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MAVIC OPENPRO UST導入メモ

ようやくMAVICのチューブレスリム、OPENPRO USTが組み上がった。手組ホイールの情報は少ないので、後に続く人のためにもいろいろ苦労した点をメモに記しておく。

OPENPRO USTはまだまだ日本に入荷が少ないらしく(2017年12月現在)、代理店契約があるところでもなかなか回ってこないらしい。今回も正規代理店でリムだけ買って、お世話になっているVelo stand Kyotoさんに持ち込むという方法を取った。

MAVIC商法で、「純正で固めろ」というお達しらしいので、タイヤ、リムテープ、チューブレスバルブを揃えようとしたが、ここでもいろいろ大変だった。

◯タイヤ。リムを手に入れるまで気づかなかったが、USTの完組ホイールのリム内幅は17ミリ、OPEN PRO USTは内幅19ミリ。こうなると適合タイヤサイズが28C以上となる。例の1.4問題というやつ。これまで使っているタイヤが26c(パナレーサーグラベルキング)だったので、これ以上太いタイヤが入るかなと思ったらフロントフォーク(woundup road fork 1.1/8)もリアのキャリパーブレーキブリッジもなんとか入った。もうぎりぎり。ロードバイクに28cのタイヤをつけるのは特殊なユーザー層だと思うので、この点は要注意。


別メーカーのチューブレスレディタイヤをはめているショップ店員さんもいらっしゃいますが、直接ヒアリングの結果、「普通にきつい」らしい。OPENPRO USTがその「着脱のしやすさ・優しさ」を発揮するのは、MAVICの純正タイヤに対してだけ。そして、リムがかなり薄く作ってあるので、無理にはめようとするとリムが凹む(らしい)。

◯リプテープ。MAVICの純正リムテープはどこにも売っていない(2017年12月現在)。NOTUBESのテープで代用。

◯チューブレスバルブ。MAVICのUSTバルブは通販で見かけるが、全て35ミリ。ところがOPEN PRO USTはけっこうリムが深く、35ミリでは短い。MAVIC純正だと57ミリがあるが、これの国内入荷は2018年以降になるそうだ。通販によってはサイズ表記がない場合も多い(2セット買ってから、合わないことに気づいた)。これもNOTUBES44ミリのバルブで代用。

◯シーラントは必須。シーラント無しでは一晩で6bar が2barぐらいまで下がる。シーラントを入れると、一晩おいても5.5barをキープしていました。

そして手組みが現在置かれた状況で一番悩ましいのは、11速スプロケへの対応だ。今回手持ちのデュラハブで組んだのだが、天下のシマノですら、手組み用のハブの新作をリリースしなくなった。そして11速で手組ホイールを運用するためのリア非対称リム(これまではDT SWISSの非対称リムを使用)にMAVICは対応していない。今回もビルダーさんにかなり無理を言ってなんとか仕上げてもらった。

これでようやく実走に使えるようになった。しばらく乗り込んでまたレポートします。

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