【感想】ワンルームエンジェル
大人になってから、こんなに泣いたことあるかというくらい涙が止まらず、危うく吐きそうになる程だった
息ができなくなるくらい号泣することになるので、
相当覚悟を持って読んだ方がいい。
とはいえ、ただ可哀想とか、悲壮感とかはまったくなく、読後は、完全にポジティブな状態になれる。
BLという括りにしておくのはあまりにも、規格外な作品だった。
本当にすごい!!
読めてよかった。
ドラマ化もされてたのか・・・
BLのこと全然知らなかったけど世の中ではこんなにブームになってたんだなー
乗っかれてないことに、諦めやめんどくささがあり、全然、自分の範疇にないものに興味を持てていなかったが、BL作品は読めば読むほど、上には上?というか才能と才能のぶつかり合いというか、神作品がたくさんありまくり、
今までなんで読んでなかったんだよ・・・残りの人生で、全部のこの良作読みきれんのかよーー!!!
と、頭を抱えるばかりだ。
時間がいくらあってもたりない。
繰り返しも読みたいけど、他の気になる作品もめちゃくちゃあって・・・
ああ、もう日曜日も終わってしまう。。また一週間頑張んないと。
だけど、しっかり働かないと、読みたいものも読めないし・・・というか読みたいものがあるから頑張れる?とも言えるけど・・・。
はらだ先生、素晴らしい・・・
最初はレビュー数的に「にいちゃん」が気になったのだが、あまりにも恐ろしいことばかり書いてあったので、ホラーだったらどうしよう。。。と思い、
王道?の「ワンルームエンジェル」からスタート。したはいいが、冒頭の通り、夜中にうっかり読むもんじゃなかった。呼吸困難になった。
今朝、もう一回朝のリフレッシュ?した頭で読んだが、2度目も一度目以上にもっと泣けてしまって、窒息しそういになった(学習能力なし。でも後悔はしてない)
そして、もう一ステップを進めようと、「やたもも」へ。
こちらも素晴らしかった・・・
沁みる。かわいい・・・痛々しいけど、最終的にちゃんと愛でぐるぐる巻きになって、めちゃくちゃ幸せな気持ちにさせていただいた。
かわいいよーーーー。
これも何回も読みたい。
はらだ先生・・絵もすごい好きだ。柔らかいのすごい好き。
瞳も笑顔もたまらない。
笑顔だけで、泣けてくる・・・すごい画力。
そして・・・
ここまで読んで、これだけラブがたっぷりの作品を手がける先生だから、きっと腕がちぎれたりとか、首がもげたりとか、呪いとか、スプラッタ系でないことは理解したので、(そもそもBL界では基本的に登場人物を苦しめまくるだけのはないとは思うが)
本丸?の「にいちゃん」を読んでみた。
ほほー!
レビューを読んで、ビビり散らかしていたが、いい意味裏切られた。
よかったーーーー。
いや、よかったという表現でいいのかわからんのだが・・・
朝井リョウの「正欲」を読んだような気持ちになった。
わからない。
自分以外の誰かにとって、何が幸せかは、わたしの主観で決めちゃいけないってわかるんだけど、どうしても、それを覆すのって難しい。
それぞれが譲れないのだからこそ、
当事者でないひとが、他者同士の関係性について、余計な口を出すべきではない、ということだけは、わかる。(ただし、双方が合意している場合のみ。一方が苦しんでいる場合においては、他者が積極的に介入していくべきだと思う)
否定もしない、肯定もしない。ただ、そうなんだねって知る。
自分の物差しで理解した気にならず、可能な範囲で想像してみる。
っていうのが、今のスタンダードなんだと思うけど・・果たして現実社会はどうか。
・・・
理想と現実のギャップ。
たとえば、自分の子どもたちが、積極的に、一般的価値観から著しく外れた人にのめり込んで行った時に、そこまで冷静になっていられるんだろうか。
身体中に謎のアザや傷を作ってきたとしたら・・・?
まあ、冷静でいるなんて、無理だろう・・・
けど、正論ではなく、物語で、そのシチュエーションを想像する機会を与えてもらうことで、視野を広げることはできたのではないかと思う。
いや、そんな真面目な話しなくても、単純に漫画として面白かったんだけど・・・。
で、次は、「カラーレシピ」を買ってみた!
楽しみー!
まだまだ、読み応えのありそうな過去作品や、最新作品もあって、めちゃくちゃ嬉しい。
リアタイで追うのもいいけれど、完結しているやつを、ドバッと読むのがやっぱいいんだよなー。