ローカルニュースと自殺報道

あらためて兵庫県知事の一連のニュースって、兵庫県のローカルニュースなのに全国ネットで毎日報道するようなニュースなのかと思うわけです。
3月の告発文書騒動や告発者への県の処分の際の取り扱いの大きさが、この話題の適正なサイズだと思います。
もちろん地元の神戸新聞やサンテレビはメインでやるべきテーマだと思います。

この問題が全国ニュースになったのは、7月に告発者が自殺したからですが、これでニュースバリューが上がるというなら、マスコミは消極的に自殺を推奨してるようなものです。自殺報道のガイドライン的にも望ましくありません。
センセーショナルに扱ったり、問題解決の手段として有効だっていう印象与えたりすべきじゃないわけです。

2名の県職員の方が自殺されているわけですが、そのことでニュースバリューを上げるのは報道機関としておかしいですし、労災やパワハラの認定は結果だけ報じれば良いはずです。

亡くなられた方への義憤や正義感、あるいは同情を煽るような報道は、自殺防止の観点からは逆効果となる面もあります。

ワイドショーの問題点として、民放各局が毎日繰り返し同じテーマを放送するという点があるわけですが、自殺報道と組み合わさると、デメリットが大きい。


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