気持ちだけでもLivingAnywhere
こんにちは。LivingAnywhereのなるあやです。
今年も残すところ半月を切りました。もうすぐクリスマス年末お正月!恒例の帰省がなくなり、残された時間はもう嵐のことで頭いっぱい。だけど、そろそろ各イベントの食事どうするか考えねば汗
家族と過ごした2020年
今年は家族と過ごす時間が本当に多かった。お母さん役重めの私には、外出自粛下の家族の食事(しかも好き嫌い強めのが2人)が何より大変でした。食事やコミュニケーション、遊び、安心など、家庭に求められるものについて改めて考えたり、逆に一緒に居過ぎるの大変…と悩んだり。特に子供が幼稚園に行けるまでは、やるべきタスクの多さ、責任、悩み、疲労、そして自由のなさに自分一人で何役もこなすなんて無理だー!と匙を投げそうになった(いや、投げた)りして、徐々に取り戻した日常では、支えてくれる存在のありがたみを感じながら、これからの家族や暮らしのかたち、自分の中のバランスをどう保っていくのがベストなのかについて、思いを巡らせました。
LA×家族とは?
LivingAnywhere(以下時々略称:LA)にとっても、家族というのは一つのテーマであり、課題です。LAイベントに家族を連れて行くってなかなかハードルが高いと。ワーケーションや多拠点生活も、どうも ”若者” や ”自由人” がやっているイメージ最強。皆がテレワーク出来るわけではなく、幼児がいたら、テレワークだろうがなんだろうが、やりたいことと育児との両立が至難の業。夫婦のスケジュール調整も必要。イベント行ったところで本当に働ける?子供の学校は?そもそも家族は皆、本当に行きたい…?
そんな話もあり、まずは自分たちで ”敢えて家族や世代を絡めたLA”を実践してみようという流れに。事務局メンバー中心に集まりました。集合場所はLivingAnywhereCommons拠点の一つ、八ヶ岳北杜。1ヶ月ほど前に開催…レポート遅くなりました。
このLA体験、とっても素晴らしいレポートを書いて下さったメンバーがおります。小学生男児を連れて参加された越智さん!初めてLAに参加するってどんな感じ?が凝縮されてる。ぜひこちらも併せてお読みいただきたいです。
というのも…なるあやはこれに行けなかった涙 行けなかった理由を並べてもネガティブなので、行けないながらも頑張った証と、貴重だった体験について、代わりに書き残したい。
気持ちだけでもLivingAnywhere
1.イベントを勝手に命名「やつがた家」
最初は「移動型拡張家族(仮)」や「移動型多世代ワーケーション(仮)」てことだったのだけど、議事録に書くの大変で、勝手に考え始めました。家族という言葉がずっと頭でループ。場所は八ヶ岳。家族家族家家…八ヶ岳八ヶ岳やつがたけけけけ家?…やつがた家!?(ちょうどその時見たかったニノの映画「浅田家」が私に神の手を差し伸べた)
しかし本心は滑るかなと。再考覚悟で、とりあえず共有。そしたら思った以上にいい反応!そして新しく出会った方にいきなりこのネーミングを褒めていただくという印象的な出会いも。命名して良かった。行ってないけど涙
2.オンラインな出会い
参加者との連絡手段であるメッセンジャーグループに私も混ぜてもらいました。ここでLA歴の長い方々3、4名に初めてご挨拶。オンライン上での出会いを体験。
ここで助けられたのが、仲介役でもあるメンバーの星さんが私のnoteをふと他の方にシェアして下さったこと。おかげで、初対面にありがちな心の壁が一気に取り払われたのを実感しました。何だかLAなるあやの名刺のような。いやそれ以上の何かコミュニケーションツールとしてnoteが活きてくれそうで、何かほっとしたのです。
先ほどネーミングを褒めていただいた場もこのメッセンジャーでした。実際に会う形の ”初対面” て何を喋ったらいいか思考停止になる私には、こんな事前にオンラインの出会いをするのも悪くないな(むしろ良い)と感じた出来事でした。しかも皆ノリが良い。良すぎる。タイムラインが途端に活性化。前日まで割とのんびりかと思いきや、当日急に全員が200%行動力を発揮し始めるところにも、早速の生のLAらしさを感じ、行けない私でも何だかワクワクが始まりました。
そしてこの記憶に残る出会いが、後で私の気持ちをまた一つ前に進めてくれます。
3.メインイベント「焚き火を囲んでLAを語ろう」にオンラインで参加させてもらおう!
集う場だけでも参加出来たら本望…と思い、焚き火セッションへのオンライン参加を恐る恐る申し出ておいた。ここもフットワーク軽め。皆さんオンラインで繋ぐスキルは、外だろうが火の前だろうが、そこにあるコンセントにプラグを挿すくらい御手の物。機材の相談がサクサク進んでいくのが、とっても頼もしい。
しかし、3歳男児がいては友人とのオンライン飲みも号泣により強制終了だった私にとって、オンライン参加もハードルが高い。LAって参加するからにはやはり子供自身も楽しめるものがいいよね。と話していたのをふと思い出した。ここはばあばの力を借りてのびのび参加させてもらおうと、子供を連れて実家へGO。これで子供も久々にばあばと遊べて、私も参加出来てwin-winだ!
そして当日夜になり、待ちに待ったオンライン参加。昭和の匂いのする実家の和室から、母の用意してくれたあったかいおでんを並べてZoomへログイン。何だか繋いだ先でダウンを着込む皆さんが、月面に到着した宇宙飛行士みたいな。昭和のあったかい和室とはまるで違う世界にいる。時代を越えて宇宙まで行ってしまったくらいのギャップ。焚き火、、、やってました!残念ながらその炎の暖かさはやはり伝わらない。
とりあえず始まる関根さんのキャンピングトレーラーツアー。最近トレーラーが人気だそう。ブーム前からいち早くこれを自分のものにしていた関根さんの先見の明と行動力すごい。…というかLA生活の実現に運転は必須だよねと痛感し過ぎるペーパーの私。
そして、何やら八ヶ岳の夜の野外が極寒らしい。焚き火はしてるけど、とても語らうまでに体が温まらない…辛い…ということで、一旦ここでオンライン参加打ち切り。ガーン
現地とのリアル温度差を感じながら、状況の変化に対応しつつも、ちょっとした寂しさを感じる。いや、仕方ない。現場は私どころではない。ここにやはりオンラインの限界が見える。ちょっとテンションも下がり気味に。現地の状況がリアルに伝わらない分、最大に働かせる想像力が不可欠。ちょっと私もベランダにでも出てみようか…。藤村さんから、流れ星の飛ぶ素敵な夜空写真が送られてきて、そこに私の願い事もそっと託して、一旦(心の)幕を閉じました。
4.なるあやは諦めない、深夜にスッピンパジャマで再チャレンジ
そこから数時間後。うーん。お風呂も入ったし、そろそろ寝る?子供はばあば家で興奮していて寝る気配ゼロ。せっかく実家に来たけど、自分は何も達成出来てないという勿体なさを感じ、現地の様子が気になって再度探りを入れてみた。「繋ぎましょうか!」の関根さんの優しい一声で、夜の語らい@室内 にオンライン参加させてもらうことに。
しかし、ここで自分がスッピンパジャマ姿(しかもばあばのピンクの花柄ガーゼ製を着用)であることがハードルに。オンラインな出会いを既に果たした参加者のスズケンさん、陽介さん。この時点ではまだ名前すら危うく、画面上もどっちがどっちか定かでない状況。こんな姿で「こんばんわ〜(これが)なるあやです〜」という勇気はない。しかしカメラオフでは相手にとっては存在しないも同然だ。悲しい。そこで、たまたまそこにいた、ぬいぐるみ、緊急出動!
もしここが本当の初対面だったら、多分断念してたと思う。だけど、さっきのLAメッセンジャーな感じだったら大丈夫!突入!と勇気が出た。そこにぬいぐるみもいたおかげで、再び私の心の扉を開けることが出来て、LAについて新しい意見交換をし、視野が広がり、とってもいい時間が過ごせました。声かけてみて、良かった。
5.感じた課題
少しでも参加出来て良かった!と感じる一方、やはり課題だったのは、ばあばがいても自分が「母」から解放されることはなかったということ。和室に度々入ってきてはPCを触り出し、映りたがり、深夜も私の選んだぬいぐるみが気に入らないと選手交代を強いられ、我が子相手にちょいちょいイライラする。合間に子供の歯磨きを忘れていたことを思い出して、途中退席。寝てくれてたら万々歳だったけど、こういう特別な日こそ、大体寝ないんだ。故に私も「母」が終わることがなかった。そして同じく「母」である星さんが、何やら子供を見に行ったまま戻ってこないことを画面越しに感じていた。翌日、子供と寝落ちしていたとのご報告が。やっぱりそうだよね…
LAで「自分らしくを、もっと自由に」を追求するには、やはり役割上の自分ではなくて、個である自分がとても大事だなと思ってた。ここでもそれを実感しました。自分が好きで結婚して、子供をもうけたわけだから、妻とか母とかを一概に ”制約” と言うのは違うのだけど、そういう「ちょっと役割から解放されてみる」というふとしたアクションが、その後の自分らしさや自由の再発見に繋がるのかな、なんてことは常々思います。
「出会い」「参加」「集まる」の形を、ちょっと変える勇気
LA体験というにはまだまだ及ばない今回のオンライン参加でしたが、それでも得たものは多かったです。新たな出会いもあり、立派なオンライン体験でもあり、何よりこれまでただ ”話してただけ” のことが「うんうん、そうだよね」と形として見て感じられたというか。LA内で振り返りをした際も、話の伝わり方がこれまでとは全然違いました。
色々事情が重なる度、イベントに参加出来ない自分に悔しさを感じてきていたけど、一方で自分なりに出来ることはあるんじゃないかな、と思う。何かのチャンスは意外なところにあるかもしれないとか。参加側だけじゃなく、開催する側としても。ちょっと横道逸れるけど、今、嵐が活動休止に向けてオンラインやコンテンツを駆使して、沢山のチャレンジを繰り返す姿にもすごくパワーをもらっている。きっと出来る!と、願いと時間を重ねてきた計画が崩れに崩れ(アメリカ公演もなくなり)心から悔しいだろうに、だけど最後の最後まで気持ちを止めることなく、限られた時間を最大限に大切にして、形にして、笑顔でいる。すごく胸を打たれてる。(ちょいちょい嵐話を挟んでスミマセン)。
LAを通じて、何だか少しずつ前に進んできている実感
何かを始めたいと思うとき「やっぱ今じゃないな」「それどころじゃない」という気持ちと葛藤することがある。だけど、実際に行けなくても出来なくても、その世界をまず知れるだけは知っておく、やれるだけはやっておく。いざというときまで、密かに気持ちを育てておくことは出来るかも。そう思える力くらいは、最近得てきた。
それに「いよいよ出来るぞ!」のチャンスって、予測せずに突然来る。そんなときに備えて、気になることがあるならどんどん知っておこう。オンライン最高!何でも出来るぜ!というわけではなくて、うまく「活用」しながら、自分の好きなものを広げたり、深めたりしていきたいな。どんなに小さな一歩でも、動かないよりはその一歩の方がいい。その一歩が百歩になっていたときには、見える景色が変わっているし、大きく前に進んでいる自分に気が付くはず。
次回は、改めてLA×家族について思うことを、また書きたいなと思っております。