし!打つべし!!
打つべぇぇぇぇし!!
面白さがしの旅に出た私はひたすら、
そう、ただひたすらタイピング。
謎の整体×怪談話を書き。
謎のモテモテするための記事を書き。
(半分書いて3万字だったよ)
消しては書き、見直しては書き。
熟成下書きが山ほど増えたわ。
チーズかワインのように発酵させて
そのうちいただくことにするわっ!!
そんなこんなで大の字になった
うあぁわぁ〜。
こりゃぁキツイわ。
岸田奈美さん限定だもんなぁ。
会話もデートもしたことない人が
何を面白がるかなんてわかるかいな。
な、なんておそろしい難題なんだ・・・
そして、大の字になってフと思った。
自分が面白いことってなんだっけ?
あぁ、そうか。
今の自分は子供のことばっかだな。
子供たちが日々私のことを笑わせてくれる。
自分が面白いと思うものしか書けないな。
肩の力がスッと抜けて楽になった。
だから、私のキナリ杯の記事は子供の記事だ。
自分の頭の中を探すより、
目の前に面白いことは転がっていた。
今の私にとっての最高のエンターテイメント。
最高だぜベイビー。
Narukami